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あ……。
[名を呼ばれ、覗き込まれて、はっと我に返る]
大丈夫だ……ちょっと、目眩がしただけで……。
大丈夫、だから。早く、ベアトリーチェを。
[ふる、と軽く頭を振って。早口にこう告げて]
[暫く、エーリッヒの様子をじっと見て。
ふい、と穴の方を向く]
…倒れたら姫抱きしてくからそのつもりで。
[微妙な脅しを投げつけて、ベアトリーチェを上着ごと抱き上げる。
自衛団員たちよりも遥かに軽くて、頼りない重み]
……いや、それは……勘弁してくれ。
[姫抱き、という言葉に思わず引きつりつつ。抱えられた亡骸を見やり]
……急ごう。嫌な予感が……する。
[蒼の花が伝える感覚とはまた違う……胸騒ぎのようなものに急かされて。低く、呟いた]
[ちなみに倒れられたら本気でやりますこの男]
[急ごう、というのに少し首は傾げたが、異論はなく]
…ああ。
自衛団員たちの隣がいいかな。
[半ば走るようにして集会場の裏手へ向かう。
記憶が確かならスコップの一本はまだ其処にある筈で]
―自室―
[黒い毛皮の狼が一匹]
[少女の右腕を][二の腕を]
[食らっている]
[月の光は雲に隠れ]
[血のにおいが支配する]
[狼の動きが]
[咀嚼する音が][とまった]
そうだな、距離が近い方がいいだろうし。
[呟くように言って、ユリアンの後を追う。
胸騒ぎ。
鎮まらない。
いつかに似ているけれど。
特定したくない。
そんな思いが、ぐるぐると巡る]
―集会場外・裏手―
[小山のようになっていた土にも、その頭に立てた細い丸太の彫刻も、雪が覆い被さっていた。
その横に、ベアトリーチェを一度寝かせて]
…一本、か。
[近くに転がっていたスコップは一本だけ]
[手に取り、何も言わずに掘り始める。
エーリッヒにやらせるのは躊躇われて]
―自室―
[黒い狼の姿が][静かに人の姿に変わる]
[長い][凶器のような爪先は][変わらず]
[慎重に]
[震える指先が]
[傷つけないように少女の瞳に触れる]
─集会場・裏手─
あ……悪いな。
[無言で掘り始めるユリアンの様子に、短く告げて。
ゆっくりと、周囲を見回す]
…………。
[つい、昨日の事だったか。
ここで、騒動があったのは。
そんな事を思い出して]
Es last den Schnee wegen du fallen.
Dieser Boden alles.
Im Umfang, der mit dem weisen Schleier umfast werden kann die grose Quantitat…
[ふと、口ずさむのは未完の歌。
贈る相手を喪ったもの]
─居間─
[居間の窓から見える空]
[月は一時雲に隠されて、姿を見る事は出来なかったけれど、きっとその後ろでは嘲笑っているのだろう。]
[一匹の獣を。]
[この部屋では、そんな惨劇は感じ取れずに。]
[だけども徐々に]
[この部屋の緊張は上がっていくように思われた]
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