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[高く掲げた花輪を握り、青年は一陣の風となって走り出す。
一足ごとにしゃらりと鳴る銀の音。
その後ろを追って、鎧姿の男たちも駆け出した。]
印象深いもの?
[昨夜の光景が見られていた事には、気付いていないらしい。
しかし、彼の中ではアーベル=元紅茶男だったので、その点に関しては御互い様だ]
…………ミハ君……?
[そんな呼び方をされるとは思ってもみなかった]
[反論しようとした矢先、細工飴を握らされ、ぱちくり、瞬きを]
甘いものは、嫌いではないが……これは……
[なんというか、可愛らしくて困る]
[舞台の上から動き出す男達に、驚きの声をあげ。]
何が…始まる、の…?
[迷子防止でもなく、主のコートの端をきゅ、と握る。]
…わ!ノーラさんだ!お久しぶりですっ!
[アーベルの言葉に、演舞からちらりと視線をズラせば
見覚えのある女性が立っている事に漸く気付いた。
記憶と合致すれば、わ、と小さく声を上げて。]
甘いものキライじゃないなら、良し!
おねーさんからのプレゼントです。遠慮せずに受け取れ!
[ミハエルの言い淀みの意味に気付かないまま、笑みを向けて。
と、エーリッヒが駆け出したのを見れば若干慌てたように]
っとと、やっばい。非難非難!
そこにいると、巻き込まれるよー?
[てってと通りの脇へと一人退避。何も知らない観光客に、
何に巻き込まれるのかすら伝えない不親切なご案内。]
[背後からの音を察し、邪魔にならないように端に下がって。駆け抜けてゆく青年を見れば、軽く手を振り返す]
[嗚呼、そういえば今年は]
……本当に何してるんだか、ね。
[人知れずぽつり]
手を離さないでね、ベアトリーチェ!
[いよいよ駆け出した一団に、その姿を良く見ようとする見物客達も群がって、おしくらまんじゅうのような人ごみの中、少女は必死で、子供を抱き寄せる。こんな人の群れの中では見えないだろうと、抱き上げようと試みるが、非力な彼女には、人々の頭の上まで、子供を持ち上げてやることは到底無理だった]
[賑わう方へと闇雲に足を進めていたら、自分の歩く速度よりも明らかに速く賑わいは近付いてくる]
…え?
[何が起きるのだろう。
そう考える前に周囲の人々がさっと道の脇に分かれていくのを見て。
その理由を考え付く前に自分も道の脇へと下がった]
[たまに立ち止まって追っ手をからかってみたり、
ひょいひょいとトンボを切って棒を避けたり、
子供に花輪を差し出してまた引っ込めてからかってみたり。
夜空に響く歓声と、銀の音。
走れば薄絹が靡き、銀の輪が鳴る。]
[ミハエルの疑問にコクリと頷き]
ベアトリーチェに、大きな熊のぬいぐるみをあげてただろ?
[それから、また視線を戻し、
走り出したエーリッヒ…その後ろの観客の先頭にユリアンの姿も見える]
やーれやれ、今年の追手側、なっさけねーなー。
完全に、からかわれてるじゃんよ。
[走る者たちの動きを追いつつ、辛辣な一言がぽそり、と]
[下がっていると、少女のほうも此方に気付いたようで。すぐに微笑んで手を振り返した]
[相変わらず元気な声にくす、と笑って]
[それからまた、男達のほうに目を向けた]
[行く先に飛び出してきた飛び入りの青年にフェイントかけて突破。
ひとりふたりと追っ手は増えて、街の中を駆け抜けていく。]
[リディの「巻き込まれるよー」に手を軽くポンとうつ。]
………そうだな…ミハエルに給仕兼メイドさん
もう数歩…さがって…人の波に飲まれる
[青年は危険を察し、ミハエルとメイドさんに近づく]
遠慮している訳ではな……、避難?
[件の男から目を背けるのが優先されて、何が起こっているのか、把握し切れていなかったが。リディとアーベルの警告、それに近付く銀の音に、漸く事態に気付いて]
……ユーディット、下がれ。
[驚いている侍女の様子を気に留める事なく、飴細工を持っているのとは逆の手で、彼女の手を引き寄せて、脇へと下がる]
[初めて人間界に来た彼女が、祭りの内容を詳しく知る由もなく。
うねり押し寄せる人並みに、目を丸くして呆然と立ち竦む。
アーベルの「下がって」と言う声は、歓声に掻き消されたか耳に届かずに。]
[周囲の安全を確認してから、アーベルの返答に、ああ、と]
……見ていたのか。
[別段悪い事をした訳でもない――
寧ろ、良い事をした筈なのだが、何と無く、バツの悪そうな表情]
[女の子を腕に抱いて、人波に攫われていきながら、少女は友達の姿を見つけて伸び上がった]
リディ…!
[最後まで言わない内に、流れて通過]
[それが自分に向いたのかどうかは、はっきりとわからないものの。
……正直、追手役も飛び入りも、盛り上げるには役不足、という感が強いのは事実で]
……ヴィント、踏み潰されそうにねぇとこまで、下がってろ!
[言うや否や。勢いをつけて場に乱入する。
慌てたように跳ねる、灰色の小さな影。
……勿論というか。
深い事は考えていないのは、い う ま で も な い]
[それでも賑わいはまだ遠く、その場に留まろうとする人々を掻き分けるようにして広場の方へと向かう]
[やがて賑わいは程近くなり、其方の方へ目を向けていた…ら]
っと…すまない。
[流されてきたのだろう赤髪の少女とぶつかった。
そしてその腕に抱かれた金の髪の少女に気付く]
ベアトリーチェ?
[流されかける自身の体を留めつつ、彼女たちも支えようと]
[ノーラから手を振り返されれば満足そうに、にんまりと笑みを浮かべて。
駆け抜けていく集団を、道の脇でわくわくと眺めていれば
ふと。僅かに聞こえた様な呼び声にきょとんと人並みへと視線を向けて]
………ミリィ?
[ちらりと見えた姿に、思わず手に持っていた水風船がビヨンと伸びる]
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