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─中央ビル前─
……んー。
地の利を取るか、それとも。
[小さな声で呟き、思案を巡らせる]
……むしろ、ペースを掴む方を重視すべき、かね。
なら、地の利を捨ててでも……。
[自分の得意な戦い方を選ぶべきか、と。
思考はすぐに、そこへと至る]
……と、なれば。
女性陣の行きたい場所に、お付き合い、ってコトになるかね。
[行く先さえ把握できれば、追うのは容易い、と。
思考巡らせる常磐緑には、愉しげないろ]
―中央ビル前―
[鉄槌を肩に担いだ少女は、ビルを出た所できょろきょろと辺りを見回す。
不意打ちがないと分かれば、そのまま一直線に駆け出した。
目指すは北エリア、林の方向]
さて、向こうの得意フィールドに追い込まれなければ良いけども……。
[相手の思惑はわからぬまま、それでも警戒よりは先を急ぐ事を意識して、ビルの谷間を駆ける]
―北エリア・林へ―
……っと。
[『龍眼』が、きょとり、と動く。
常磐緑が捉えたのは、駆けて行く少女の姿]
北。やっぱり、地面のあるとこに行きたがる、か。
……あそこ、やりにくいんだけど、ま、仕方ないか。
[そんな呟きを漏らしつつ、羽ばたき一つ。
駆けて行くロミを追い、北へと向かう]
─ →北エリア・林─
─ →北エリア・林─
[鴉を、娘を、付かず離れず影で追う。行く先に木が立ち並び始めるのを見、場所の把握をする]
[影は木々の影を渡り、ロミが立ち止まる前方の木の影へと回り。再びオクタヴィアの姿を形作る。チリンとイヤリングが鳴り、ブレスレットとアンクレットがシャラリと音を奏でる。胸元のネックレスは煌めきを失っていた]
―北エリア・林―
[目的の場所までは無事辿り着いた、が]
来た、だか……!
[あたかも先回りしたかのごとく、前方の影から現れるオクタヴィアの姿。
ほどなくライヒアルトにも追い付かれるか]
……ありがたいこったな。
オラの力が通じる場所で戦ってくれるとは……!
[槌の柄を両手で握り、構えた]
─北エリア・林─
……っと。
[ロミの向かった先。先んじたが如く現れるオクタヴィアの姿に、微か、笑む。
ふわり、と舞い降りるのは、二人からやや距離を開けた木の枝の上]
……最後は全員総力戦……って事ですか、ねぇ。
ま、それもそれで、かね。
[呟きつつ、口元に浮かぶのは、やはり愉しげな笑み]
─北エリア・林─
クス、全力を出して頂かなければ困りますもの。
それとも一方的に嬲られる方がお好みだったかしら?
[ロミの言葉に胸の下で腕を組み、右手の指を唇へと当てる。口許には、笑み。自分にはこれと言って得意と言えるフィールドは無い。影があれば、変則的な攻撃も出来る。この場所は自分にとっても都合が良い場所でもあった]
『遊戯』に勝ち残ったのは3人。
1対1で戦った後に漁夫の利を浚われるよりは、ここで勝負を決めてしまった方が良いと思いまして。
その方が『盛り上がる』と思いますしね。
[含むような言い方。ロミを見ていた鶸色が、横目で刹那別へと向けられる。ライヒアルトの呟きが聞こえたのかは定かではないが、それに答えるような言。ロミが彼に気付いていないのであれば、不思議な言葉に聞こえるかも知れない]
─北エリア・林─
……ま、そういうのもありかもね。
[ぽつり、零れた呟きはオクタヴィアの言葉に答えるように。
一つ、深呼吸。両の手、指の間には複数の針が握られる]
……消耗でかいから、何度もできはしねぇけど。
上手く行ったら、
[不意に、途切れる言葉。
直後にその姿は掻き消える。
ここではほとんど見せてはいなかった、もう一つの力──テレポート能力による、移動。
それを用いる事で、二人の頭上に唐突に現れる]
儲けモノ、っと!
