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─広場・噴水傍─
[短い返答に、こく、と頷き。
聞こえて来た騒ぎと、自衛団、という言葉に蒼の瞳をそちらへと向ける]
また……って。
また、強制連行するっての?
[こちらも、とっさに浮かんだのはローザの一件。
先にあったという、姉の事もあり。
浮かぶのは、微かな焦りの色]
お。
どうかしたか、2人して?
[2人で同じ方向を見ているのに気付き、つられるようにそちらの方角を見た]
んんん?
自警団の連中か?
ああ?
何してんだ?
[カヤが人の影に隠れて消えているので、いまいちよくは分からなかった]
─広場・噴水傍─
それしか考えられんだろ。
誰が連行されそうになってるのかまでは分からんが。
[子供が連行されそうになっていると言うのはまだ気付けず]
[己の忠告も連行の一端を担っている可能性はあった]
[そのつもりで言っていた部分もあるため]
[仮にそれを聞いても驚きはしないのだが]
[そして、スッと指を上げそれを振り下ろ……そうとしたところで、後ろから腰に感じた衝撃に振り返る
見ると、カヤが抱きつき首をフルフルと振っている
それを見て、何か言いたげに口を動かしていたが、目を伏せ手を下ろすと]
…………わかった
[そう呟くと自衛団に向き直り、睨みの効いた目で彼らを見ていたが]
そこまで言いがかりをつけて、外れだった場合の覚悟は出来てるんですよね?
責任を取る気概があるなら、連れて行けばいい
…………まあ、どうせまた外れなんでしょうけどね
[最後の言葉は心底彼らを馬鹿にした口調]
─広場・噴水傍─
……その行動力、もっと違う事に使えよ。
[思わず口をついたのは、こんな一言]
そうすれば、一年前にだって……!
[友の失踪。
上からの圧力もあったのかも知れないが、下街の出来事という事で自衛団は積極的な関与を渋り。
親身になってくれたのは、団長だけだった。
それでも、結局、何一つ掴めぬままで]
…………。
[あの時の悔しさ。それが再び、呼び起こされた気がして、無言で拳を握り締めた]
[自衛団の男たちは彼女の言葉に顔を紅くするが、昨日の事もあるのか積極的に手を出そうとするものは居ない
そうして、彼らはカヤを連れて詰所へと戻っていく
その様子をジッと見ていたが、視界から彼らの姿が消えると]
…………くそっ!!
[苛立たしそうに、地面に置いたキャリーケースを蹴る
浮遊の魔法の切れているケースは見た目以上に重く、ズズッと僅かに動くのみ]
―広場の一角―
「あんな子が?」
「信じられないわよね」
[遠巻きにしている人の声が聞こえた]
どうして事を荒立てる。
これ以上混乱させるつもりなのか。
[苛立たしげに呟く]
[対象はそれで予測できたが気も晴れず]
待――、
[開こうとした口は下ろされたゲルダの鞄の立てた重い音に、
取ろうとした行動はカヤが自ら動いたことで遮られる形となった。
嘲りを露にした女の声。
結局。
男達が少女を連行してゆくのを、
黙って見ていることしか出来なかった]
[翠の眼は瞬きもせずカヤを見つめていたけれど、
その眼差しは揺らいでいた]
今度は、誰を。
[この場から見えはしない。
隣の剣士にも見えないのだから当たり前ではある。
だがその眼は不意に、僅か細まる。
――潮時か。
『端末』にすら乗ることのない、微かな呟き]
…。
[対象が少女であろうとも、庇い立てする気は端から無かった]
あっちも必死なんだろう?
ただでさえ、団長が事件に巻き込まれて面子が潰されてるんだ。
これで、他の連中が事件を解決したなんてことになったら、自警団の威厳は地の底まで落ちっから、多少強引でも、色々なやつを引っ張ってんだろ。
[ハンスの言葉には、荒くれ物の集団に対する評価のような感覚で告げた。
その対象が誰なのかは、いまだに予想もついてない]
─広場・噴水傍─
[しばらく眺めていると、自衛団は一人を連れてその場を離れて行く]
[その中に見つけたのは小さな姿]
……ふん、そっちに捉えたか。
[ぽつりと呟いた]
[己が言葉のみで決定したとは思いにくいが、少なからず作用していることは明白で]
[連行される様を見て思ったのはその一言だった]
…何かの切欠が無ければそう言う行動にも出れん連中なんだろう。
ああそうだ、お前にも伝えておかなきゃな。
昨日捕まったローザとやらだが、あれもシロだそうだ。
[誰からの情報とは口にせず、知り得た事実だけを述べる]
[痛みを堪えるように、眉間に深く深く、皺を刻む。
何かを、恐らくはゲルダへの別れの挨拶を呟いて、その場を離れた。
集う人の輪を抜けていく]
連行するにしても、もう少し方法があるだろうに。
[一つ息を吐いて、行商人の苛立ちに同調するように言った。
対象が誰かは既に分かっているけれど、彼のほうからそれを明かすことはない]
ま……後でまた話でも聞きに行ってみるかね。
ローザんときは、ほとんど証拠らしい証拠も聞けなかったが、今度は少しはマシになってるといいが。
―――そろそろアタイは行くよ。
前回と同じなら、またどっかで事件が起きるかもしんねえしな。
無ければ無いで、少しは信憑性高まるのかね?
