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まあ、ペルレがいれば、少なくとも凍えはしないだろうけど、な。
[深く、深く、ため息をついて。
最早、逃げ場なし、と悟って立ち上がろうとする]
……っ……。
[立ち上がるなり、強い目眩を感じてよろめき。
壁に手をついて、辛うじてバランスを取った]
…あなたねぇ
そんなにふらふらしてて、よくそんなところで寝てられたもんですよ
[にこやかな笑顔でいいながら]
で。あなたの家にあるんですか? 薬。
とってきましょうか?
…………階段、登れなかったんだよ…………。
[ぼそりと白状して]
薬……誰も手、出してなければ、俺の部屋の鞄の中だ……。
荷物出す前に、雪見に散歩にでて、ここに連れて来られたから、な……。
[考えても仕方ないかと、機会犬を空いているソファに乗せ]
[ああいう笑顔のオトフリートに逆らわない方がいいとは、学習済み。同意するように頷くにとどめ]
……そもそも、………忘れて……来る、のも。
[ブリジットに安心させるように微笑んで]
[それからエーリッヒを見て、もう一度溜息を]
判った。取ってくる。
[呆れて素の口調に戻った事には気付かずに、]
イレーネ、その馬鹿を頼みますね。
私、ちょっと行ってきますから。
好きなだけしかっておくといいと思いますよ。ええ、好きなだけ。
[そう言って、すたすたとギュンターの方に。幾言か重ね、*外へ出て行った*]
一応、忘れるつもりはなかったんだが、な……。
[イレーネの言葉にため息混じりにこう返し]
……すまん、頼む……。
[出て行くオトフリートの背に、小さく呟いて。
崩れるようにまた、椅子に座り込む]
……幼馴染だから、ね。
心配…するのは、……当たり前…
[オトフリートを見送り、ちらとエーリッヒの方へ視線を遣って、軽く肩を竦め]
…御説教より……
余程…、効くもの……ありそう、かな?
[独り言のように言い。
シチューを食べ終えると、皿を手に立ち上がって厨房へと]
[かわいそう、という言葉に、困ったように笑み。
戻ってきて心配そうに見上げる仔猫を拾い上げてそっと撫でてやる]
……当たり前……か。
[ほんの僅か、目を伏せて呟き]
って、『余程効くもの』……って?
[厨房へ向かうイレーネの背に、問う。
……何となく、答えはないような気がしたけれど]
[同じ動作を繰り返すブリジットの様子に、目を止め。
そう言えば、と思い、声をかける]
……あの、さ。
この色って……何か、特別な意味でも、ある訳?
[自分の髪を軽く引っ張って、問う。
それは、昨日から、妙に気になっていた事]
[彼の予想通りに、答えはなく]
[食器を洗い終えると、いつの間に持って来たのか、火の点いていないランプを抱え、厨房の窓際に佇み。
暫しして、眠気を飛ばすように、新たにコーヒーを淹れ。申し訳程度にミルクと砂糖を入れただけで、ぐいと飲み干した]
[やれやれと首をニ、三度振ると、居間には戻らずに。
玄関の傍に待機していた自衛団長と、言葉を交わす]
陽のひかりの色……ちがう…?
[動きをとめてエーリッヒを見つめる]
[わざとではない、若干舌足らずのような喋り方]
[エーリッヒを見つめているけれど、どこまで見ているかは分からない]
[少女は階下の喧騒をぼんやりと眺めていた。
と、目に飛び込んできた愛機の不自然な停止に目を見張る]
……N901ic!?
[とすとすとすごい音を立てて階段を駈けおりると、少女は動かない機械犬の側に駆け寄った]
[ちがう、と問われれば、それは否定すべくもなくて]
ん……確かに、そうだけど。
陽光の色……か。
[その言葉がふと、意識を何処かへ飛ばすのを、引き戻して。
こちらを見ているような、違うような……はっきりしない視線に、やや首を傾げ]
[少女は機械犬の体をあちこちいじっていたが、力なく首を振った]
……駄目だ。ショートしているようだ。
配線がまずかったのだろうか?
せめてデータだけでも復旧できればいいのだが、
ここはラボと違って設備が整ってないからな……。
[誰に聞かせるともなくぶつぶつ呟いている]
[合わせるように首を傾げる仕種に妙に和むものを感じて、知らず、笑みが浮かぶものの。
……何やら、切迫した様子のベアトリーチェの様子には、ただならぬものを感じて]
……なんか、あったのか?
[ずっと眠っていた身、機械犬に何があったかなど知る由もなく、素で問いを投げ]
>>324
[エーリッヒの問いに首を振る]
わからない……。
今朝まではN901icはきちんと作動していたはずのに、今はフリーズしている。
外部からウイルスが侵入している形跡もないから、物理的な要因か配線ミスだと思うのだが……。
誰か今日の昼間にN901icの様子を見ていた人はいないのだろうか?
[少女は周りにいる人に尋ねる]
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