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ぅえ、それってその精査が終わるまでこっから出れないってことか?
参ったなー、あんまり戻るのが遅くなるとまーた愚痴愚痴言われちまう。
[聞かされた話に軽く言葉を返す。事の重大さを理解しているのかいないのか。おそらくは後者であろうか。地下ファクトリーと言われても、ハインリヒには何があるのか分かっていない]
厄介事って…地下に何か大層なものでもあるんか?
< 白い波は、白い猫をわらうように、耳によく響く音で砂の上をすべってゆきます。
猫はその白いところにぺちぺちと、なんども前足を伸ばして。
寄せてくる波に、ぴょんと、とびのいて。
貝がらが、足に踏まれてカチャカチャと音をたてました。
だけども、猫は、あそぶのをやめません。 >
ほんとに、面倒な事で。
巻き込まれた方々には、正直お疲れ様、としか言えん……。
[ユリアンの言葉に、ため息一つ。
最初から、長期滞在のつもりで来ていた身としては、気にはならないのだが]
ああ。精査して……原因が取り除かれないと、繰り返しの可能性もありますから、ね。
[ハインリヒに返す言葉も、ため息混じり]
ああ……地下には……。
ちょいと、竜郷の関係で、色々と、ね。
ファクトリーってあの真ん中にでっかく聳え立ってるあれ?
区画を閉鎖って。つまりどうやっても暫くは帰れなくなった、と
……ふぅん。まあ、慌てても仕方ない、か
[それだけ言うと、荷物を持って屋敷に入り、屋上に一番近い部屋を自分の部屋として入っていった]
うん、”精神”。
オレも、他の”イレーネ”に聞いたこと、あるよ。
[指差されて、こくりと頷く。……変って言われた。
確かに、変わってはいるけどさ。
でも、そうしたら。目の前の青年は……何だろう。
確かに機鋼なら、この生物としての違和感も――納得出来る。
けれど]
えっとさ、アーベル。
……えーと、…ずっと前に、あった事ないかな。
[オレが識っている限りでは、『彼』が機鋼を帯びている記憶は無くて。
何だか、下手なナンパみたいだなと、
わたわたと身振り手振りで示してみるものの、
…あぁ、アレはどっちの記憶だっけ?]
あ。えと、オレとじゃなくて。
オレに似た感じの…もうちょっと、背が高くて。
機鋼。
[ザ、ザザ――]
[何かが走り抜ける][違和感?]
……よく、わからない。
[少女の指差す先を][指差す少女自身を]
[見比べては首を傾げるばかりで]
……。
リディ、しらなかったの?
[機鋼界かと一人呟く少女に、きょとんと瞬いた。
尤も、オレも人から聞いて初めて気付いたのだけれど。
……居心地悪いって、やっぱりそういう事なんだ。
オレもそうだったんだし、教えてあげればよかった。]
んあー、終わらんとどうしても戻れないか。
しゃーない、腹ぁ括ろう。
[もちろん愚痴に対して。続く溜息交じりの言葉には]
ふーん?
良く分からんが何かあるわけだ。
重要エリアで何かあったとなれば、慌しくなるのも無理無いか。
[慌しいと言うのは、先程現れてすぐ消えた機精のことを言っているらしい]
…覚悟決めるしかないのね。
[もう一度だけ溜息]
ここは機鋼界で、竜郷の関係。
…もういるの?
[知識を総動員。辿り着いた推測をオトフリートにぶつける]
< 波にたわむれ、さて、どれだけたったのかしら。
猫はまんぞくして、ちょっと離れた場所で身をふせました。
黒い、おおきな石の上。
太陽のひかりが さんさんと ふりそそぎ、 ふるふるふるふる、と水をはらった後の体は、ぽかぽかになってゆきます。
それはとっても、気持ちのよいものでした。 >
まあ、大事にはならない……と、思いたいんですけどね。
[腹を括る、というのをどう捉えたのか、こんなの言葉を返し]
ま、そんな感じですね。
そうでなくても、中枢、というのは色々とある場所ですし。
[そこに住まう者が慌しいのは、当然だろう、と。
機精の消えた辺りを見やりつつ、ぽつり、と]
[生命の竜へと向き直り]
会った事。
[見下ろす右眼の青][過去と同じ色]
[腕を組んで口許に手を添えていたが]
" 417171417 "
[その手が不意にずれて額まで上がる]
[僅か覗く左眼の青][過去と違う色]
……、……………?