じゃ、またな。
[そう告げると、レナーテが2人の前から*立ち去っていった*]
「でもあの子ってホラ、元々は……」
「そういえばそうだったわね」
[無責任に交わされる言葉の数々][首の後ろを掻く]
[自衛団の前で意図を持って名前を出したのは隻眼の記者に同じ]
[だが何とも気分が良くなかった]
[視線が落ちていたので青年の様子にも気づかず]
そうかもしれませんが。
冤罪が続けばそれこそ更に評判が地に落ちますよ。
それにしても統率の取れなくなった集団ほど怖いものはありませんね。力を持っていれば特に。
[レナーテに答えて]
[何度目になったかの溜息を吐いた]
─広場・噴水傍─
あれ……カヤ……か。
[連行される姿を見て。零れ落ちたのは、掠れた呟き。
疑念はあった。
けれど、疑いたくはなかったのも本音で。
軽く、唇を噛んで、ふる、と首を横に振る。
気持ちの乱れを、振り落とすように]
……それにしたって、さ。
あれじゃホントに単なる『自衛』じゃん……。
[小さく呟いた後。伝えられた事実に、一つ、瞬く]
そ、か。
確かに、そんな感じ、なかったもんねぇ……。
ええ、まったく。
[青年の同調するような声に頷いた]
[その真意は知りようもなく]
どうでしょうね。
たとえ間違っていなくても、単独犯ではなさそうですから。
[意見に疑問だけを差し挟んで]
[去ってゆくレナーテを見送った]
─広場・噴水傍─
要らんプライドの高い連中が多いんだろうよ。
んなもん豚の餌にでもしてやりゃ良いのに。
[青年とのやり取りで少しずついつもの軽口が戻って来る]
[それからふと、隻眸を青年へと戻して]
時にアーベル、お前は現状で信じたい奴ってのはどれくらい居る?
[唐突にそんなことを訊ねた]
[エルザの別れの呟きにも反応を返すことなくジッと地面を見ていたが]
…………脳無しの自衛団単体であそこまでの調査は考え難い
誰かが独自で調査して情報を流した、といった所か
……となると
[そう呟いて、頭に浮かべるのはそういうことに長けてそうな二人
ただ、カヤについての情報を容赦なく流す方といったら]
…………これは、ますます早めに手を打たないとね
[ポツリと周りに聞こえないようそう呟く
そうして、人が集まってきたのを見て取ると、ケースを手にその場を後にした]
[周りで交わされる無責任な会話は届いている。
眉を顰めて見せたけれど、特に何か言うことも無い]
ええ、また。
[剣士に片手を上げて見送った。
その姿が見えなくなる頃]
…じゃあ、すみません。
ぼくもこれで。
[彼もまた別れを告げて、その場を立ち去って行く]
[大通りの方面に言っては自衛団と鉢合わせそうだから、広場へ向かった。
程なく、噴水の近くに弟や他の皆の姿を認め、痛まない方の手を振った]
アーベル。ここにいたのね?
[そのときには、口調は至って普段通りだった]
─広場・噴水傍─
あは……餌にされた方が、迷惑しそうだね、それ。
[軽口に、冗談めかした口調で返す。
それでも、声は微か陰りめいたものを帯びていたが]
……え。信じたい……ヤツ?
[向けられた唐突な問い。蒼は不思議そうに、瞬いて]
ん……あんまり多くない、かも。
信じる、って決めたのは、二人。
信じたいけど、なんとも決め手ないのが一人……かな。
[信じる、と決めたのは、姉と、今言葉を交わす男。
信じたいのは、幼い頃から、兄のように思っていた人]
[呼びかけてくる、聞き慣れた声。
はっとしたよに、そちらを振り返る。
肩の上、隼もばさ、と翼を広げて]
姉さんっ!
……なんとも、ないっ!?
[とっさ、口をついたのはこんな問いかけ]
ああ、ライヒアルト君も。
[去ってゆく姿に軽く手を上げる]
[見送った後に深呼吸]
[動きだそうとしたところに人がやってきた]
このタイミングで。
何か情報が増えたんですか。
「今の子供も犯人ではありえません」
はい?
「気にしていたから先に調べるようにと言われました。
ですがそれこそ不自然なほど何も出てきませんでした」
それはつまり。
「あやふやな証言以外は何一つ出てこないのです。
詮議でもそういうことになるかと」
[上げられた手の主を見やり、会釈を返す。
弟の反応には、きょとりとして]
……平気よ?
[軽く首を傾げて、笑った]
そっちのほうこそ、無茶してない?
[平気、という言葉と、笑み。
思わずじ、と見つめつつ]
……自衛団の連中と、やり合った、って聞いた。
あいつら今、気ぃたってるし……何か、されてたりしないよね?
[確かめるように、問う。
口ぶりから、現場に居合わせたなら騒動拡大させていたと予測するのは容易いか]
俺は……無茶は、してないよ。
[今の所は、ではあるが]
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