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[ユーリーの姿にほっとしたような、吐息を零した。
ひょこひょこと不自然な足取りで近づけば当然気づかれて]
あ、はい……ちょっと、前方不注意、という奴で……
今夜はキリルのところにお邪魔するから、そのときレイスさんに診てもらおうかと。
[労わるような響きに小さく頷きながら答える。
ユーリーが手にした書き損じはみえない]
今朝は、ありがとうございました。
[ずっと言おうとおもっていたことをようやく言えて、小さく笑みを浮かべた]
[不意の背後からの声に、少し驚いた。
みひらいた目で振り返り、息を吐く]
イヴァン。
聞きたいことがあって…、
[ひざに置いた材木を持ち上げてみせる]
これ、何があったか知ってる?
―― 自宅 ――
[示された木材。
ハッとした。すっと血の気が引いて、眉が震える]
………………
[ロランはキリルの幼馴染だ。
想いが通じる前も後も、思わず嫉妬するほど仲がいい。
キリルをもう怖がらせたくなかった]
………いや。
知らない。
[少し視線が泳いだ。軽く呼吸を整えて]
どうしたんだ、それ。何故俺に聞く?
[少しばかり早口だった]
そっか。
[知らない、と言われればそれ以上続ける気はなく。
イヴァンをじっと見上げて口を開く]
材木小屋が酷い有り様だったから。
棺を持ってきてくれたのイヴァンでしょ。
何かあったのかな、って
[目泳がせる様子を見て、首を傾けた]
―― 自分の家 ――
[引き下がられた。心臓の鼓動が高まっていく]
……………
[思わずまだ身に着けたままの鉈を探ろうとしてしまいそうなので、ぐっと拳に力をこめた。掌を開いて、握って、開いて。両の手が踊る]
ああ、うん。そう、俺。
いや……何も。うん。何もなかったさ。
[彷徨わせていた視線が木片に幽かについた紅い色を認めた]
……え、血? 何で?
[少し目を見開いて、思わず意外そうな声を出してしまった。
はっと口を閉じる。少し奥歯を噛んで]
いや、なんでもない
[怪我をしたときの詳細は語らない。
血はまだ滲んでいるから、ワンピースの裾がすこし赤くなっている]
ユーリーさんは、なにを?
[茂みから出てきたのには首をかしげて問いかけた。
その奥のほうで兄が死んだとは知らぬまま。
ポケットの中の髪飾りの汚れの理由もまだ、知らないままだった]
前方不注意?
そうか、レイスに診て貰うなら安心だね。
痕が残らないようにしっかり手当てしてもらうんだよ。
カチューシャは女の子なんだから。
[カチューシャの説明に納得したように頷く。
今朝の事を言われれば笑みを浮かべた。
未だマクシームの事に胸を痛めているだろうと思い
軽い言葉は掛けられない]
如何いたしまして。
[感謝の念を素直に受け取る言葉を返し
微笑む彼女を見詰める]
…、何?
[血に疑問を浮かべる様子は、何か知っているよう。
心中わからず、何度も睫毛をまたたかせて
じっと、視線外さず見詰める]
…、イヴァン?
何か、知ってる、の?
[何をとカチューシャに問われ、男はふ、と視線を彷徨わせた]
ちょっと調べごと、かな。
――…マクシームの居た場所が、其処だったらしいから。
[迷いながらも彼女には知る権利があろうと
如何いう場所なのかを告げた]
ああ、それより……、血が滲んでる。
早く手当てしてもらった方がいい。
血の匂いをさせてたらよからぬ者が寄ってくる。
暗くなる前に――…
[話をかえようと言葉を紡いだはずなのに
結局、事件に繋がりそうな話題となり男は苦笑した]
[塗りつぶされた恋文。
“守るから一緒に村から逃げよう”
と、イヴァンの筆跡で綴られている。
再び彷徨う視線が手元へとゆく。
紙くずと思っていたものが恋文と知れば破顔して]
カーチャ。
キリルの所に行くんだったよね。
それなら、これを彼女に届けてくれないか?
