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[ゼルギウスが信じる気はしなかった。
だが、唇は言葉を紡ぐ。少女を糾弾する言葉を]
その子は……そいつは人狼だ!
[少女の瞳が赤く光るのを、その朱唇の下に牙が隠れているのがはっきりと見た……だがそれを、誰が信じるだろう?人の眼には彼女は可憐一方な少女にしか見えぬだろう]
神よ今貴方が為に貴方の子である我等の敵そして貴方に仇なす者を滅ぼす為に一時の穢れを得る事をお赦し下さい彼の者は囚われのもの己が意志にて己が罪の贖いをなせぬならば貴方に代わり我が手で終わりを齎します深く深く神の御手に堕ちしものも器より解き放たれれば皆同じ罪深き魂にも救いを尊き慈悲を与え給え――
何を、言ってる?
[イヴァンを見つめる真紅は訝しさを含む]
ベアタが人狼だなんて。
何を根拠にそんなことを。
[イヴァンからベアトリーチェを庇うように身体を向けた]
……!
[アーベルを見送ると同時か、それよりも早いタイミングで聞こえるのは、イヴァンの声。
さすがに、少しだけ目つきが険しくなって、老婆がイヴァンを見つめる]
……イヴァン坊主。
この状況でその冗談は……笑えないねえ。
[ゼルギウスの言葉に唇をかむ。
その眼で見たものを他の者に示せたら。
だが、その手だてはなく]
俺の眼にははっきりとそいつの正体が今みえた。
それともお前も人狼なのか?だから庇うのか?なあ!!
…………。
[暗き翠は、静かなまま。
周囲に響く、声は、遠く。
一歩、二歩。
倒れたアーベルの所へ、近づいてゆく]
……Eine tote Person.
Das Wesen.
Zeigen Sie es mir…….
[紡がれるのは言の葉にも似て。
それよりも、冷たく響くもの]
[ウェンデルに向けた手、とどかずに床に崩れ落ちるアーベル。
床に広がる血痕。
足はとまり]
そうなるか…。
[つぶやき、自分の手を見つめてすぐに聞こえるイヴァンの声、
視線を向けてその内容を聞き]
おいっ、さっきの今で冗談じゃすまされんぞ?
[自然イヴァンへの声はトゲのあるものへとなる]
[子供は、ゆっくりと、今、贄を捧げ終えた朱の花の持ち主の前に移動する。そうして、言霊を紡ぐ詩人に声をかけた]
ライヒアルト、彼は、人狼だった?
[問う声は掠れず、幾分か高いけれど、確かに少年の声だった]
[ゲルダの傍ら。
アーベルはどうなったのかと、青色をさがすが見え難く。
が、それより先に耳につき意識を攫うのは、イヴァンの叫び。
人狼、と。]
人、狼?
[イヴァンが叫んでいる。
対するのは、薬師と少女に対してか。]
何だ、一体何が起こって…。
[場も自分も、混乱していた。]
[怖い。心底からそう感じる。]
[庇ってくれているゼルギウスさんの背中にしがみつき、顔をうずめる。]
[足が…震える。今にも座り込んでしまいそう…。]
[ヨハナには冷ややかに]
笑ってもらっちゃ困るね。
俺は冗談なんか言ってないからね。
俺の眼にはそいつが人狼に見える。はっきりとな。
[その表情は*冥い*]
お前の眼が本当に人狼を見定められるものなのかも分からないのにか?
最初にお前がエーリッヒを判じた時から少し考えてね。
もし俺が人狼ならこの状況をどうやって切り抜けるか、と。
むざむざ燻り出されるまで何もしないだろうか。
いや、生き残ることを考えるなら、何か手立てを講じ生き延びようとするだろう。
もしかしたら。
お前がしたみたいに。
人狼を見分けられると名乗り出るかもしれない、と。
適当な頃合いに関係のない者を人狼と告げて、矛先を逸らしたりするんじゃないか──とかね。
[イヴァンを冷めた視線で見つめながら]
[考えていたことを淡々と語る]
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