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─廊下─
……はい?
[>>385 呼びかけに返された大声は、突拍子もないもので]
……いやいやいや。
ちょお、落ち着けや、はるさん。
[そこまで参っているのか、と。
思いながらも、最初に飛んだのは、突っ込みだった]
─廊下─
だと、いいけど。
[言いつつも心配なのか、自然、眉が寄った]
普通、か……
……真崎は、あんまり変わらなく見えるね。
[春へと呼びかける慎太郎>>381の隣。
視線は同じ方向を見ながら、ぽつりと零す]
―― 回想 空き教室 ――
……私が、嘘をついてるって言うんですか。
私は狼じゃないのに。
わたしは、わたしはっ……!
[真実を、といわれて本来のIDを、役職を思い浮かべる。
言葉を重ねようとしたけれど、許してもらえない]
[かなり異常なことを言っている自覚はある。
殺す、とはっきり言った。
なのに、彼が浮かべるのは優しい笑みで]
[ぞわりと背中の産毛が逆立った]
あの時は。保健室に行く前、一人でこっそり見に行ったんです。単独行動を許してくれないし、森先輩、行きたくないって言ったから。
……とうとうダミーが死んだ。始まった。
もう止められないって、確かめたくて。
─廊下─
……変わんなく、かぁ。
[>>390 ぽつりと零れた春陽の言葉。
ほんの一瞬、眉が下がる]
ん、まあ。
そーかもなぁ。
[否定も肯定もせず、ただ。
掠めるのは、苦い笑み]
[問われたことにだけ、答える。
信じさせて、と言われて。でもそれ以上はいえなくて。
ただ、立ち尽くす]
私、私は………
[言葉を告げないうちに、マコトは立ち去ってしまった]
[立ち尽くす。
薄暗い教室の中、立ち尽くして考える。
はれぼったい瞼。鈍くしか回転してくれない頭。
今までに聞いてきたこと。見てきたこと。
さて、これから何を、騙ろう。
どんな奇策を打とう。だって、正道じゃ、殺されてしまう]
[返って来た声>>385にまた眉を寄せつつ]
大丈夫だよ、何もしないから。
[慎太郎の言葉>>389に、少し控えめながら続けた]
― 2Fトイレ ―
[顔を洗うマリーの隣にたって手を洗う。
ハンカチは一度一之瀬の手を拭くためにかしていたからすこし湿っているけれど、気にせずに水滴をぬぐって]
――……マリーさん……
マリーさんは……狼役じゃ、ないですよね……
[ぽつり、と問いが零れ落ちる。
これで狼だなんて名乗り出る人がいるとは思わないけど。
それでも――占い師にも霊能者にも出てきてくれといえないのなら、聞けるタイミングで聞いていくしか、ない。
――ただ、今マリーに問いかけた理由は……システムメッセージが切り替わったときに、一人でパソコン室に戻ってきたから、ただそれだけだった]
[目を閉じた。深呼吸をする]
[スカートのポケットには、大きなダンボール用のオレンジ色したカッター。握りこむ]
……信じさせれば。
覚悟と、弱みを見せれば。それで信じてもらえる……
[胸ポケットには、与えられた守力。携帯電話]
[ゆっくり目を開いて。カッターを握りこんだ]
―学長室―
[誰かの訪問を待つ合間
『今はただ 恨みもあらじ 我が徒らの 命に替はる 我が身と思へば 』
机の上の紙に、走り書きを*残した*]
― パソコン室→廊下 ―
[幼馴染の呼びかけにゆると振り向き]
Bene, Grazie.
[いつもの口癖染みた言葉を紡いで微笑んでみせる。
佑一郎は扉に手を掛け廊下へと、一歩、踏み出した]
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