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[口ごもる様子に眼差しで問い掛ける。
続く礼の言葉には緩く首を振った]
俺が、好きでやってる事だからね。
……ふうん、エリカちゃんはそう考えてるんだ。
[ほんの少し眉頭を寄せ、顔を歪める。困ったような、泣き出しそうな、曖昧な表情。
刹那、瞼を強く閉じれば、すぐにそれは消え去り]
じゃ、仕舞ったら、お家までエスコートさせていただきます。
[おどけて*お辞儀*をする]
[ ここで済ませてしまうと聞けば。]
では、お願い致しますわ。
お手数かけてしまいまして…。
[ 屈んで、眼の様子を診てもらう。
いつもと同じようにそれを終えた後、カレンを見送る。]
ありがとうございました。
カレン殿も無理はなさらぬよう。
お気をつけて。
[ そう言って彼女と別れた。]
[ それから溜め息をつく。]
大した収穫はなし…ですか。
仕方ありませんね。
[ 言ってから羽根を広げ、舞い上がる。
淡い金が、夜空を横切る。
普段外出をしないせいか部屋に戻ったころには、
かなり疲れ*果ててしまっていた。*]
[問いかけの眼差しと、
一瞬浮かべられた表情と。
前者には首を振るのみなれど、後者に対しては口を開く]
翼などなければ、と思ったことがある。
……否、今でも、思う――が正しいかな。
それ自体、禁忌なのだろうけれど。
当然を当然と思わぬということは。
[己の、淡い銀の煌めきに触れながら、小さく。
申し出は普段ならば断るところだが、この時ばかりは頷いて、奇形の翼はすんなりとは収まらず、時間をかけて、翼胞の内へと隠される。幾度か、音が鳴った]
[行き先を告げ、抱えられて、道を往く。
相手の反応と表情と、
それらを見ることはなく、俯いていた。
人の囀りは失せて、聞こえるのは森の声。
やがて、家へと辿り着けば下ろされて、ぬくもりは離れていく。
追うように動いた手は、やはり、何も掴まずに。
伏せた眼が、大きく一度、揺らぐ。
見るのは、彼方]
あぁ、……ごめんなさい。
それじゃ。
[零れたのは、謝罪。
己の傍へと引き戻した手を、左右に振った。
それ以上言葉は交わさず、扉を閉ざして*内へと篭った*]
[いつの間にか、陽は落ち、森から上がれば、深い夜空が広がっている。広げた翼は、夜闇には白く、わずかに銀の光を宿していた。]
早いところ、用事をすませなければ。先生から、渡されたもの。クローディアの役に立ててくれ、と言っていた。聖殿の人間に渡すのが、最善だろう。
[*聖殿へ向かい、飛ぶ*]
ねえ、巫女に……会いたいんだ
……会って、話をさせて
[少し怯えながら、聖殿を警護する者に告げる。不審がられ捕まるか追い出されるかするかもしれない。また聖殿の中でリディアに会えば、勝手に出てきたことに少しだけ気まずい思いをするだろう]
―聖殿・内部―
[部屋の外で起きた騒ぎは知ってか知らずか。
巫女は一人、机に向かい書を綴る]
央都の巫女姫様のよに、直接堕天尸を見い出せぬ以上……多少の危険は、やむを得ませんよね……。
[書に綴られているのは、島の長老に宛てた書状。
内容は――要約すれば、自身を囮に堕天尸を誘き寄せ、封印を試みるという危険な策を取るつもりである事。
そして、それに失敗した場合の事。
術に長けた長老であるなら、封じの儀式も行えるだろうから後を頼む、と]
……兄様やおじ様には、叱られそうですけれど……。
[それでも、と。
決意を固めた巫女は、書き上がった書状に、長老のみが開封できる特別な封を施し、折よくやって来た親族へと託す]
この書状を、急ぎ、長老様の元へ。
……兄様には、知られぬようにお願いしますね?
[書状を託し、また一人になると巫女は小さくため息をつく]
……このような辺境の地では、守護天将の助力も望めませんし……。
私が、確りしなくては。
[呟く瞳に浮かぶのは、揺るがぬ強き*決意の色か*]
−小屋−
[両腕を頭の後ろで組み、固い木のベットに転がり天井を睨む。
昨夜、眠りは浅かった。]
……………幻視か、それとも染め隠すか。
灰ならばまだしも黒は隠せないだろう。翼ごと隠すのでなければ。仲間の術を使うとしても…巫女の目は誤魔化せまい。
だが………
[目を固く閉じる。寄せられた眉の間の皺が深まる。]
………結局はクローディアに負担をかけるか。
[低い声と重い息を吐く。
すべて吐き切ってから勢いをつけて跳ね起きた。]
うだうだ考え込んでも何もならんな。
………何か食うか。
[昨日作った燻製の端とパンと水を腹に収める。
台所に残っていた赤い実を齧っただけ、今日はマシな方だ。
呆れたアヤメが差し入れる以外、調理した菜が並ぶ事はない。]
ホルストに収めて、後は…しばらく寝かせておけばいい。どうせこの騒ぎだ。要るなら言ってくるさ。
[新しい燻製を丁寧に切り取り、包む。
落とした端を集めた袋を貯蔵庫に入れて戸締りし、外へ出た。]
[翼広げ、大空を滑る。
地上から見れば淡い青に濃い影が落ちたかのようだろう。
風に目を細め、高度を上げる。遠くに反対側の海が見えた。]
…………。
[昨夜、見失ったましろの翼を思い出し、眉間に皺が寄る。]
[《鷹の目》と呼ばれても夜目が利く訳ではない。
ましろとは言え自身より小さな少年の翼は、旋回する間に遠ざかり見失った。
気にはなったが、追うには夜空は広すぎた。]
……昼であれば追ったものを。
[向けられた敵意を放置はしないと、舌打ちする。
やがて鋭い目がベランダ立派な屋敷を捉え、*高度を下げた*。]
― 聖殿 ―
[聖殿内で嘆願していると、近寄ってきた警護に捕まった]
……放して……放せよっ
巫女……に……いっ
[聖殿内で暴れていると、一言、入れと促される]
[部屋の中には巫女の姿。彼女と目が合えば、表情には現れずとも射すくめられる。ごく、と喉を鳴らして口を開く]
ねえ、巫女……
……堕天尸……見つけたら、どうするの?
捕まって、浄化……されたら、その人は……その人のまま……いられるの……かな……それに、痛くて、苦しくて、死んじゃうかも……しれない……のに
[その後に展開される子供の論理。準拠は身近な人の辿った数奇な運命と、非社会的な偏った価値観。やがて巫女から何らかの答えを紡がれれば、警護に連れられて聖殿を後にする]
― →広場 ―
[聖殿前の広場に降り立ち、聖殿へ歩みよろうとする。そこに、入れ違いに出てきたのは、昨日、広場でうずくまっていた少年が護衛とともに聖殿から出てくるのを目撃した]
おや、オーフェン、だったか。
−森−
[蒼天には太陽が輝く。
木々の合間、開けた場所。
懐から取り出したのは、一枚の羽根。
広げた手のひらの上に乗せて、包むように。
陽のひかりを写し取ったかのような淡い金。
されど、その根元の色は失われて闇に染まる]
―― AIRANAC, etemazem.
[羽根はひかりになり、ふわり、舞う。
薄ぼんやりと、鳥のかたちをつくった。
精霊にも妖精にも幻獣にも似て、異なる気配]
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