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─台所─
ぅ?
さっき、クーリェ、いってた。
きょーかい、の、おしえ。
[最後の言葉はクロエは言っていない。
けれどカルメンはそれと理解していた。
クロエが居たなら不思議に思うのだろうが、今この場には居ない]
今なら……舌噛んでも……わからなそう……かな……。
───は……ぐ!!
[喋りながらも、痛みが激しくなり、顔を苦渋に染めた。
ブリジットの小柄な体では、赤ちゃんを産むというのは、やはり相当に厳しいらしく、いまだにその体が見えることは無かった]
には……は……。
鼻からスイカ……か。
[それは以前、子供を産むということのたとえで聞いた言葉。
ブリジット本人からしてみると、それどころではないような気さえした]
……んおー?
[どこからか、大丈夫かの言葉が聞こえると]
うんー……へーき……へーき……へっちゃらぷー……
[などと笑顔でVサインなどをしながら返す。
それは、単なる強がりだけではなく、本心から思っていることでもある。
以前より、自分の出産が厳しいことは散々聞かされているので、ある程度の覚悟は決めているのだ]
[途中、人の流れと逆行するようなゼルギウスを見掛けて少し立ち止まった。
その行く先、扉の向こう側に自衛団員が見えて少し気になったけれど、すぐにまた駆け出して]
大丈夫ですかっ?
[半ば部屋に飛び込むようにして。
ローザの言葉に答えるのもそこそこに、ゲルダがいるのとは反対側について、ブリジットの手を握った]
多分それで良いんじゃないかな。
[そうハインリヒに返す合間にも、洩れ聞こえる苦痛の声]
あぁ、クロエさんも来てくれたか。
ありがと。
そっか、縋れるもの、あった方がいいのか。
それじゃ、手分けして探しますかっ。
[この部屋の人員からすれば、もうそろそろ自分は離れても平気だろうと部屋を出る]
あぁ、ありがとう。
縋るもの…は、今から用意するのは無理っぽいから。
いざという時は男の人達に手しっかり握ってもらうしかないかな。
[クロエの姿を見れば、手短に謝礼をいうも真剣な表情でブリジットから目を離さず]
あ、ハンカチかなにかにお水しみこませてくれる?
それで唇濡らすだけでも水分補給できるから。
[半ば脅すような言葉の前に、自衛団員たちから浮かぶ逡巡は見逃さない。
まだ、事件という実感がない頃から、ブリジットが倒れたときに医者も呼ばないやつらだ。赤子がいるからと空気を読むとも、助けの手を差し伸べるという期待などもてない
そしてそんな無粋なものが、こんな状態で遠慮を…するのかもしれないが、しないかもしれない。ブリジットが体が弱いことを含めても、入れるのがいいことに繋がるとは思えない。
例え赤子が、本当に化け物だとしても、どんなものでも生まれるのは許されていいと思っている…でないと]
まぁ…そう固くならずに。あなたがたがいうのも、私がいうのも。内容によってはそう変わらないでしょう。疑問があればまた聞くことにしますから。
[その言葉に、決めたようで、苛立ち、傲慢。冷淡。そして恐怖を孕んだ説明を聞く。正直えらそうな説明やら堅苦しい建前は全て耳から流した
…大雑把にいうと、この中に化け物がいる。俺たちじゃ探せないし怖いから。おまえら人身御供となって探して見つけろ。出るのは許さん。ってとこか…ああ、後追加するなら、全滅したら犯人がわかるっていう特典つきなんでしょうかね。と頭で考え]
─台所─
教会の、教え……クロエが、か。
[思い起こすのは、先に交わした言葉。
教会と、浅からぬ関係にある、というのは感じていたから、別段違和感は感じてはいなかった]
……はずれることは、ゆるされない、ね。
勝手、言ってくれるぜ……。
[掠れた呟き。
つき、と走った頭痛は押さえ込み、鍋の具合を見やる。
鸚鵡は心地良さそうな声を上げつつ、撫でられるまま。
震えは、大分鎮まっているようだった]
[もう片方の手が握られると、その手の小ささから、ロミが握ってくれているのだと、さすがに気づいた]
……もーんだい……ナッシング……。
私なんかよりも……ロミちゃんこそ……色々と気をつけて……ね……。
私のときのように……ちゃんと……慎重に……やるんだよ……?
[笑顔を、手の握られている方向へと向ける]
これ以上は……言わない……にはは。
縋れるもの?
わかった、オレも探しに行こう。
ここにいても役には立ちそうにないしな。
[そう言ってダーヴィッドに続いて部屋を出る]
お、落ち着いてがんばるですよっ。
[ブリジットにそう声を掛けつつも、誰かが立つ度そちらを見たり、或いは玄関のほうを気にしていたり。
一番そわそわとしているのはロミルダかも知れない]
─台所─
やみ、の、もの、さがす。
カーラ、さがす。
さがさなきゃ、いけいない。
さがして、めっ、て、いうの。
[事実と理想が混じりながら口を突いて出る。
ギュンターを死した者と理解していないために、対処法は生温いもの]
ローテュ、おちついた?
[震えの収まったロートスに声をかけながら、手は喉を撫でるように動いた]
はい。
ブリジットさん、触るよ。
[真白の木綿に水を吸わせ、ブリジットの口元に近づける]
そうだね、いざとなったら。
縋れるだけじゃなくて支える必要も出るかもしれないし。
[答える前に二人は出て行ってしまうかもしれないが、そのうちに戻ってくるだろう]
縋れるもの…縋れるもの…
何がいいんだろうなぁ。
[ぶつぶつといいながら探して回る]
しかし…今日はきっついな、色々と。
[死んだものと生まれてくるもの。
一日に立ち会うことなどそうはないだろう]
し、慎重にですか?
わかったです。
[こくこくうなずきながらブリジットに答えるけれど、何せ混乱している。
ロミルダがその言葉の意味をきちんと捉えるのは、もっと後になるか]
…正直。今はそんなとこじゃないんだがな。とりあえずあいつら死んでくれりゃいいのに
[自衛団員が完全に去った後。
大見得きったものの。どう説明したものか…というか。いつ説明したものかとも思う]
ま…今はあっちが優先だよな…多分
[普通なら無情に告げればいい…いや、そもそも自衛団員を止める必要もなかったのだが…]
俺みたいな変なやつも生まれてるんだし、いいよな。うん
[誰かのためではなく自分のためであったが、そう呟きながら、集会所内…騒がしいところを目指して歩いた]
……ああ……ぐ!は……あっ!!
[耐え切れない痛みが、またブリジットを襲う。
───だが、その痛みが前回よりも弱くなったような気がするのは何故だろう?]
……う。
[その直後。ブリジットの脳裏に嫌な予感が稲妻のように走り抜けた。
「まさか……死産!?」
考えてみれば、予定日よりも、これほど早くに出産が始まるはずがない事態から、予想できないわけではなかった。
この騒ぎによる精神的なストレスによる中絶ということは充分にありえる出来事だ]
……っ。
[いや。そんなはずはない。
そうブリジットは嫌な予感を一蹴すると、まだ見ぬ愛する子の為に、迫りくる激しい痛みとまた*戦い始めた*]
あ、いってらっしゃい!
思いっきり引っ張っても切れたりしない太い紐とかがいいかも!
[ダーヴィッドとハインリヒが縋れるものを探しに出ていくのに声をかけて。
紐をベッドの桟に括れば息む時に引っ張ることが出来るだろうと考えた。]
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