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[布団に引きこもっても携帯は鳴り止まず。
不承不承、起き上がってワインレッドのそれを手に取る。
ディスプレイに表示されるのは、見知った番号]
……んだよ、ったく。
はい、もーしもし?
[受信を押して、投げやりな口調の第一声]
……あー、そんなに怒るな、怒るな。
で、なんだよ、お前が電話してくるとか、珍しいな。
[軽く言いつつ、手を伸ばすのはサイドボードの煙草]
ん、桜の祭?
ああ、もうそんな時期か……え、祭、見に来いって、親父が?
なんでまた……。
[素朴な疑問を投げかけつつ、一本くわえて、火をつける。
立ち上る、紫煙]
……はあ。
今度の祭祀から、綾野が仕切るから、従妹の晴れ姿を見に来い、と。
……俺の仕事の都合は……いや、いい。言うだけ無駄だろ。
わかったよ、取りあえずシフト替え交渉してみるわ。
んで、日程は?
うん……はいよ、りょーかい。
休み取れたら、連絡する。
……あ、何か土産のリクエストあるか?
行けるなら持ってくし、どーにも休みの都合つかなきゃ、送るから。
[しばし、言葉を交わした後、通話は切れ。
かたん、と音をたてて、携帯をサイドボードな上に置く]
っかし、綾野が宮司役、ねぇ。
[立ち直ったのかな、と口の中で小さく呟き。
煙草を灰皿の上に置いて、ベッドから起き出す]
……最後に帰ってから……もう、三年か。
あっという間だな。
[ほんの一瞬、遠くを見るように視線を虚空に向け]
……っと、行く前に、煙草買い込んでいかねぇとな。
[直後に、ぐしゃりと髪をかき上げつつ、真面目な面持ちで*呟いた*]
3人目、研究生 孝博 がやってきました。
[かつり]
アッハ、変ーわんないなァ。
[集落の入口で立ち止まり、かれは軽薄に笑った。]
ま、たった3年で変わられちゃったらソレはソレで・・・
・・・・あー。
やっぱ、こっちも変わんねーのな。
[次には苦笑に変わる。
視線の先には、携帯電話のディスプレイ。
圏外の表示を示すそれは電源を切られ、鞄の奥へと捩じ込まれた。]
さーて、ッと。
・・・りゃ?
[一歩踏み出そうとし、首を傾げる。
訝しげに辺りを見渡した。]
んン。
気のせーかねェ。
[原因は見当たらなかったようで、やがて反対側に首を傾ける。
それきりそのことは忘れたように前へ向き直り、集落に*踏み入った。*]
4人目、探偵 利吉 がやってきました。
[―――夢を見ていた。
何の夢なのかは生憎と分からない。
だが、ただ一つ聞こえるコエ]
《―――ツドヘ―――》
[嗚呼。そのコエはどこか懐かしく。
そして、昔から自分を狂わせてきた忌むべきコエだ。
だからこそ、自分は普通には生きられなかった。普通であることを羨んだ。
だけど、そのようなことはもうどうでもよい。
もう。自分は。
―――潜む闇を飼いならす術を覚えたのだから。
だから、この懐かしきコエに惹かれるのは、誰のためでもない。ただ、絡み付いている鎖を断ち切るため。それだけでしかないのだ]
ん……。
[気づけば、ソファの上で、本を遮光代わりにして眠っていたようだ。
日はまだ高い。眠るにはまだ早すぎるような時間だ]
やれ……。
こうもヒマだと、腹の足しにもならないな。
[自分がこの村に来たのは、顔なじみの友からの依頼だった。
いや―――依頼、と言ったらおかしな話なのかもしれない。
なにしろ、自分を此処によこしたときのセリフは]
『あの村で事件が起きるかもしれん』
[と、要約すればそれだけなのだから]
[その日暮というにも限度があるほどに、仕事にあぶれた探偵である自分でなければ、このような戯言に近い言葉で足を運ぶような真似もしないだろう。
いや。そうか。もしかしたならば、逆に忙しい探偵のための骨休めの休息がてら、という意味も考えられるのかもしれない。
だが、前述したとおり、利吉は食うにも困った探偵だ。たまに依頼が入ってお金が入ってきたとしても、趣味である本を買い集めるだけで終わることも往々としてある。
ならば、友の言葉は、見るに見かねて、なんでもよいから仕事を探してあげようという意味なのかもしれない。
実際、やるべきことはほぼ何も無いが、この村に来てから食うべきことに困ることは、かなり少なくなったと言えよう]
……。
[軽い伸びをして、目の端に涙を一滴溜め、それをぬぐいながら、胸ポケットから、くしゃくしゃになったタバコを取り出すと、一本口にくわえる]
平和。平和ね。
何も事件が起きずに、俺達のような探偵がヒマになるってのは良いことか。
[例え事件が起きまくっていようと、利吉はヒマであることが多いのではあるが]
……ん。
そういえば、何か夢を見ていたか。何の夢だったかな?
[タバコの煙を追うように天井を見上げてしばし黙考]
……。
[グー。
黙考してる途中で腹が鳴った]
ふむ。
まあ、どうでもよいか。それよりも、何か食うものでも恵んでもらいに行くかな。
[そう言って、利吉は遮光代わりに使っていた本を適当に放り投げると、階下へと降りていった。
―――その本の題名が【巫女の伝説】であったことを彼は後に*思い出す*]
5人目、青年 聡 がやってきました。
ここか?俺を呼ぶやつがいるのは…。
ッたく、辛気くせぇ村だな。
[村へと続く道の途中、村を一望できる丘の上。]
[旅装の青年が一人呟いた。]
6人目、小説家 榛名 がやってきました。
[昼。
穏やかな時間が流れる集落。自宅傍に聳える木の下で、木に凭れながら原稿用紙にペンを走らせる。不意にペンが止まると、ふ、と息を吐きながら視線を上げた]
………。
[さぁあ、と緩やかな風が吹き、長く垂らした髪を揺らす]
若葉の、季節…。
[瞳に映りしは凭れた木の青々しい葉。風により揺れる髪を押さえながら、食い入るように見つめた]
[しばし葉擦れの音を聞き、揺れる枝葉と木漏れ日を見て。視線を落とすと、またペンが原稿用紙の上を滑り始める]
………?
[再びペンが止まった]
…な、ぁに?
[何かが聞こえた気がした。周囲には誰も居ない。漏れた言葉に対する返事は無かった。
その後聞こえなくなった何かに首を傾げるも、確かめる術も無く。すぐに意識は原稿用紙へと戻された]
7人目、細工物屋 玲 がやってきました。
[祭りを取り仕切る宮司の装束。
それを慕ってきた相手が身につけている]
本当に似合ってるよ。
だから、綾姉なら大丈夫だってば。
[憂いが残る表情を]
それとも。私が言うのじゃ信用できない…?
[下から覘き上げるように見て首を傾げた]
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