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あーくそっ、だいぶ遅れ取っちまった!
[ふわだまり経験者、カルメン先輩のお陰もあって抜け出した後は、やっぱり駆け出すご主人。
さすがにあからさまな罠は避けれたし、その後も運がよかったのかトラップにかかることもなかったんだけど]
お、こっちから声が……
《かち》
……んぁ?……ぎゃー!
[もうそろそろゴールかなって辺りで同じトラップに引っ掛かるあたりさすがご主人だ。
ボクもしっかり巻き添えくらっちゃったわけだけど。
先輩たちがいたならまたお世話になっちゃったかも知れない。
結局パステルイエローの巨大ふわふわから逃れるのに、また{2}分くらいかかった**]
[ベルが話の方向転換してくれたのにまた蒸し返すとかないよな、とベッティの言葉には苦笑と共に頷きだけ返し。
まさか彼女からも女の子と勘違いされてたなんて夢にも思いません。仮にそれに気付いたとしてもヴィター相手のような真似はしませんが。
ベッティから楽になったと礼を言われれば、良かった、と安心した笑みを向け。]
それでしばらくは冷やせるはずだけど、持続切れた後でまだ必要そうなら声かけて。
[そう言って手をひらりと翻すと、それがまるで合図だったかのように白猫が軽く跳躍し少年の肩に乗った。
ベッティからベル達と顔合わせした経緯を聞くと、へぇ?と瞬き数度。]
射的のとこならボクも通ったよ。
もしかしたらすれ違ってたのかもね。
[そう言いつつ握手をして。月闇の1年、と聞くとまた瞬き。]
あんた、月闇の1年なんだ?
ボクは雷撃の1年。
…ふわふわ?
[雷撃上がってなきゃ一緒のクラスだったかもね、と笑いながら握手してた手を離し。
青いふわふわの話を聞くと探すようにきょろ、と周りを見た後でベルの頭上に気付きその可愛らしい状況に思わず噴いた。
ベルの呟きは、楽しそうにくくっと笑みを零しながら聞いて。]
仲間っつーより、なんか居心地良さそうに見える。
[そして青ふわがベッティの元に戻ったところで地面の揺れに気付き。]
…またなんかの罠か?
ベル先輩、今のって…─先輩!
[今までの罠の発動時に振動を感じた事はなかった為に警戒の表情を浮かべる。
こちらに誰かが向かって来ていることに気付くよりも先、ベルの周囲に沸いたモンスターに表情は更に険しくなった。
もう少しタイミングが遅ければ、ベッティと再会を果たした女性と共に残念な存在に気付いて別の意味で表情が険しくなっただろうが。]
ヴァイス、ティエラと一緒にベッティの側にいってろ。
"─我が導きに応えよ 全てを切り裂く刃を成せ─"
…っし、手伝いますよ先輩!
[急な出現に驚きはしたが、良く見れば数が多いだけの雑魚なので一人で充分と判断した模様。
肩に乗っていた白猫を下ろすや否や、魔力で氷の剣を作り出しベルの傍らへと走り寄った。**]
同じ物を借りてきてしまったけど、威力が倍と思えばいいかな。
[ポケットから掬い上げた手の、中指と薬指にはシンプルな指輪。
鈍く光る魔導具に刻まれた古代語は――二つとも同じもの。
リディの声に振り向く余裕はないが、助太刀の申し出に微笑んだ。]
そいつは心強いね。
こちらの分は残さなくてもいいから遠慮なくやってくれたまえ。
[どちらが手伝いなのかわからない台詞を言って、右手を前に出す。
リディが氷の剣を振るうのとは反対側の雑魚へと言葉を発した。]
・・・凄い威力。
けど、この分ならもうお任せでいいよね。
[予想以上の結果に余波の残る右手を下に向け、ひらひらと振る。
けれど電撃学科の少年の活躍はその倍凄かったので、残りの分も次々と蹴散らされていくのを傍観体勢で眺めていた。**]
うん、ありがとう!
