情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
……うん。
[横に視線を移すと、
片付けをしていた女性が少年の姿を認めて
嬉しそうに微笑んでいる。
僅かに首を傾げ、考え込む仕種。]
そっか。
それ、美味しいよね。
レベッカさんは良い仕事するよ、本当に。
ヴィンセントさんも思うでしょ?
……で、母さんはほんとに迷惑しかかけない
[最初のことばには頷いたけれど、
最後のことばには頷けなくて、
テディベアを抱いたまま、
きゅうと眉を寄せる。
暫し交わされる会話を聞いていたけれど、
店主に促されて帰り支度へと向かう女性を見送り、
少女も帰ろうかと扉のほうへと向かって、
……また後ろから物音が響いて来たのは、
きっと、気のせいだと、思いたい。]
[そんな様子は気になりはしたけれど、
大人たちがそちらを見ているうちに、
少年のそばに寄って挨拶をすると、
ふわりとスカートを揺らして、
*雑貨屋を後にして。*]
―サーカス広場・閉園後―
[最後の招待客(今日の入場者は招待客ばかりだった)を見送って、閉ざされた門の前から踵を返す]
みなさん、楽しんでくださったようですね。
[ゆったりとした歩みに合わせるように、開園時よりもテンポを落とした蒸気オルガンの音色が流れる。]
[回転木馬の前にさしかかると、一等の木馬の額を軽く撫でる]
あのお嬢さんは、また来てくれるかな?
[エレノア夫人と帰っていくまで、怯えた様子のままだった少女の事を思い出して目を細める]
─自宅・昨夜─
[何やら違和感めいたものを感じつつ、家に帰れば楽しげに品物を磨く祖父の姿]
……何、浮かれてんの?
[思わず問えば、昼間、店内を興味深そうに覗いていた者がいた、という話を聞かされる。
どうやら新たな客……というか、茶飲み相手ができる事に期待をしているらしい]
ったく……。
[呆れたように呟けば、サーカスの話を聞かれ]
ああ、中々賑やかだったよ。
あの様子だと、ずっと盛況じゃないかな?
いや、なにがあった、って言われてもなあ……。
[そんな感じで、しばらく話し込んでから、二階の自室へ上がる]
[部屋に入り、窓を開けて広場の方を見やる。
風に乗り、微かに聴こえる音楽に、その表情は何故か険しさを帯びて]
……気のせい……か。
あれが来てから……妙に、視え易くなっている気がする。
シャーロットが、あんなにはっきり視えたのなんて、子供の時以来だぜ……?
[ぽつり、独り言めいた言葉に、黒猫が不安げに小さく鳴いた。
その頭を、宥めるように撫でて]
ま、何事もなきゃいいんだが……っと。
[呟きながら窓を閉め、テーブルの上の鞄を振り返る]
……やば、あれの事忘れてた。
ま……今の内は、無理か。
[サーカスの興行中は、馴染み美術商も忙しいかも知れないし、と呟いて]
[明けて、翌日。
いつものように起きだし、祖父と軽口を叩きあいながら食事を済ませ、出勤する。
書店の仕事は、今日は定時まで。
基本的にそんなに客の多い店ではないが、やって来る客の話題はサーカス一色だった。
そんなこんなで、勤めは終わり。
夕刻、まだどこかに熱を残したようなメインストリートへと出て、家路を辿る]
……あー、一応料理は終わったけど。
買ってくるから。
いいって、母さんは動かないで。頼むから。これ以上もの割らないで。
んじゃ、いってきます。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新