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[治療を受けている中、断続的に襲い来る痛み。
燃えるような熱さ。
その全てを、笑みを浮かべて、耐える]
……うん。大丈夫。
もう、全然痛くないよ。
[痛みは、止まらない。
きっと、神の領域に踏み込み、そこから逃げ出してしまったことへの罰なんだと思った。
だけど、そんなこと言ったら、いつまでも心配される。先生は優しいから。
先生は、私だけのものじゃないから、独占していてはいけない。みんなに必要とされる人だから、こんな痛み、耐え抜いてみせる]
あまりのんびりしていると色々な可能性が見えてくるだろう。
この世が塔だったら。星が落ちてきたら。
どちらも想像するだに恐ろしい事だ。
たとえば此処が船上であったなら……
そう、船上であれば!
箱舟の中であるならば、残るのは一組に過ぎないのだよ。
我々の多くは消えてしまう。
戦慄すべき。もしくは混乱すべき事だ。
増して残るのが一組でなかったとしても。
鳩が見つけるオリーブはそこにあるか。
[ハインリヒに、いつものように語り出しながらも、一応付き合う心持ちではあるようで]
主より先に朽ちた物はがらくたとされ。
主が先に朽ちた物もまた、がらくたとなり。
物とは随分理不尽な本質を与えられている。
[ペンを見つつ、ぽつりぽつりと]
[ユリアンに体を預けたまま、気がつけば何時ものようにぼんやりと、辺りを見ていた。
ひどく、疲れていて。
それは色々な事が最近になって立て続けに起こった所為ではあったが。
他にも話したい人、話したいこともあったような気がするのに、今日はもう全て捨てておいてしまいたい衝動に駆られて。
それでも二日も何も食べないわけにはいかず、軽めのものとスープを食べおえてから、ユリアンに送られて娼館へと戻っていった。
眠り落ちるその手には、伝えられた黒い石と、たゆたう真白の石の小瓶が*握られていた。*]
ふむ。なるべく気を付ける事にしよう。
医者殿の忠告を聞かないわけにはいかない。
こうして真面目なところが私の褒められるべきところだ。
[色々と言いつつもオトフリートに頷き。ユーディットからハンカチを受け取って]
有難う。今度返そう。
[駆けていく姿を見送った]
[ブリジットの話の前半はいつものように「ふんふんへー」と聞き流し。ガラクタの話に対してだけは]
まあなあ。
だからこそ、一緒にいる間は大事にしてやれってこったよ。人でもモノでもな。
ついでに言えば、てめーの身体にしたってな。
[そう言いながらひょいひょいとペン先で先ほど傷ついた手を指してニカと*笑う*]
…無理はしないでくださいね。
私はミリィの笑顔を見ていると心が落ち着きますが。
苦しみを押し隠して笑うのを見たいのではありませんから。
[立ち上がり、その肩に手を置いて静かに言う。
それから隣の椅子を引いて自分も座った]
さあ、私たちも少しは何か口にしましょう。
身体を動かすのも何かを考えるのも、活力源が無ければできませんからね。
[ふと、治療が終わって見渡してみると、随分と人が減っていた]
あれ……?
話し合いは、もう終わったのかな?
考えてみれば、私、何もしてないな。
はは……。
何しに来たんだろ、私。
[役立たず、才能無し。
そんな言葉が頭に浮かんだ。
頭を軽く振って、暗くなりそうな気持ちを、無理矢理に奮い立たせ、笑ってみせる]
[オトフリートの言葉には]
……大丈夫。本当に苦しいときは笑えないから。
そんときに、助けてもらえれば、それでいいよ。
……それから、やっぱ私、家に戻るね。
ご飯。家にあるから。それ食べなきゃ、母さんに怒られるよ。
それに、絵の続きも、描かなきゃいけないから。
じゃ……また明日。
[立ち上がり、笑顔で手を振って、走って誰も待つものがいなくなった*家へと戻っていった*]
滅亡や終末の芽は容易に見つかる。
何故か。無数にあるからだ。
蓋が天でなく地にあれば――
ああ。有限であるからこそかい。それも真理。
そうする事にするよ。
[語りを一旦止め、ハインリヒに。有難う、とは短く言って。それから暫くは食事をとったり、ノートに何かと書き綴ったり、また語ったりして過ごしていた*だろう*]
そうですか。
…何かあったら呼んでください。
すぐに行きますから。
[家に戻るというミリィに付いて行こうかと一瞬思ったが。
常に共に居るというわけにもいかない以上、笑顔で手を振る姿に頷いて見送ることしか出来ず]
いいのですよ。
女の子には一人の時間も必要というものでしょう?
