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……えー。
拳骨くらうよりはいいかもしんないけど、それはヤダ。
[アナのぽつり返しに、ちょっとだけ真顔で返し]
ん、行くよー。
だってさ、おもしろそーじゃん、『妖精の宴』なんてさっ。
なんかこう……ワクワクする、って感じ?
[イゾルデの問いに、にぱ、と笑って頷いた]
げ、拳骨。
[真顔の拒否に、ごくりと喉を鳴らした。]
……
[そしてイゾルデの問い掛けに、
笑顔で返答するマリオンを見遣ってから]
行く。
[イゾルデへ向けて、ゆっくり頷いた]
相変わらずやんちゃだねぇ。
[笑いながら、楽しげなマリオンの頭をくしゃりと撫でようとする]
けど確かあれは夜に行くんだろう?
親御さんにはどう説明するんだい?
……おう。
ウチのとーちゃんの拳骨は、半端ねーぞ。
[ぽそっと呟いて。
イゾルデに頭を撫でられると、にぃ、と笑って見せる]
んー、他に大人いないんなら、いつもどーり抜け出すつもりだったんだけど。
イゾルデにーちゃんも一緒なら、ふつーに話せば大丈夫になるかなー、なんて。
ダメっつわれても、抜け出すだけだし。
[イゾルデの質問を受けて、
マリオンを見遣る。その内容を聞くと]
私も。
……私も、抜け出すつもり。
[たっぷりと少年を意識した負けず嫌いな言葉を紡いだ。]
んー、抜け出すのはあんまり褒められたことじゃないと思うけどなぁ。
[二人の返答に少し渋めの顔]
誤魔化すのが必要なら、僕の家でお泊り会してるとでもする?
[嫌そうなアナの様子に、だから止めとけ、と言わんばかりの視線を向けて]
オレの場合は、いつものことだけど。
にーちゃんが手助けしてくれるなら、その方がいっかなぁ。
やっぱ、拳骨いたいしさっ。
[イゾルデの提案、にぱ、と笑った]
あっはは。
じゃあそうしようか。
[アナの輝く瞳と、にぱりと笑うマリオンを見て楽しげに笑う]
一応アリバイ作りのために、行く時は僕の家に集合してから行こうか。
家を出るのを見られても、僕と一緒だってのが判ればお咎めは無いだろうし。
やりいっ!
ん、じゃあ、色々準備しないとなんないし、オレ、行くねっ。
後で、にーちゃんとこ行くからっ!
[本当に嬉しそうな様子でこう言うと。
ぱたぱたと、慌しげに*駆け出した*]
うん!
うんうん!
[イゾルデの言葉には只管の相槌。
頭の中は既に、持ち物の事で一杯になっている]
お兄ちゃん、ありがとう!
じゃあ、一度お家に戻って荷物まとめてくるね?
[言うやいなや、たたた、と自宅へ向かい*駆けて行く*]
はいはい。
慌てて転んだりしないようになー?
[弾かれたように駆け去って行く二人に声をかけ。
少し可笑しげにクスクスと笑いを零した]
あのはしゃぎっぷり、可愛いったらありゃしない。
さぁて、僕もこれ届けて来ないとな。
[一頻り笑うと、届け物に目をやってから、目的の場所へと歩き*始めた*]
おや、情報屋 ヒルダ が来たようです。
[きょと、と、どんぐりまなこが動いて。
にかーといい笑顔を浮かべた]
うんうんっ、僕、そーゆーおはなし大好きっ。
あっ、ねぇっ?ちょっと待ってよー。
もうちょっと詳しくさっ。
[話を聞こうと手を伸ばすものの、結局詳しい話は聞きだせず]
むー。
いいもん、誘ってもらえただけでも充分だいっ。
[ぱたぱたと、家へ向けて駆けて行く途中でホラントとすれ違い]
あ、にーちゃん。
……まだ、声かけ歩いてんの?
へへ、いっぱい集まるといいなっ!
[なんて言葉を交わしながら、歩いて行くのを見送って]
あれ?
おーい、情報屋ー。
[道の先、最近やって来た旅人を見かけて手を振った]
あの口ぶりだと、他にも誘ってるのかなー?
ほわー。
[部屋を貸してくれている相手に伝えるべきかいなか考えつつ。
村の中をぶーらぶら]
噂かい?
ほむん、それはどの噂のことだろうねっ。
なーんてっ。
まぁ、この村に来てから思いあたるのは一つしか無いのだけれどねっ。
[ぴっ、と、人差し指を立て]
君ももしかして、今夜誘われた口かい?
だよなー、今、噂って言ったら一つしかないよなー。
[にぃ、と。浮かべるのは、悪戯する時の笑い方]
へへ、その様子だと、そっちも、かな?
……なぁんか、賑やかになりそー。
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