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─公園→集会場─
ええ、無事ですよ、見ての通り。
[やって来たジョエルに、いつものように笑って頷くものの、さすがにどこか引きつったようになるのは否めない]
エリカ?
ええ、会ってはいませんが……そう言えば、買い物に出ていたのでしたっけ。
先に、集会場に行っているのかもしれませんね。
─公園→集会場─
[人波に逆らって歩いている男性を見止めると、レッグとマイルズがその人を知っていたようで。
その男性がこちらへ歩いてきたのをみれば頭をさげる]
マイルズさんのおうちの方ですか?
初めまして、私はナターシャ=ロングと言います。
よかったわね、マイルズさん。
ご家族の方と行き違いにならなくて。
[こんな状況でよかったもないかしら、と言い苦笑しながらもそう言って。]
―公園→集会場―
ども。
[向けられた視線に軽く頭を下げた。
この執事はなんというか固いイメージがあって得意でない]
んー。それはいいのか悪いのか。
閉じ込められたってのが伝わるってことでもあるしな。
ああ、多分いると思う。
仕事延長みたいなもんだろし…。
[主従の遣り取りは横目に司書と話す。
言葉の後半は目線が落ちてゆく。何となく気まずい]
―集会場―
ああ、パトラッシュさん…。
[探し人ではないものの、知った人にほっとした顔を向ける。]
ジョエルさんとは、少し前に別れたんです。
ぼっちゃまを探しにいこうとしてた所で…。
二人とも、まだ来てないんですね。
[姿が見えない事には、少し不安そうな顔をして。]
あの、緊急事態ってどのくらい続くものなんですかね?
すぐ解除されるようならいいんですけど。
[袋を二つ抱えるようにしながら呟いた。]
―公園→集会場―
[目線を落とす様子に、大丈夫よ、と肩を叩いて]
私たちが悪いことしてる訳じゃなし。
パトラッシュさんたちに任せてればすぐに終わって開放されるわよ、きっと。
…心配は、かけちゃうけど。
事が終わったらすぐに連絡すれば大丈夫。ね?
[通知されているということは、そういうことだからと、少し眉を寄せるも、不安にさせないよう朗らかに笑って。]
─公園→集会場─
[引き攣る笑みに(…無理も無いか)と心で思う]
先程遭遇したので、マイルズ様を迎えに上がるよう頼んだのですが…。
お会いになる前にアラートが鳴ってしまったようですね。
では集会場に向かいましょう。
あちらで我々の姿が無ければ、待っているかもしれません。
[そう主に言葉を向けた後、視線は周囲のものへと向く]
御機嫌よう、グレッグさん。
そちらは……ナターシャさん、ですか。
私はジョエル=ハルドニッツと申します。
マイルズ様の執事を勤めております。
以後お見知り置きを。
[このような事態であっても挨拶は欠かさずに述べ。
軽く腰を折り頭を下げる]
―区画内・集会場前―
[ほっとした様子と続いた言葉にやさしい声で]
ああ、まだ来てないがここの近くで待っていればそのうちくるんじゃないか?
[不安そうな顔とともにかけられた疑問の言葉には]
解決するまでとしか今はいえないな。
俺もはっきりとしたことはわからない、すまないな。
なに、すぐにサイキッカーのやつを見つければいいことだ。
PSI反応がなくなれば区画が開放されるらしいしな。
―公園→集会場―
…そだな。
[肩を叩かれると視線を上げて司書に小さく笑い返す]
巻き込まれちまったもんはどうしよもないし。
ラッシュの小言だっていつものことだと思えばいいし。
[そんなに言われてるのかという話はさておき]
集まりが遅いとか役人に怒られんのも馬鹿らしい。
行こ行こ。
─公園→集会場─
ええ、さすがにこの状況で行き違いになっては、後が大変ですから。
[主に、小言的な意味で、というのは言わずにナターシャに頷く]
そうでしたか……って、そう言えば、ジョエルは何故外に?
[ふと、疑問を感じて問いを一つ、投げる。
集会場に、という言葉にはそうですね、と頷いた。
いずれにせよ、そこには行かねばならないのだから]
―公園→集会場―
ああ。
マイルズ…さんは、ジョエルさんと会えて良かったな。
一人でいると特に心配掛けちまう。
[僅かに緊張しながら、いつもは呼び捨てにしているのを言い直したりもして頭を下げた執事に言う。後半の物言いが台無しにしてるような気もするが]
お、並んでるけど、混乱はしてないみたいだな。
[やがて見えてきた集会所の列にそんな感想も述べた]
―公園→集会場―
[ジョエルから丁寧に挨拶されれば、思わず足が止まってしまい。]
マイルズさんのおうち、執事さんなんて居たのね。
[公園でよくのんびりしているから、時間に余裕があるのだろうとは思っていたのだが。
なるほど、お坊ちゃんだったのね、と内心で納得し。
事実は少しずれているのだが。
とは言っても別段何が変わるわけでもなく。]
合流できて良かったですね。
きっと同僚の方も心配なさってます、早く集会場へ行きましょう?
