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[そして……
その日、彼女は部活が終わって、気がついたらあたりは暗くなっていました。
おいていかれたと慌てて校舎をでてゆきます。
まんまるの月は静かに、空にすこし緋く輝いていました。
そう、今は春。
桜は綺麗にさいています。
まるで月をうつしたような薄紅はひらひらと落ちています。
すこし怖くなった彼女は急いでそこを通り抜けようとしました。]
[飛び降りてきた影を改めて見れば、それは知っている人物で]
各務先輩だったんですか。
すみません、少々驚いてしまって。
[目を逸らしながら小さく頭を下げる。
それから小声で呟くように]
会長が伝説とか言ってたから、変な想像しちゃった…。
[だけれど。
桜の影からすすり泣きの声が聞こえて、彼女は立ち止まりました。
そこには同じ制服の少女。
「……あの?」
声をかけると、少女は顔をあげました。
桜がひらひら、その顔のそばを舞いました]
[道場の奥にかかった時計を見上げて、小さく息を吐くと、的に立った矢を片付けにかかる。戸締まりの為の鍵は、顧問から預かっていた。二年前の事を少々愚痴られはしたものの、信用を失っていなかったのは、幸いだと言える]
[一つ、息を吐いてから周囲を見回し、そこにいるのが誰か、を確認する]
あ……榎本先輩に、えっと……九条さん、か。
ええと……お騒がせして、申し訳なく……。
[軽く頭を下げて言いつつ。
ヨウコの呟きに、え、と言いつつきょとん、と瞬く]
伝説って……ああ、桜にまつわる色々、かあ。
おー、降りてきた降りてきた。相変わらず身軽というか何と言うか
[嫌味を含んだような口ぶりでマコトにそう言うと、フユに向き直りニコリと笑いながら]
まあ、当たりませんから。私は当てませんし、マコトも当たる様な奴じゃないし、ね
[でしょ、とマコトに問い掛け]
[すこし泣きやませようするものの、答えはありませんでした。
それから彼女は、少女にないている理由を聞きました。
たからものを無くしてしまったのと、少女は言いました。
「私も探すのを手伝うわ」
「本当……?」
少女が嬉しそうに笑いました。]
―寮自室・ベランダ―
[だらしなく手摺に凭れる。夜風が吹き水気を含んだ髪を僅かずつ乾かして行く。
心地良さげに目を細めると、遠くの樹に人が何人か集まっているのが見えた。学校のシンボル、桜の大樹。其処からの悲鳴までは流石に届きはしなかったが。]
『桜の樹の下には屍体が埋まっている!』…ってか。
何だっけな、あれ。
[国語がそう得意な訳でもないのに、授業で少し聞いただけのフレーズが頭を過ぎる。昨日寝る前に見たテレビの所為だろうか。少女は埋まっていたわけではないけれど。]
……くだんねぇ。
[一笑。殆ど同時にポケットから軽快なメロディが流れ出す。
視線を其方に動かし、手を突っ込んで携帯を取り出した。]
身軽さは、俺の身上の一つだよ?
大体、このくらいは昔からやってるし、慣れてるのはわかってるだろ?
[嫌味を帯びたような口調で言うウミに、さらり、とこう返し]
勿論、いくら寝ぼけ気味でも、その位は、ね。
[続けて投げられた問いには、こう言って頷いてみせる]
ウデが良ろしいようで。
[ウミに呆れる。]
[不機嫌ここに極まれりといった顔つきで
マコトを向いて]
マコト君、こんな所で何やってたの。
[睨んで、]
マイコが怖い話とか
するから変な想像した……。
寮戻る。
[さっさとその場に背を向けた。]
[あれ?と思うひまもなく、彼女の首になにかが触れました。
それは少女の手でした。
「わたしのはもうなくしてしまったの」
「だからあなたのを…………ちょうだい?」]
…っと、腹減ったーぁ。
[掛け時計に目を向けて。針の指し示す時刻にぽつりと言葉を零す。
慎太郎と、午前中からぶっ続けでゲーム大会──
レースから、シューティングからシュミレーションから格ゲーまで。
をしていたら、昼食ですらスナック菓子で終わらせてしまった。]
なんか食うか。
[なーんかあったっけ。と部屋の隅っこに鎮座しているビニール袋を漁る。
夜食用に買い込んでいたインスタント系だが、
まさか夕食でお世話になるとは思わなかった。 自業自得だが。
「電子レンジ2分でお手軽パスタ」と表記されたインスタント系を手に取って
まぁ、これでいいか。と早々且つ適当に決めると
肝心な電子レンジを借りるか、と放り投げながら部屋を後にする。]
―自室→…―
いや、何っていうんでもないんですけど……。
高い所で空見てると、落ち着くんで、俺。
あ、脅かすつもりはなかったんですけど……。
すみませんでした。
[フユに睨まれ、困ったように頭を掻きつつ、こう言って。
続いた言葉には、やや驚いたように一つ瞬いたろうか]
はい、詳しい話までは私は知らないのですが。
少女の幽霊とか何とか…
…舞ちゃんの話?
[マコトに答えているとフユの言葉が聞こえて。
昨日は響子の所で作業の続きを手伝ったから、階下で盛り上がった怪談は聞き損なっていた。
どんな話だったのだろうかと思わず疑問形になった]
[何時ものように素っ気ない文面のメールを見る。送信者は妹の友梨。以前彼女の友人に少し見せてもらった時は、もう少し可愛げのあるものだった気がする。
但しその内容は、何時ものように何かを頼むものではなく、]
……あー、そっか。
そろそろだっけ。
[二つ折りの携帯を開いたまま、夜空へと目を向けた。]
[一口、一口。ゆっくり、掬って、運んでいく。
シャーベットは口内の温かさにあっさり溶けて、
じんわりと広がる、少し酸味を含んだ甘み。
遠目に見える大樹の下で、影が蠢いているように見えた。
それが人成らざるかも知れない―――
なんて思う感覚は、生憎とショウにはないものだ。
からん、
空の器の中に、スプーンを転がす。
腕を頭の後ろに組んで、枕代わり。]
うん、色々と逸話があるみたいだから、この桜。
[ヨウコに頷きつつ、ちら、と桜を見やり]
……そういや、昨夜色々と怪談話してたっけ、あの子。
[嬉々としてたよなあ、とか。
ふと思い出すもそれは口にはせず]
っと……こんばんは?
[いつの間にかやって来ていたヒサタカに気づき、そっと挨拶を]
―昨夜・寮共用スペース―
[ありえないことなどない、静かに告げる天野の言葉を聞きながら頬杖を附き]
ん……確かに、どちらに重きを置くかによって変わるでしょうけどね。
おやすみなさいませ、旅の疲れゆっくりと取ってくださいな。
御堂さーん、電子レンジ貸して下さーい!
[お腹空きましたー。
インスタントパスタを手に持ったまま、管理室の奥へ声を投げる。
食べ盛りは大変ね、と小さく笑ってすんなり許可が下りた。
ありがとうございまーす、と短いながらもお礼を述べれば
電子レンジの置いてある、共有スペースへと足を運ぶ。
昨夜と違って、随分と人の少ないスペースに鼻歌交じりで足を踏み入れば
手近なテーブルへと陣取ってベリベリとパッケージを破る。
食べ方、の指示通りにルーを麺にかけて。レンジで2分。]
……って、600wで2分だし。
ここ500wと地域だから2分30秒とか書いてあるし!
[詐欺だ。 たった30秒ごときでブツブツと文句を垂れ流しながら
ぽちっとレンジをセット。]
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