[目を見開いて幾度か瞬き]
[へいきと呟くセレスティンに、微笑んで。]
んー……私は別に構いはしないけどね。退屈しなければ。
それでも……。
原因がはっきりしないのは落ち着かないかな、うん。
[そうして、頭の中でうっすら沸いていた疑問を、変わりに口にした少女を見やった。]
…偉いことになってんな…。
[はやいとこ落ち着けばいいんだけど…と、真剣に言うも…フォークくわえたままじゃ締まらないわけで。]
[ブリジットの問いかけに、翠と紫はやや、険しさを帯びて]
……ま、そう考えても間違いではない、かな?
[返す言葉は、それでもまだどこか曖昧に]
状況的には、退屈を願いたい気もしてるんですがね、俺。
[エルザには、苦笑と共にこう返す。
従魔はすとん、と時空竜の腕から滑り落ち、不安げに翼を揺らめかす]
[天を駆けて辿り着いたのは、東の果ての星の天蓋。
広大な檻に囚われた嘆きが、哀しい嘶きとなりて零れ落ちる]
何故に、私を…私は……
[項垂れて、私は獣の姿を解く。
長い蓬髪が顔を、身体を覆い、私の嘆きを包み込む]
大事にならんことを祈るよ。
仕事以外で面倒事は勘弁だ。
[仕事では普段面倒事ばかりに巻き込まれるが故に。とは言えここに引っ張り込まれた事自体が面倒事でもあるのだが]
ああ、中枢なんだから大事なもんがあるのは当たり前か。
さてさて、どうなるのかねぇ。
[窓枠に肘をつき、手に顎を乗せて僅かに溜息。軽く視線を巡らすと、見知らぬ美人─エルザが目に入り、とりあえず会釈で挨拶]
――…、わからない、?
[僅かに覗いた左の青に、緩く瞬いた。
――識っているのと、違う。
何だか喋り方も異なるし――やっぱり、他人の空似なのかなぁ。
わからない、と答えを返す青年に、眉をよせながら、ゆるりと首を傾ぐ。
でも、会ったことが有るかどうかも判らないなんて――
…や、でも。オレと姿が違うから、判らなくても当然なのかな。
ぼんやり思いながら――はた、と気付いて首を傾げる]
…そういえば、アーベルは、ここに、どうして来たの?
[雪遊びが目的なオレは兎も角、寒そうな格好で来る場所ではなくて]
< 程よくあたたかな石と、気持ちの良いおひさま。
あとは、こういう、海もすてき。
猫にとっては、これらがそろったこの場所は、とっても良い場所でした。
本当は、海じゃなくて、川でも良いのですけれど。
猫の閉じられそうな目に、まき貝が動いているのが、はいってきました。
しっぽがゆるやかに振られて、猫はそれでも手をだしません。だって、猫は、こういうのが好きなんですもの。
自由にあるくヤドカリは、猫の目と鼻の先を、よろよろとことこと歩いていきました。 >
[ブリジットの問いとオトフリートの答えに]
あー、やっぱり?
[何やら納得した様子で頷く。それからふと、窓の内の火竜がフォークをくわえているのを見つけて]
あーーー!御飯!何食べてるの?てか、もう無い?!
そうなの。
[険しさを帯びた二色の瞳に小さく息を呑んで。
ふるり、と頭を振ると手元に残っていた魚を口に運んだ。
もぐもぐ、ごっくん]
あっ、こんばんは…はじめまして?
[改めて届いたエルザの声に、食べ終わったお皿を置いてそちらを向き。ぺこりと頭を下げた]
俺も、祈りたいですよ。
[軽く肩を竦めて、ハインリヒに返す。
大事に対応するのは、正直疲れる訳で。
100年前ほどの騒ぎではないだろうが、精霊界の一つでの問題と考えれば、それなりの大事になる可能性もある訳で]
ま、取りあえずは、機鋼王殿のお知らせ待ち、ですか。
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