[声と共、振られる両手。
両手に携えた針が、無作為な雨のようにその場にばら撒かれる。
漆黒の煌めきの落ちる中、自身は着地し、双方から距離を取るように後退した]
―北エリア・林―
残念だけども、オラにはそういう趣味はないだよ……!
[嬲る、の言葉が冗談でなく聞こえ、背筋が寒くなる]
まあいい、勝てばなんとやらだ……
[オクタヴィアに一歩迫ろうとした時、ふとその瞳の不自然な動きに気付き視線を移す。
だが、結果的にそれは失敗。
相手は唐突に、こちらの頭上に現れて]
――『土壁』!!
[ライヒアルトの両手に煌めきを見、咄嗟に土を壁状に迫り上がらせて攻撃を防がんとす。
しかし反応が一瞬遅れたか、伏せる途中の右肩を貫く痛みがあった]
くっ……
[動揺も混じり、そこから攻撃に転じる事が出来ない]
─北エリア・林─
[ライヒアルトのテレポート能力を失念していたわけではないが、唐突に現れたことには僅か反応が遅れる]
大盤振る舞いですわね!
[全て躱すには難しい。左足首も痛みが完全に引いたわけでもない。けれど敢えて左足で地を蹴り、バックステップを踏みながら降り注ぐ針の円周外へ出ようとした。軸足となった左足は円周から外れるのが遅れ、数本針が刺さったり掠めたりしている]
勝てば官軍。
そう簡単に行くかしら?
[左足は地に添えるのみにし、対峙する双方から離れた場所で大きな銃を構えた。それはここに来た当初にクリーチャーに使ったバルカン砲よりも、二回りほど小さいガトリングガン。それでさえ、通常ならば固定して使うものなのだが、それを右側に構えて持ち、掃射スイッチを押す]
Löschung!!
[林に響き渡る轟音。銃身が回転し、無数の弾丸が射出される。その弾幕は容赦無く二人へと襲いかかった]
─北エリア・林─
っと、そういうのもアリ、か!
[生み出された土の防御壁にこんな呟きを漏らしつつ。
それでも、初手は相対する二人それぞれに打撃を通した事を確かめ、新たな針を手に取る]
遠慮したって、仕方ないからね、ここまで来ると!
ま、まとめて相手すんのはさすがに……って、ちょ!
[さすがに厄介、と。
呟きは、轟音と共に撃ち出される弾幕にかき消された。
とっさの判断で上へと抜けるが、僅かに及ばず右の足を弾が掠め、衝撃と共に紅を散らした]
っつぅ……さすがに、効くねっ!
[顔を顰めながらも、手にした針はオクタヴィアへと投げつける。
鴉自身は後退し、動きを止めたロミの背後へ舞い降りて]
……とまってると、危ないよっ!
[冗談めかした言葉と共に、首筋へ向けて手刀の一撃を繰り出した]
―北エリア・林―
うわっ!!
[轟音と共に射出された弾丸。
土壁を更に展開させるも、衝撃に後から後から崩されて行く。
回避は間に合わぬと判断し、障壁の維持に集中し続けるが、それが仇となったか。
背後に迫る鴉の影に気付かず、槌の間合いより内側まで接近を許してしまう]
ぐ……
[手刀を咄嗟に右腕で受けるが、衝撃に鈍い痛みが走った。
途端、集中が途切れ障壁は塵芥と化す。
ライヒアルトの手を弾きつつ横へ飛び退こうとするが、一瞬遅れ、脇腹を熱い痛みが走った]
圧されてる、だな……!
[もはや手の内を隠している余裕はない。
ライヒアルトの針がオクタヴィアへと飛ぶ。
彼女の意識がそちらを向いているなら――不意を討つ隙はあるか]
いけぇっ!