[こちらを見てくるティルに苦笑を返しながら座り直す。
しかし実の所自分にも食欲は無く。水と干し葡萄だけを頼むと、それをかなりの時間をかけて飲み込んで*いった*]
-娼館・自室-
[目が覚めたが、ベットから起き上がることは出来なかった。
ころと横になり、その手の中に有る物を握ったり見たりしながら、小さく息をついた。]
…駄目、かな。
[そう、ぽつりと* 呟いた。*]
−回想/昨晩・厨房にて−
[そもそも普段調理は姉二人に任せているのだから、アーベルがこうして進んで厨房に入る事自体珍しい。理由は二つばかりあったがー
訝るエルザにはノーラを見ていて欲しいと言いくるめ、その場から遠ざけた]
さて、と。
とりあえず、スープと軽いつまみでいいかな。
食欲なさそうなのもいたから。
そっちは……玉葱よろしく。
[鍋やら材料の準備をしつつ、やって来たユーディットに任せるものは、若干酷い]
[昨晩。
物珍そうに若干きょろきょろしながら、アーベルの後について厨房に入った。]
ここってこんな風になってたんだー……。
[アーベルに声をかけられれば、慌てて頷き]
ん、わかった。玉葱ね?
みじん切りにしちゃって良いかな。
[確認しつつ、]
……野菜切る以外のこともできるから遠慮なく言ってね?
[一応、釘を刺してみる。]
客は入らないからねえ。
[そう広くないとは言え、二人が入るには申し分のない広さ。ユーディットの近く、まな板の置かれた場所に、玉葱を乗せる]
いや、スープ用だから薄切り――
と思ったけど、御不満ならミートボールでも作る?
[釘を刺す様子に笑う。
自分はと言えば、じゃがいもの皮向きをしつつ]
で。
[短く、話題の転換を告げる声]
ユーディットって、人狼に詳しいの?
村の人間じゃないにしちゃ、反応が大きかったからさ。
あ、そっかそっか。
[容赦なく玉葱を微塵に切りかけていた手を止め、薄切りに切り替える。]
ちゃんとスープだって作れますっ。もう。
[むう、と少し頬を膨らませてみせながら、玉葱に向き直った。
アーベルの次の言葉には、ああ、と納得したような声を出す。
さくさくさく、と包丁を動かしながら]
話したいことって、それだったのね。
別に皆の前で聞いてくれたって良かったのに。
[わー辛い、と玉葱の刺激からか鼻の前に手を当てたりしつつ。]
詳しいっていうよりね。
ここに来るまでは、私は人狼に仕えてたものだから。
んー……もっと正確に言うと、飼われてた、の方が近いかな?
[さくさく、と玉葱を切る音が響く。]
酷かったよ。
喉がからからに渇いてるのに、水一滴貰えなくて。逃げることも許されなくて。
水が欲しかったら、人狼の命令通りに動くしかなかった。
生きるためって思ったら、人って何でもできるものね。
多分あの頃の私って、狂ってたんだと思う。
[口調はあくまで軽やかに]
幸い、結社っていう機関から派遣された人たちが助けてくれて、心身ともにリハビリしてくれてね。
元通り、とまではいかないけど、今ぐらいには回復できたから良かったけど。
それは聞きたい事。
話したい事は別かな。
[それだけなら、皆の前でもいいんだけど。
そう付け加えつつ、芽を角で抉り取り、慣れた手つきで、包丁で皮を削いでいく]
へえ――飼われてた?
[水を張ったボウルに、一先ず剥き終えたじゃがいもを放る]
なるほど、ね。
……それは災難だ。
[手を止め、軽く肩を竦めた。同情を示すでもなく、世間話の態で]
それでかな。
イレーネの告白もすんなり受け止めたの。
普通は胡散臭いって言いそうなものだから。
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