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[ロランを待っている間に、森のほうから銃声が一つ。
村で猟師のようなことをやっている人を連想して森のほうへと一度視線を向けた。
玄関で車椅子が不器用な音を立てるのに、ロランへと視線を戻し]
――っ
うん……
[傍らに並んで歩き出したときに、飲み込んだ問いを口にされて息を飲んだ。
そっとため息をつくように頷いて]
お兄ちゃんは噂だって決め付けてるの。
キリルは冗談だと思ってるみたいで……レイスさんは人狼なら殺すっていってたけど……
[それを冗談だとしたキリルとのやり取りは見ていたけれど。
それでもその時はちょっと怖かったから、それを思い出して視線を落とした]
―― 広場 ――
うん。そうやって心配してくれるのはちょっと嬉しいから。
それで割と充分。
[そわそわして視線をそらすキリルが可愛い。
思わず手を伸ばして頭をなでようとしてみた。
奥から彼女の兄がいるのを見て少し躊躇は見せたけれど、それでも彼女から拒否されないならば]
そっか。良い考えだと思う。
一番みばのいいのを切って送ろう。
隣に少しスペースがあったから、いつか植えてみてもいいかもね。
[言いにくそうな話方と、漏れる笑み。
彼女からなされた提案には首を左右に振った]
キリルと一緒で嫌なもんか。
あの人は可愛そうだと思うけど、正直、この村の人でなくて良かったとも思ってしまってるくらいだから。申し訳ないけどね。
[あの人の死を悼んでも、笑うことをやめる気はあまりなかった。ふるりともう一巡りだけ視線を森に走らせると、彼女と目を合わせて]
森……、ああ。
リトヴィノフさんも、また狩をしているのかな。
あれだけの狩人がいれば、狼もじきに大人しくなるよね。
獣だって、いくらなんでもそこまで馬鹿じゃないだろ?
あれ格好いいんだよなあ。
今度こそ、ボクもちょっと習ってみようかなあ。
[微かに響いた銃声は、良く森で狩をする男のものだろう。
そう当たりをつけて、思うところを口にする。
銃は前にも扱ってみたいと、ごく軽く言ったことがある。
けれど、結局は危ないと周囲に止められてしまったのだったか]
8人目、 イライダ がやってきました。
人狼なんて、そんなのいるわけないじゃない。
ただの御伽噺。
[旅人が喰らわれていたと聞いたのはマクシームからだった。
人狼について言及する彼を、イライダはそう一蹴した]
掘られて埋められていたなんて、もしかしたら彼と合流した誰かが、勢いあまって殺して、なんてこともあったのかもしれないでしょう。
森の中に逃げたのなら、犯人だって無事だとは思わないけれど。
だって死肉を喰らうほど、狼は飢えているってことでしょう。
それとも逃げ切ったから、飢えているの。
――でも、それは私たちにはわからないこと。そうでしょう。
[そうして、そっとため息を吐いた]
私は帰るわ。日課がまだなの。
気を使う必要なんてないのよ。もう五年経ったんだから。
―広場―
[自宅への道中、集落の広場を通りがかった。
自分よりも年若い者たちが集い、他愛もない話…というには少し空気が沈んでいたように思う。]
…よぉ。
[短く挨拶をし、自分にいち早く気付いていたであろう車椅子の彼に視線を投げる。]
[一人で暮らす家は他と比べて小さいというわけでもない。
もともとイライダの両親が住み、彼女自身も十歳までは此処に居た。
親に連れられ、遠い町で暮らし、そして親が死に戻ってきた時、隣には男がいた。
その間には小さな子供。
二人とも今はない。
五年前に病を貰い、花の咲く前に命を終わらせてしまった。
墓地には、この二人が眠っている。
一年ほどはあまり表情を出さなかったが、もう今では昔のように笑い、話す。
夫と揃いで買った指輪はまだ左手にあるけれど。
気を使うようなマクシームに、さっさと行きなさいなんて言って。
部屋の掃除と、そして彼らへの祈りを今日も捧げていた]
…大漁だな。
[ミハイルの挨拶に、片手だけ小さく上げて見せる。
胡乱げな視線は背負う鹿へと向けられ、小さく顔を傾ける。
想うはその鹿の腿の燻製が旨かった事。
旨い肉と、料理の上手な少女がこの場に居る。
ただそれを想うだけで、言葉を続ける事は無かったが]
…ふふ、ありがと。
ボクもちょっとだけ良かったと思っている、かな。
うん、ちょっとだけ…ちょっとだけね。
やっぱり、村のみんなだったら誰でも嫌だ。
だってみんなが大切過ぎて、ボク困るよ。
[迷って手を伸ばした。
ぎゅ。と、イヴァンの服の裾を掴む手に気持ちを篭める]
ありがと、イヴァン。
[その笑顔が嬉しい。だから]
9人目、 ユーリー がやってきました。
―― 墓地 ――
[新しい土色の簡素な墓はイヴァンの手によるもの。
此処に弔われると聞いていた男は墓の前に葡萄酒の瓶を置いた]
飲みたいと言ってただろ?
約束通り持ってきた。
[薄い琥珀色が瓶の中で波打つ。
旅人は赤が好きだと言っていたが
血を思わせる色を供えるのは忍びなく白を選んだ]
こっちも口に合うといいけど――…
[声は途切れ深い溜息が零れる]
―― 広場 ――
[家から出ようとしている車椅子を取り巻く人影は、遠めにようやく見えてきていた]
……………。
[レイスが離れる様子に、ぺこりと一礼を。
気を使わせたことに申し訳ないと思うが、少しばかり照れくさい。村を離れている間に皆どんどん大人になって、特にキリルに子どもの頃とは違うときめきを覚えて行って、しばらく逡巡した末ようやく想いが通じたばかりだった]
……………!
[裾を掴む手。小さく囁かれた声。
真っ赤になって自分の掌を彼女の手に添えた]
ああ、もう。それはかなり反則だ。
キリル。おれも、おれもだ。大好きだよ。
[かなり早口になった。最後はやっぱり他の人に聞こえない程度に低かった]
村の設定が変更されました。
……ん。
[ミハイルの笑みに、本当に僅かに口端を上げる。
カチューシャを振り返り、視線をまた辺りへと向けた。
車椅子の上、膝掛けの上に置かれた手がトンと膝を叩き]
ユーリー以外は、か。
[菜食主義の男の名を、少し悪戯めいて添える]
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