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[不思議そうに名を呼ぶハイン殿にも、それ以上の声はなく。
無言のままに駆け寄るは開かれたままの窓。
風の仔と出会った時のよに、窓から上体を乗り出すと同時]
探して参ります…!
[白金の長い尾が窓枠を掠め、するりと外へ]
さあ、判りませんが、いつもの調子でまたひょっこり戻ってこられるかも知れませんよ?
まあ、それまでは若干平和になりそうですねえ。
[ハインリヒの言葉には、身も蓋もない返事を返す]
……なんつぅか……どこまで、対照的なんだか。
[ぽつり、と呟いて。
取りあえず、館に戻ろうか、と思った矢先]
……ん?
[『複製』された世界の中の力の流れ、それがまた、変わっているような心地がして。
微かに眉を寄せつつ、周囲を見回す]
あ、おいナタ・リェ!!
[窓から外へと飛び出す様子に流石に慌てた雰囲気で声を上げた。思わずソファーからも腰が上がる]
探すって…消えたってのか?
[窓に駆け寄り外を見る。ここからでは誰がどこにいるかなぞさっぱり分からない。クレメンスの返答を聞けば]
戻ってこねぇでこの空間の安定維持しててくれた方が有難ぇんだが。
平和って……お前さんも言うねぇ。
[クレメンスの物言いにくつくつと笑った]
…あ。
[境目の大きな揺らぎに瞬いて。]
時の君…だっけ?
あの方、向こうへ渡った…っぽい。
…自力でいったのかな、そんな感じだったし…。
少なくとも、あの方がココの中枢とか?そういうのとかじゃないみたい…
ん……今ひとつ、掴みきれんな。
若竜なら、読み解けるかも知れんが……。
[とにかく館に戻るか、と思うのと、霧の中、天聖の気が駆けるのを察知したのは、どちらが先か]
[相手の答えが如何様でも気に留める風はなく]
……大事なものがあるなら、
紛い物にまで心を割くな。
[溜め息混じりに吐き出した台詞]
[偽りの世界に伸びる樹木を指すか]
[獣の仔同様、首根っこを掴み館に戻ろうかと]
[もしくは、時空王が居たのでは好き勝手できないと思った人が押し出したりとかしたのかもしれないけれど、
流石にそこまではよく判らないのですよ、えぇ。]
[あわてているハインリヒを観察しながら]
そんなに慌てんでも、外にはおとっつあんがいるから安心だろうさ。
大体、何をそんなに心配する必要があるんだか…。
[某機竜郷でもないのだからとばかりにあきれたような顔をして。
焔竜ののんびりとした様子に横眼で、やはり呆れつつ]
[焔竜の言葉に頷いて]
やはりそうでしたか。しかし核があの方でなかったとは、少々意外ですね。
[しっかりはっきり疑ってました、と、隠す様子もなく]
[外の風精と接触を試みるも、なかなか情報が集まらない。しかし己と同じ属の気配が消えていることには気付くことが出来たか]
こりゃあ……。
時空王だけじゃなく、ユリアンも向こうに戻ったってことか?
けどあの通路は一人しか通れねぇんじゃ。
それ以外に力が働いたってことか…?
[言いながらクレメンスへと視線を転じ]
んで、何でお前さん直ぐにユリアンが向こうに戻ったってことが分かるんだ?
それ以外の事柄が起きたかもしれない、ってのは思わねぇのか?
時空王様、戻られたの?
[どこかぽやんとした声で誰にとも無く尋ねた。
胸元で揺れたペンダントは殆ど透明な光を弾く]
うん、自力でいけるなら中枢とかじゃないよね、きっと。
[火竜の言葉にもコクリと頷きながら。
飛び出してゆく麒麟は止める間もなく、ぼけらっと見送った]
[獣が見る先、何があるのかと見ようとして――]
っ、ユリアン!
[影が、彼を飲み込んでゆくのに、慌てて手を伸ばした。
だけれどその手は掴むことが出来ず、ただはらりと落ちた一枚の葉は、彼についてゆくことができただろうか――?
何が起きたのか、唐突すぎて理解が及ばなかった。
アーベルに問われるままに、僕はなんともないよと、それだけを答えた。消えた場所を、じっと見ながら。]
[ハインリヒの言葉に微笑む]
ご存知ないと思いますが、私は心の魔と呼ばれる者。この空間を生じさせた機鋼の仔竜殿とは、対の気を持つ者なのですよ。
ですから、この世界から外へ戻った方があれば感じ取れます。
ことにユリアン殿は、人間ですからねえ、心の軌跡を辿るも、私には容易です。
まあ、どうやってかは判りませんが、もともと予定外に迷い込まれたようですし、自然に戻られたのではないですか?
核は別で居る、っと。
そう都合よくは行かないか。
[ダーヴィッドの言葉を聞いて、小さく肩を竦める。ヘルガに視線を移すと]
そのおとーさんも無理しまくってっからなぁ。
ナタ・リェのはまぁ、元より備わった性質が故なんじゃねぇかね。
ん?ユリアン…も?
[聞いて、きょとんと。]
あぁ、確かに…空間自体が呼吸したような…そういうのあったかも。
[んー…としばらく考え込んで。]
あれかな?枢の意思とかそういう奴?
世界自体が追い出したような???
[飛び出した獣に広間の声は届かない。
時空の歪みのどこかに落ちたか――あるいは何かが起こったのではないかと。途切れたコエに心配るだけ]
一体、何処に――…?
[惑わせる霧。そを干渉を許さぬ天聖が属は退ける。
なれど何処に居るのか、否、何処にも居ない者を探せるはずなく。
やがて、霧の中に立ち尽くす]
おとっつぁんは無理するのが仕事みたいなもんだからいいんだよ。
あれがあの人の、さぁが。
そういう星の下に生まれついてそうじゃん。
人生、常に苦労と荒波の連続。
[のんびり紅茶をずずーっと。
ハインリヒのナタリェ評に少し眉を跳ね上げ]
なら、そんなに気にすることもないだろうが。
おまえは娘離れできない父親か?
そこまでわかってるならいちいち騒ぐな、うるさい。
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