――不器用な男からの、恋文だ。
[皺を軽く伸ばし四つ折りにして
イヴァンからキリルに宛てた恋文を
カチューシャへと差し出した**]
あ、うん。
ロランにも遅くなる前に、って言われたし……
早く帰るつもりはありますけど――
[そこまで口にしてから、苦笑を浮かべるユーリーを見上げて]
あたし、まだ、誰かが兄を殺したなんて信じられなくて。
――誰も疑えない……
[危機感が少ないのはそのせいかも知れない。
怪我をした、その血の匂いに惹かれる存在がいるかもしれないことを意識できていない]
[嘘をつかなければ良かったのかもしれない。
正直に認めればよかったのかも]
[何を?]
[むしゃくしゃして村の共同財産をダメにしました。って。
友人の葬送を急がないといけないときにやったんです。って。
こうしてモノを壊したり人を殴ったり傷つけたり、そういうことが平気で出来るんです。って。
それを全部隠して涼しい顔で生きてるんです。って]
いや、知らない。知らないよ。
[首を振った。もう少し上手くやればいいものを。
この騒動が起きてから上手く取り繕えなくなってきている]
[あぁ、とふと思いついた表情が、くるっと変わって心配そうなものになる]
……その傷、酷いな。血がついてるってことは、誰か怪我したとか? 心配だ。残念ながら何も知らないけど。
[ユーリーから差し出されたしわのよった紙を受け取る。
恋文、と聞いてイヴァンの顔を思い浮かべ]
はい。
ちゃんとキリルに渡しますね。
[愛称を呼ぶユーリーに小さく笑みを返して、ポケットにいれた。
血のついた、髪飾りのあるポケットに]
…、そう。
[大人しくあっさりと退く。
彼の破壊衝動を知らないから。
無表情を作り貼り付け、続いた言葉に首を傾けた]
カチューシャにぶつけてしまったんだ。
怪我を、させた。
[心配しているように見える顔に、
少し情けない顔を見せた]
[あっさりとした返答に肩の力が少し抜けた。
彼の無表情に喉の奥が少し苦い]
これをここに持ってくる時に?
それは……痕が残らないといいな。
多分大丈夫だと思うけど。レイスは腕がいいから
[その心配は心から。
それからロランがまだ自分に用があるなら二言三言話をして、まだ仕事があるからと断ることでロランが帰るのを見送った]
[茶の一つでも勧めればよかったかと思ったのは後のこと]
[家の窓から、車椅子の後姿を見つめてた]
[疑えないといったことに対するユーリーの返事はどうだったか。
しばし迷うように視線を落として]
もし……もし、ね。
ユーリーさんが人狼を見つけたって言ったら。
あたし、それを信じることにしても、良いですか?
――自分で探すなんて、出来ないから、頼っても、良いですか?
