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…………。
[こてん。]
[少女は自分が毛布に包まれて横たわっているのに気づき、
毛布の中には自分と一緒に大切なおともだち、熊のがすとん
……と、見知った…いや、見知らぬ……?]
[ばたり。
音を立てて玄関の大きな扉を開き、コツリと革靴の底と床に音を立てて屋敷へと入った。
外と違い、止まった空気が頬を撫でた。]
お腹、すいたなぁ。
─中央部・廃墟群─
[しばし、鉄筋の上に腰掛けて風に吹かれていたのだが]
……さって……飛んで逃げる、もできないとなると、ほんとに大人しくお達しを待つしかない……って事になるかねぇ……。
[それもそれで癪と言うか、性にあわないのだが。
現状、他に選択肢はなく]
……っとに、気にいらねぇ、な。
[苛立ちを帯びた呟きが、風に溶けた]
[真っ直ぐ歩き、階段へと曲がろうとしたがなんとなく人の気配を感じたので広間の扉を開いた。
ふる、と覗いて隅っこに…何か、もぞもぞ動く塊(ベアトリーチェ?)を目に留めた。]
…なんだろ、これ?
[コツコツと歩いて近寄り、横にしゃがみこむ。
つん、と指でつついてみた。]
…………!
[びくり。]
[辺りを見渡せば、先程はいなかった存在に気づき、
その小さな身体を、椅子に座る何かから隠そうと
おともだちの背後に隠れて…おともだちからはみ出る
眠る猫に手を伸ばす。]
あれ。
ユーディットさん、お帰りなさい、
と……
[ユーディットの向かった先にある、といより、つついているものに気付く。]
おはよう?
駄目ですよ、寝ているの、起こしたら。
[その前に起きていたとは知らぬようで。]
…………!!!
[びくり、びくり。]
[突かれれば、突かれたのと反対方向の、
おともだちの陰に隠れて…猫から遠くなってしょんぼり。]
[ブリジットの声に顔をあげ、つついたものと交互に見比べる。]
…ただいまぁ。
[顔が真横になるくらい首を捻ってつついた先を覗き込み]
起きてる、よぉ?
[さて、どうするか。
建物に戻るか否か。
取りあえず、最終的には戻るしかなさそうなのだが]
……その前に、少し身体動かすか。
[呟いて鉄筋の上に立ち上がり、勢い良くそれを蹴る。
ふわり、舞う、銀と蒼。
その身は危なげなく、隣のビルの上へと降り立つ。
それを数度繰り返し、北の方へと抜けていく]
─中央部・廃墟群→北部・荒野─
[さて、良い具合になったであろうぬるま湯に浸されたハンカチ。
本来ならば両手で軽く揉み洗いしたいところなのであるが、右手はぐるぐるの包帯巻き。
と言うわけで左手だけでチャレンジ]
《わしゃわしゃ》
《わしゃわしゃ》
《わしゃわしゃ》
……洗い難い……。
[利き手でもないのだから当然だろう。
それでもどうにか赤い色が薄れるまで洗い、左手だけでぎゅっと水分を絞る。
完全に絞れていないそれを乾かせそうな場所に干し、出来るだけ皺を伸ばす]
…アイロンなんてものはあるのかなぁ。
あれば皺もきちんと伸ばして返せるのに。
[無かった時を考えて、出来るだけ丁寧に皺を伸ばして干した]
[周囲の人物の「寝ているの、起こしたら」と
「起きてる、よぉ?」の対象が自分だとは気がつかず
おともだちの影から、眠る猫に懸命に腕を伸ばして。]
あははは。
[びくびくおどおどする様子に楽しそうに笑って、ぺたりと床に四つんばいになり、さかさかと進んで寄って行った。]
何してるのー?
[「おともだち」の向こうを覗き込む]
…………!!!
[猫に手がとどくかとどかないかで、周囲の人物の内
一人が突如四つん這いになり近づいて
…………少女の中で人物じゃなかったんだろうか?
大きな動物さんなんだろうか?とも考えるけれど
普通に怖い。とっても怖い。
何か話しかけられているが、覗き込まれてもぎゅっと目を瞑って縮こまる。]
……だと、わたしが起こしちゃったかな。
[口許に指を添える。
が、いかにも怪しげな態で子供へと近付くユーディットに眉を寄せて、]
わざと怖がらせようとしていません?
[干し終わると手の水分を拭い、一段落。
階下へ向かおうと部屋を出る。
階段を下りて、広間があるだろう方向へ曲がると]
…あれ?
こっちは玄関?
[しっかりかっきり間違えた。
反対側だったか、と踵を返し。
ふと、確認のためにモニタールームへと入る]
─北部・荒野─
[幾度目かの跳躍の後、前方に開けたのは明らかにそれまでとは違う場所。一際大きな跳躍でその空間へと飛び込んだなら、包み込むのは先ほどよりも冷えたような、大気]
……空気が、違う……か?
[ふと零れるのは、そんな呟き。
変化としては微かなものだが、それを感じ取れるのは、今は獣の感覚を解放しているためか]
……っと……。
[す、と。細められる、蒼。
解放された感覚は、空気の変化以外のものも、捉えて]
あはははははは。
ねぇ、かくれんぼ?
ボクは、ユーディット・クリューガーだよぉ。
[口を横にひっぱった笑顔で、縮こまるベアトリーチェのほっぺたをつつこうと桜色の爪の骨ばった指を伸ばした。
ブリジットの言葉には、ちら、と顔を向けて あははははは、と笑顔を見せた。]
全く、もう。
[本を置いて立ち上がり、ユーディットに歩み寄る。
とりあえず引き離そうかとして、伸ばされた手は、ちょうどよさそうな、エプロンの腰のリボンへと。]
ええと……あああ、やっぱり反対側だ。
…なんで単純な構造なのに間違えたんだろう…。
[昇った階段と降りた階段が違ったことに気付いていない。
見取り図を再度確認していると、別のモニターに小さな影を見つける]
……?
[モニターの下部には『北部』の文字。
今まで静止画のように変化が無かった画面に影を齎したのは、先程であった姿。
他の三つのモニターには相変わらず変化がない。
先程彼は外へと向かった。
となると、これは現在の画像なのだろうと考える]
何故、こんなものが──?
[疑問に思いながらも、しばし食い入るように見つめる]
番犬登場……ってか?
っとに、躾がなってないねぇ……。
[『招待客』を見つけた途端にこんな反応するなんて、と。
呟きはどこか楽しげで]
これなら、ウチのクヴェレとヴィーゼの方が、よっぽど躾がなってんぜ!
[路地裏で飼っている犬たちと比較するのもどうかと思うが、突っ込みを入れる相手もなく。
ひょい、と軽い跳躍でその場を離れる。
後を追うように突っ込んでくるのは、白銀の毛皮に包まれた、四足の巨躯]
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