[リディの申し出にはありがたく頷いて>>302
射的のところを通ったと聞けば。]
そうなんだ。ひょっとしたら入れ違いかなー。
あ、そうそう、イレーネ先生も射的の所に居たんだよ。
[とは一緒にいた導師の事もちらっと話しておいた。
雷撃と聞くと、そうなんだ、とこちらも瞬いた。
雷撃の知り合いは過去一人いたが、その一人はそういえば盟約竜を連れてたなぁ、とか、金髪のな大柄の人の事を少し懐かしく思ったり。
ぎゅっと握った手は軽く一度握ってから。]
そっかー。何か色々と惜しかったんだねぇ本当に。
[出会い含めてニアピンなんだと思ったのでそんな言葉が漏れた。]
あそっか、先生なら何とかなる可能性が高いのか。
まぁどのみちこっちからは探しようがないしなぁ。
[アーベルの会話に気づく事>>294は今更で。
先生だったら何とか合流してくれるかなーとか他力がちょっとあったり。
ピノ君が頭に戻ってきたら、アーベルにすいませんと謝った。
居心地良さそう、というリディにもあははと苦笑を見せて。>>303]
あと多分、そこが一番高いところだったからだと思います。
ほら、ピノくんも謝る。
[との言葉に青色のふわふわは、アーベルに向かってちんまりとお辞儀っぽい動作をした。
謝罪…ではなく、「ありがとー」とか言ってるのが聞こえたので、お礼を言ったらしい。
うんまぁ、まぁいいか…と特に余計な事は言わなかった。
その最中、ふと感じた振動と音に話題は切れて、おおっときょろきょろ。]
……うわ、何か凄い音したね。
[こちらどっかで誰かが魔法炸裂でもさせたのかなぁ、などと思っていた、ら。]
[それから1分と少しした後、どこぞから普通じゃありえない状態で走りこんで、目の前に着地した導師に驚いてぽかんとした。]
わ………お。すご、先生豪快。
っと、こっちは何とか!
上から落ちたんですけど、受け止めてもらったし。
[怪我のことは特に報告せずに、丈夫な様子だけは伝えて。
急にイレーネの胸から出てきた盟約竜には瞬いた。]
あ、ヴィーくんそんな所にい
[たんだねーとか暢気に言いかけたら、当竜は引きずり出されてぽいされた。]
うぅ、ごめんよ。
トラップにはほんと気をつけるよ…。
[さてその兆候に気づけるかは分らないが。
などと再開を喜んだり反省したりしていたら、アーベルの周辺に湧いた雑魚敵には気づくのが遅れた。]
うわ、それ……また紐トラップ!?
[さっき食らったばっかりのトラップに、うわぁと肩を竦め。
リディの使い魔や、カルメンの使い魔がこちらにくるようだったら、おいでおいでと、かばう様にその前に立った。
ちなみに、諸々の事情自覚はあるので下手に手伝おうとはしなかったり。
一応警戒だけはして、杖は構える。
先生が傍にいるし、敵は雑魚ばかりだし、大丈夫だとは思うが―――]
うふふ。元気ねぇ。
[ふわ溜まりを蹴散らした後、走り出すフォルカー>>301の後からおっとりと追いかけた。
途中横道に網回収されているふわふわなども見かけた。杖らしきものが一緒に回収されている様子からして、脱落者がいたのだろう。
小さく合掌して先を急ぐと悲鳴が聞こえてきた>>301]
…ふわふわに始まって、ふわふわに終わりそう。
[いいえ終わってません。先にはちゃんと別の試練も待ってます。
でもそれは今はまだ知りようもないことだったわけで。
道を塞いでるパステルイエローな巨体を前に溜息をつきながら]
エーリッヒさん、補助するからどけてくれるかしらぁ。
―― E-Strength.
[近くに自分より元筋力ありそうな人がいるならと、ちゃっかり実労働はお任せしつつフォルカーの脱出スペースと進路を確保。
ここらでいい加減罠も発動され尽くしたか。
後はひたすら最奥の部屋を目指すのだった]
[一方、主とはぐれてしまった茶虎猫は、白猫の主の後をとてちてたと追いかけて。
モンスターが沸いた後は指示>>304に従い二匹でベッティの方へと逃げていたのですが]
ぅなぁぁん。
[『また増えたー』と疲れたような鳴き声をあげ。
邪魔にならないよう、退避場所を探して*きょろきょろ*]
………………あ、あれっ!?
こ、これが引っ張りたくなる魔法!?
[紐があるのはわかっていた。結果も身に染みていた。わかっていたのに、つい。
おそるべし引っ張りたくなる魔法。
と同時に今度は後ろの方から、雑魚がわらわら30匹ほど現れた。
ヴィターやらイレーネからは何か言われたかもしれない。]
うわっ、挟まれ………。
ごごごごめんなさいっ!!
[おもいっきり巻き込んだ状態のイレーネとヴィターにはぺこぺこ謝った。]
君らは後ろに居てねっ。
[と猫らに話しかけると、後ろに回りこんで前に立ち、杖を*構えた。*]
─最奥の部屋─
[部屋の外から聞こえる声>>301は、聞こえていたのかいないのか。
いずれにせよ、今の蒼が捉えているのは、自らが標的と定めた石像のみ]
……Schießerei!
[宣と共に引かれる引き金。
先に寮でやって怒られた試し撃ちとは異なり、連続して弾丸が撃ち出された。
連射のため、精度は犠牲にしているが、そこはそれ]
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