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[評価は良好。
ひとまず安堵の息を吐き、頭を下げた。
ツィムト本人(?)が天敵の作品をどう思うかはさておき。
受け取った金額を掌の上で数え、ポケットの中にしまう。
リクエスト、の言葉には少し考え]
…何でも。
[あまり詳しくはないようで、結局はそう答えた。
それが色付けの分だとは気付いているのやら]
ティー君じゃないね。
[ほのぼのとリディに答えた。]
あはは、魔法使いって。
料理は慣れたら作れるよ。リディちゃんも、きっと得意になると思う。
……でも年寄りじゃないと思うよ。
一応、22歳だと思うし。
[こっくりと頷いた。]
[どこかへ行ってもどってきたミリィには、うんと頷いて。]
わかった、伝えておくね。
さて、待ってると悪いからおれも移動しようかな。
雑貨屋さんに行かないとね。
さぁて、と。
どの辺りなら、良いかしら。
[ぶつぶつと呟きながら、森へと向かう。
調べる、と言っても、実は探査や調査と言った力の使い方は、苦手な部類なのだが]
……この違和感が、何か、結界的なものであるなら。
それなら、ボクの専門分野なのですけどねぇ……。
[呟く表情は、やたらと真剣だったりする]
ご飯作って欲しそうな人だったら、自警団長さんちとか。
村の平和を守るのに忙しくって、ご飯を作る暇がないんだって。
母さんがたまにご飯持って行ったりしてたよ。
[自分の分を食べ終えて、寂しげに空になった袋をたたむ。]
22歳?
じゃあ、あたしくらいの時から旅してたの?
[推定の言葉には気がつかず、ますます目を大きく開けて、童顔の青年を見た。]
[お菓子に未練はたっぷりあっても、ヨハナの家に取って返す気はない。何しろ今、あそこには恐怖の「マタタビ」があるのだから]
ううう、すっごい良い匂いだったにゃ…
[ちらりと届いた匂いを思い出してぶるると身体を震わせる。その良い匂いこそが曲者だ。猫妖精にとってマタタビは魔薬なのだ(誤字に非ず)その魔力に取り憑かれてしまったら、二度と猫妖精の国には帰れない]
おや、そうかい。
なら任せてもらうとするかねェ。
[支払い金額に文句は無い様子なので、ツィムトの様子を見てから作る物を決める事にした。新鮮な卵もあるし腕の振るいがいがある]
それじゃァ、一度戻ってツィムトにつけてみるさね。
どォんな顔するか楽しみだ。
[にんまり笑って手を振り、家へと戻り始める]
さて、とあたしも村の平和を守る為、不審人物探しでもするかな。
[アーベルとミリィを見送って、暇になったから立ち上がる。]
皆が見てるのにあたしだけまだ見てないなんて、流行に乗り遅れちゃうよ。
あと、栗は何のお菓子になるのか調査しなきゃ行けないし、昨日は結局たどり着けなかった崖崩れも見なきゃだし……。
勉強してる暇なんて無いね!
[嬉しそうににっこり笑った。]
[しけたクッキーも齧り終え、今度はどこかでミルクでもちょろまかそうかと思っていると、森の方へ向かうお下げ髪の少女の姿が見えた]
箒の魔女にゃ?
[何やら真剣な面持ちに興味がむくむく、こっそり後をついていく]
[頷いて、ヨハナを見送り。
まだ残っている人がいたなら軽く手を上げて、広場を後にする。
次の仕事に取り掛かるべく、取り敢えずは店に戻ろうかと、通りを歩き出した]
― →通り―
─森─
[ついてくるものがいるとか、気付いた様子もなく。
相変わらず、違和感を感じる森の空気に、むぅ、と眉を寄せ。
肩の白い鳥をちらり、と見る。
鳥はこくり、と頷くと長い尻尾を器用にくわえ、羽根を一本抜き出した]
とはいえ……何となく、予測はできてしまっているのですけど……。
でも、当たっていたらいたで、どうしてなのかしらぁ?
[小さな声でぽつり、と呟きつつ、バスケットから緑色の液体の入った硝子瓶を取り出して。
瓶の中身を少しだけ、白い羽につけた]
んー……。
力の反応は、あり。
とはいえ、ボクの作れる試薬では、詳細までは読み解けませんねぇ……。
やっぱり、ちゃんと探査系も学んでおくべきだったかしらぁ……。
はぁ……召喚系とか、呪返し系なら、得意なんですけどねぇ。
[何故か青く染まった羽根を見つつ、大げさなため息をついた時。
白い鳥が何かに気付いたようにばささ、と羽ばたいた]
……リーリエ?
[きょとり、としつつ見やった鳥は、何故か背後を凝視していたり]
[先ほどちらりと聞いた話に寄ると、どうやらその不審人物の背は小さいらしい。]
敵を見んとするには、まず背丈から……。
[どこで覚えたかわからない言葉を呟いて、四つん這いで通りを歩き出す。]
―― 森の中 ――
みゃ!?
[甘い匂いにうっとりしつつ、ミリィの動作を眺めていたが、白い鳥に凝視されていると気付くと、慌てて茂みの中に隠れる]
―自宅―
[家に入り、婆は機嫌よく寝床で伸びている飼い猫に近づいた]
ほゥら、ツィムトや。いい物を持って来たよゥ。
ちょィと耳を寝かせておくれ。
[耳の後ろを掻いてやり、片手で頭を支えるようにして石の首輪をくぐらせる。何度か撫でられたかいあったのか目測は誤らずぎりぎりで通り抜ける。つまりは薄茶猫が自力で外すには少々耳が邪魔すぎるという罠]
よしよし、ぴったりじゃないか、たいしたもんだ。
目の色に合ってていい感じさねェ。
[褒められて嬉しいのか薄茶猫は青い目を細めて「ミ゛ャァン」と鳴いた。寝床から滑り出て姿勢を下げて伸びをする。そして後ろ足で首輪の後ろを掻いた時、猫は異変に気付いた。
首に鈴を付けられた猫が、涼やかな音を立てて鳴るそれを外そうと大暴れし、飼い主に宥められるのにはしばしの時間を要したとか]
……あららぁ?
[鳥の視線を辿ると、不自然に揺れる茂み]
誰か、いますの?
[とりあえず、持っていた物一式をバスケットに戻し、声をかけてみた]
ええと、こんにちは!ユリアンさん!
よいお天気ですね!
[相変わらず手は地に着いたまま、取りあえず礼儀正しいところを見せてみた。
きちんと挨拶の出来る子供は、怪しいものじゃない筈だ。]
なに、ですか?
村の平和を守る為、不審人物調査を!
あ、そう言えば、ユリアンさんも見たんでしたっけ?
小さくてオッサン顔でお菓子が好きで猫みたいな……?
[言ってるうちに何か混ざって来た気がする]
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