[変わらぬ笑みで首をかしげ、歩みを進める。]
─公園→集会場─
少々所用がございまして。
私事だったのですが、至急取りに来て欲しいと頼まれたために応じておりました。
[小脇に抱える包装された本を目にしたなら、容易に納得出来ることだろう。
主の問いに答えながら、その後ろにつき移動を開始した]
―公園→集会場―
[レッグの言い分にはくすりと笑って、そうね、と答え。
マイルズからも、行き違いにならなくてよかったと同意されれば自分のことのように微笑んだ]
さ、それじゃ急ぎましょう?
遅れたせいで変な言いがかりつけられても癪に障るし。
…あら、結構並んでる…かしら?
[集会場に近付けば、人々が列に並んでいるのが見え。]
―集会場前―
そうですね…ここにはどのみち一度は来ないといけないわけだし。
屋敷の方々もそのうち来られるでしょうし、もう暫くここに居させて下さい。
[ぺこりと頭を下げ、ずり落ちかけた袋を抱えなおしながら。]
すぐに見つかるような方々だったらいいですけど…。
[示された曖昧な未来には、やっぱり不安そうにするばかりだった。
その間も、時折視線を周囲に走らせ主らの姿を探す。]
あっ
[カシャァァァン――。
けたたましい音と共に、
目の前の道がシャッターで封鎖される。]
PSI……かぁ。
集会所……あっちだったっけ。
[非常事態であろうとは思うのだが、
割とのんびりしてしまうのは性格が故。]
……なんか。
手が届かないとなると少し恋しくなるなぁ。
[シャッターの向こう側、数メートル先には
お気に入りのカフェがあったのだが。
仕方無い、と足を集会所の方面へと向けた。]
―― 回想・了 ――
─ →集会場─
普段から一人で出歩いていらっしゃいますが、場合が場合ですからね、今回は。
早めに合流で来てようございました。
[最初の言葉で普段は然程心配していないと言うのが悟れるかもしれない。
レッグに返した後、視線をナターシャへと向けて。
微笑みこそしなかったが、向けられた言葉に頷き集会場へと向かった]
─ →集会場─
ええ、本当に。
[わざわざ敬称を付け足すレッグの様子に、浮かぶのは苦笑。
納得した風のナターシャには、そうなんですよー、とのんびりとした調子で頷いた]
ああ……あの、本屋さんですか。
[返された言葉と、抱えられた包み、その双方から状況は察せられた]
て、やっぱり集まってますねぇ。
[たどり着いた集会場前の様子に、口をついたのはこんな呟き]
―集会場前―
あ…
[呟くと、パトラッシュに何事かを告げる前に、視界に入った集団の元へと駆け寄った。]
ぼっちゃま、ジョエルさん!
良かったー会えて…。
[心底ほっとした顔を向けると、次に一緒に居たほかの二人にも、頭を下げた。]
―集会所前―
そう。緊急事態に強そうには見えないから。
[執事の言葉に、思っていたよりぞんざいな扱いをされてる?とか少し考えつつ移動して]
だよなー。
ん、全員呼集ってアナウンスみたいだったし、並ぶのは仕方ないんじゃねーかな。
[列の後ろにつきながら司書へと返した]
あー。アイツもこのどっかにいるのかな。
あれはあれでトロい奴だからどうしてんだか。
[図書館で分かれた友人のことをふと思う。
並んでる中でわざわざ捜そうとするまではしないが。
順番が回ってくるのを、比較的大人しく待つ]
─集会場─
[納得したような主の声には、ええ、と答え軽く肯きを返し。
支給の列に並ぶ前に集会場付近に視線を巡らす]
……エリカ、居ましたか。
[駆け寄って来る同僚の姿を見止め、無事を確認した]
―集会所前―
お? おー。
[ズューネか、とは口にせず。
しかかった口元に手を当てながらメイドがやってくる方向を見て]
…ぉぉ。
[その向こうにいる警察官の姿に、つい、目を逸らした]
─集会場前─
[レッグとジョエルのやり取りに、扱いが酷いなあ、と思いはすれど、普段の行いを思えば突っ込む余地はなく。
何となく、遠いところに彷徨わせた視線が、駆け寄ってくる姿に焦点を合わせた]
ああ、エリカ。
会えて、良かった。
[ほっとしている様子に、こちらも浮かべるのは、安堵の笑み]
―集会場前―
[エリカが駆け寄っていく集団を見やり、マイルズたちの姿が見えて、
加えて一緒にいる人物に視線が行き]
レッグ…帰ってなかったのか……
[つぶやくのはそんな言葉]
―― 集会場 ――
うぅわ
[思わず声を上げてしまった。
顔までもを思い切り顰めて辺りに視線を遣り]
人、多っ
[隅っこで茫然と配給の列を眺める。
人の多い場所、と言うのが女はあまり好きでは無かった。]
─集会場前─
[集会場につくと、こちらに駆けてくる女性が目に入り。
マイルズたちに話し掛けるのをみれば、彼女が同僚さんね、と一人ごち、微笑み。
ズューネだということは一目で気付いたものの、それは口には出さず。]
この方がさっき話されてた同僚さんですか?
よかったですね、会えて。
心配なさってたでしょう?
[そう、三人に微笑んで。
レッグの言葉には、あぁ…と声をもらして]
えぇと、ノブくん…だったわよね?
アラートに気付かないでそのまま寝てそうな気もするわね、あの子。
[来てるかしら、と辺りを見回して]
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