[左手を槌から離し横薙ぎに振る。
それは単に、『力』を送るための予備動作。
少女の意識は、オクタヴィアの背後――樹が根を張る土にあった。
『力』を受け、土が持ち上がり、そして樹はオクタヴィアの頭上へ倒れ掛かる]
─北エリア・林─
[精度に劣る射撃だったが、それなりに被弾させることは出来たようで。ライヒアルトから投げつけられた針は、射撃を止めたガトリングガンの銃身を翳して防ぐ。キィン、と金属がかち合うような音がした]
威力が高い分、精度に欠けますけれどね。
[ライヒアルトの声に返しながら、ガトリングガンを持ち直す。銃を変え、射撃準備に入ろうとした───その時。ふっと上空に影が差すのを感じた。僅か振り仰げば、背後より倒れ来る一本の木]
離れて居ても力は及びますのね!
[地面へも視線を流せば、持ち上がった跡が残っている。ロミが繰り出したものであるのは明らかだった。咄嗟にガトリングガンを持ち上げ、倒れ来る木に翳し。受け流すようにして横へとステップを踏んだ。左足にも力がかかり、痛みが走る]
くっ……。
[左足に突き刺さったままだった針を払う。紅が流れ出すが、構ってはいられない]
[手にしているガトリングガンを持ち直すと、それらを二丁のライフルへと変え。ライヒアルトとロミの周囲にある木の影目掛け、銃弾を撃ち出す。二人を囲むような位置に、六発の弾丸が着弾した。先を見越しての仕込み。その所作は射撃ミスに見えなくもない]
もう一つ行きますわよ!
[次いで二丁のライフルは一丁のバズーカ砲へと変化。銃口を地面へと向け、右足で引き金を踏んだ。地下潜行型の爆破砲撃が、固まって立つ二人の足元へ。轟音が二人に迫る]
─北エリア・林─
[打ち込んだ一撃は払いのけられ、少女は距離を取るべく、動く。
障壁が消滅した事で飛来する弾丸は、とっさに開いた右の翼──漆黒の龍翼と右の腕を翳す事でどうにか凌いだ]
……っとに、威力だけはあるよねぇ……。
[伝わったのは衝撃だけだが、ダメージは決して低くはない。
『獣神』によって埋め込まれた部位以外は鍛えた人間レベルなのだから、無理もないが。
ぼそりと呟きながら、ロミがオクタヴィアに仕掛ける様子を見やる。
倒れる樹に、蜂蝶がどう動くか。
それを確かめてから次の手を、と考えていたのは、まずかったか]
……って……。
[一見すると、見当違いの行動。
しかし、それと同じ動きは、先の戦いの記録の中でも見ていたな、と。
思い当たるのと、轟音が響くのは、ほぼ同時]
……ちっ!
[テレポートは、すぐには使えない。ならば出来うる回避は一つ。
アンバランスな両翼を広げると、上へ向けての離脱を試みた]
―北エリア・林―
[直撃は回避されたものの、ライヒアルトの攻撃も相まって、オクタヴィアに多少のダメージは与えられたか。
しかし、未だ己の不利は変わらず。
脇腹から滲む血を止める暇もなかった]
[ライフルを構える動作に回避を意識するも、弾丸は二人から大きくそれて着弾する。
その布石は少女には理解出来なかったし、思考する暇すら与えられなかった。
こちらへ向けて迫る爆音]
って……それはオラの専売特許だっ!
[爆発と同時、少女の体は宙を舞う。
しかしそれは爆風に飛ばされたのではない、足元の土を『力』で持ち上げ自ら『跳んだ』のだ。
槌頭を先に地面へつけ、柄の倒れる動きとともに着地する。
再び槌を持ち上げ構え直す動作で、脇腹の染みが一層大きくなったのを感じた]
(まだだ……ここで止まっちゃなんねえ!)
[大技を使ったオクタヴィアと、それを回避したライヒアルト。
二人の攻撃に僅かな間隙を感じて、着地の衝撃も抜けきらぬ体で更に動く。
オクタヴィアの元まで駆けるには、やや遠いか]
んなら……
[視線はライヒアルトの方向へ]
『塞げ』!
[叫び、力を送る。上方へ飛んだライヒアルトの進路を塞ぐべく。
周囲の樹がライヒアルトという中心に向かって傾いで行く。
『殺到させる』とまでは流石にいかなかったが]
どれか一つにでも当たりゃあめっけもんだ……!
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