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いや、みんなでって……。
いくらなんでも、唐突じゃね?
[ベアトリーチェの言葉に、まだ少し呆気に取られて。
……肩の相棒はきゅきゅ、と乗り気だったりするけれど]
ん、まあ、厳しい人だから。
だから逆に……信頼してついてけるっつーか。
期待に応えたいっつーか。
そういう気持ちになってんだけどな。
[それから、師匠に対する言葉に、笑いながらこう返し]
[不思議と素直なミハエルがなんとなく新鮮で笑みつつ]
[エーリッヒが温泉にはいかないことに少し安堵する。
やはり、どうも苦手だから。]
[リディのさっくり了承する元気な声が耳に届く。]
すご…い……。
[雪だるまのように増えていく人数に、目をぱちくり。
全員入れるのかしら? なんて内心心配していたり。]
ええと、お店があるなら、無理にとは言わないです
[イレーナと、ユリアンの様子を見て、
少ししょんぼりしているのは隠しきれないが。
子供はそう言った。]
……ええと、よくわからないですけど、
一緒に温泉に行くって約束らしいです。
[またぎき万歳。]
温泉…楽しそう、ね。だけど…
[少女は、再び、ちらりとユリアンに視線を向けた。まさか混浴なんてことは、もちろん考えてもいないけれど、一緒に温泉に出掛ける、という可能性を考えただけで…]
…………。(プシュー!)
[顔から湯気が出るほど赤くなった]
[ふと、視線を感じてそちらを見れば。
首を傾げてこちらを不思議そうに見るノーラがいて。
馬のランプに怯えたのを見られたらしい事には気付いたけれど、さすがに説明するのは恥ずかしくて。
眉根を下げた曖昧な笑みで、誤魔化しごまかし。]
…だね。
厳しく…甘やかされなかったから、なんとか…
此処まで、成長できたんだし…
あたしには…もう、厳しい言葉はかけてくれないけど…
[…そして、ランプ屋を開店し、それなりに客が来るようになって…彼はおめでとう、と言った。
…ランプを作り始めて、初めて優しい声を聞いた]
…いや…お店は、周りの人に見ていて貰えば良いんだけど…
約束、なの…?
[あまり、身体に自信がないしなぁ。
とは、流石に言えず…]
皆でって…
[どの皆なのだろう、とまた首傾げ]
そうだな…ではまた、祭りが終わった頃に残っていれば。
…その前に買い手が見付かってしまうかな。
[この素晴らしい出来ならば、と笑って]
温泉、温泉っ!皆で入るって、すごくたのしそー。
[楽しければ何でもいいらしい。
ベアトリーチェのしょんぼりした様子に、苦笑を浮かべつつ
軽くその頭をなでて。
ミリィの様子を見れば、小さく笑みつつ言及せずに]
いや、俺は……今日は店出してないから、ヒマっちゃそうだけど……。
[ベアトリーチェの残念そうな様子に何となく罪悪感めいたものを感じて、こんな事を口走り。
……それから、ふと感じた視線を辿って振り返ったミリィの様子に、思わずぎょっと]
……お、おーい?
大丈夫か?
[……何だか最近、やたらと微笑ましげな視線で見られる気がする]
…………むぅ。
[そんな事を思って、賑やかな皆から顔を背け、不機嫌そうな表情に]
[いきなり煙を噴出しかけたミリィに、驚いたりもしたが]
ま、俺はまだまだ、だからな。
……まだ、拾ってもらって、五年しかたってねーしさ。
[何となく、苦笑しつつ。
この村に保護されてからの五年間を思い返して]
……俺も、いつか。
そういう風になれるの……かな。
[後半の呟きは独り言の如く、風に散って消える]
[子供はイレーナが何を考えているのかなんてわからず、
多分、と首をひねった。
それからダーヴィッドの言葉にこくこくとうなずく。]
ええと、あそこ。
[来た方向を指差す。見えるだろう。]
[子供はとても期待してみなの答えを待っている。]
[残念ながら、今の彼女の位置からは馬のランプは人に隠れて見えず。何かあったのかとは気になったものの、まあ良いかと曖昧な笑みに誤魔化された]
[何だか向こうで薬缶が噴く様な音が聞こえた気がする]
…ぇぇ。その時は…是非。
[…とは言う物の…あまり、他の人に売る気はなかったりする。
出来れば、馬の相棒である彼に譲りたいのだが。
…キープしておこうかな、と少し思いつつ]
…でも、五年で…あんな、綺麗な細工、作れるようになったんだから。
あたしにだって出来たんだし…ユリアンなら、出来るよ。
[ユリアンの自身の無さ気な声に、もそもそと…言い終えると、微笑んだ]
[ユリアンに大丈夫かと聞かれると、少女は益々赤くなって、かろうじてふるふると頭を振る]
あ、あの…私、ちょっと、あんまりランプが素敵で…ぼーっとしてしまって…頭が、ふらふらしてるみたい、です。
[何か殆ど意味不明だった]
[なんだか不機嫌そうな主を、心配そうに目で追って。
もしかして、親子水入らずで入りたかったのかしら…なんて思ったり思わなかったり。
いきなり真っ赤になったミリィには、狽ヘぅ、と驚いて。
温泉って大変なところなのかしら…?と、あわあわ。]
[イレーネの微笑みに、まだどこか苦笑めいてはいたものの、笑みを返して]
ありがとな。
ま、頑張ってみる。今は、先の事より、目の前の課題だし。
[部屋に置いた、紫水晶を思い出しつつ、一つ、息を吐いて]
……まあ、確かにすっげー出来のランプだけど……。
頭ふらふらって、大丈夫か?
実は気づいてないだけで、熱とかあるんじゃ……。
[ミリィの返事に、結構真顔で心配してみたり。
肩の相棒の様子は以下略]
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