[恐る恐るユーリーを見上げて。
そんな頼みを、小さく告げた]
うん。
残らないといい、よね…
[残ってしまったらどうしよう。
ちょっと、泣きそうな顔をイヴァンに向けてから
材木握る膝の上へと視線を落とした]
…ね、イヴァン、
イヴァンはさ…
[顔をあげ、小さな言葉つむぎかけ。
その先飲み込んで、笑に向け誤魔化した]
なんでもない。
[大丈夫というカチューシャに頷く。
彼女の大丈夫は心配させまいと紡がれる事が多そうだ、と
以前マクシームに言った事がある。
幼馴染には過保護だと笑われてしまったけれど]
――…ん。
[茂みに落とされる青を追うように見詰め]
そ、か。
ロランと一緒だったんだね。
[ずっと一人だった訳ではないと思うと
微か安堵の色が浮かぶ]
僕も信じたくないし疑いたくない。
キミの気持ちは分かるよ。
[カチューシャの声に頷くが]
出来るなら――…
キミには僕さえも疑うくらいの警戒心をもってほしいけど。
[苦笑受けべた男は首を傾げて思いを伝える。
恋文がカチューシャの手に渡れば目を細め]
ありがとう。
助かるよ。
ユーリーさんを疑うなんて、できないよ……
[苦笑を浮かべる年上の人を見上げて、小さく首を振った。
誰をも疑うのは難しいけれど。
兄の友人で、幼馴染の兄で、昔から優しかったこの人を疑うなんて、それこそできるはずもなかった]
― 少し前 ―
[ロランが迷う様子に、不思議そうな顔をした]
いらっしゃいな。
ね。皆で。
[年若い幼馴染たちの様子を見つつも、
三人の返事を聞いて笑みを作って]
それじゃあ待っているわ。
ハーブティーでいいのね。
[紅茶にするかとは、キリルの落ち着けるという言葉を聞いてたずねなかった。
そうして先に、準備に家に戻り、やってきた三人を持成すのだった]
― 自宅 ―
[ハーブティーもクッキーも用意して。
話をすれば、皆の緊張も解けてゆくよう。
ロランの様子になんとなく、紅茶も入れてみたり。
話は聞く側のほうが多い。]
そういえば、キリル。もっと欲しかったら言ってね。
カチューシャちゃんも、化粧とかしてみる?
[そんなことを尋ねてみたりもした]
そういえばロランくんにあげられそうなものって、特にないのよね…。
メーフィエの持ってた本とか、手帳のカバーとか…?
あの人おしゃれじゃなかったものねぇ…。
[町で暮らしていたにしても、と少し苦笑して。
それから、そっとキリルをうかがうように見た。大丈夫だろうかと、心配そうな視線]
―― ちょっと前 ――
そうだな。
[ロランの泣きそうな表情を見て、あぁと同意をした。
少しいつもの調子がもどってくる]
大丈夫だよ、きっとさ。うん。大丈夫
[無責任な言葉を紡ぐ。名前を呼ばれて眉を上げる。
その声音に潜む色に、なんだか落ち着かなくなった]
何?
――なんだよ、気になるな。
まあ、いいや。ごめん。ちょっとまだ仕事があるんだ。
力になれなくて悪かったけど、ちょっと失礼していいかな。
[そんな風に別れを切り出していた]
[迷うようなカチューシャの仕草。
男は彼女が語るを聞いて驚いたように瞬く。
見上げる彼女の青を見詰め返す花色がふっと和らいだ]
カーチャに頼られるのは嬉しいよ。
[問いには了承の頷きを向ける。
一歩二歩、彼女に歩み寄り距離を縮め
男は軽く腰を折り彼女の耳朶に囁く]
――…イヴァンに頼るよう、言ったよね。
彼は信じられる、人間、だから。
僕は人狼か否かを見破る力を持っていて
イヴァンが人狼でない、と、知ったから。
いつか皆に言わなきゃいけないと思ってるけど、
まだ人狼をみつけてないから無謀な事をするなって
イヴァンに言われてしまって、ね。
―― 回想 ――
[それはいたいけな少年の頃]
[朝起きて、まず今日どの服を着るかで真剣に悩む。
選択の結果で母と祖母のどちらの機嫌が悪くなるかが決まるからだ。夜寝る前の家族の状況と朝起こしに来た母の顔色から空気を読む]
[どの順番で何を食べるか。食器を縦に置くか横に置くか。家族の誰にどんな声音で愛してるよと言ってどういう順番でキスをするか]
[子どもの頃からそりゃもう毎日が高度な社会戦だった]
[失敗すると母や祖母は感情を昂ぶらせた後さんざん涙を流し、余計に面倒なことになる。助けを求めて父と祖父を見やると目をそらされた。このやろう]
[とてもくだらなくて、まあ皆適当に空気を読んで限度は越えず、家が離れていることをいいことに近所には仲の良い仮面を見せる。どうせばれてるだろうけど]
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