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ふみゃ?
[リディに鼻をつつかれると、長く舌を伸ばしてぺろんと舐めた、一緒にリディの指も舐める勢い]
美味しいにゃ♪
[口の回りについたクリームも舐めて、にんまりと満足そうに笑う]
おれが居候してるのが、エーリ君の家だよ。
[と、エーリッヒを見たまま、リディに返す。]
……それなら、おれも帰る。
だってエーリ君一人だと、転ぶでしょう?
まァ、噂好きは否定できないし気をつけるさね。
取り分は明日追加で栗が来るから構わないが…帰るのかい?
[エーリッヒの言葉に苦笑のまま頷いて、帰ると言う声に片眉を上げた。だがアーベルは食べさせたくないとか言っていたし、どうしたもんかねと見比べる]
そう、しんどいなら無理はいけないね。
後でお見舞いにでも持たせるさ。
んー…… 宿、貸してるだけ。
[肯定とも否定ともつかない台詞]
後、森番さん、じゃなくてエーリッヒって呼んでくれると嬉しいな。
俺はじっちゃには及ばないから。
……ついでに、君の名前も教えてくれるとうれしい。
[その感覚を知らないため、説明されてもよく分からないようで、首を傾げてみせ。
少し考え込むようにして]
…悪くないなら。
[取り敢えずは良いんじゃないかと、分からないながらそんな結論に達したらしい]
なんで転ばないといかんのか。
[アーベルの言葉に真顔で突っ込みを入れる]
……まあ、お好きなように。
俺は帰っても寝るだけだから、此処にいたほうが楽しいと思うけど。
[ヨハナに見比べられて、なんとも言えない、といった様子で肩を竦めた]
そんなに気を遣わなくても。
元々俺、あんまり食わない性質だから、平気平気。
エーリ君。
[二人の青年を交互に見比べ、ぽむとクリームのついた手を叩く。]
森番さんはエーリヒさんね。
覚えました!
[少々発音が怪しいものの、名前を繰り返し頷いた。]
あたしはリディア・マッキンリーです。
街から引っ越して来たの。
うーん、悪いものではないみたいですけど。
だからって、良いものとも限らないのが、困るのですよねぇ……。
[その懸念がある意味大当たりなんて、今は誰も知らない訳だが]
とりあえず、後でちゃんと調べて見た方がいいかも知れないですねぇ。
もっとも、悪いものなら、守護妖精様が弾いてくださると思うのですけど。
食わない性質だから気にかけるんだろに。
[林檎の森番(祖父)が亡くなってから、その点に関しては余り信用出来るとは言えない目でエーリッヒを見て溜息]
[エーリッヒに自己紹介をして顔を上げると、元泥棒少年に振り向いた。]
む。あたしは美味しいよ!
このクリームには負けるかも知んないけど。
[美味しくないと言われたのが何となく癪で言い返してみた。]
転べっていってるんじゃなくて、
転びそうだって言ってるだけじゃないか。
[眉を寄せた。]
それに、転ぶところが見たいのであって、別に心配とかしたわけでもないよ。
[エーリッヒが帰るなら、その場に挨拶をして、この家を出ていくことになる**]
食べないと大きくなれないのに……。
あ、エーリヒさんはもう大きいから良いの?
[大人達の会話を横目に簿そり、呟く。]
あたしはもっと大きくならなきゃいけないんだもんね。
[そう言い訳して、3枚目のパンに手を伸ばした。]
うん、そう。
リディアね、俺も、覚えた。
[怪しげな発音を咎めもせず、笑って、リディアに頷きを返す。
ちなみに溜息を吐くヨハナの言葉は聞こえていたが、聞こえていない振り]
街からか、俺、街って行った事ないんだよな。
ずっと森で暮らしていて、村に出たのも君くらいの時だしさ。
環境違って戸惑うかもしれないけど、まあ、いいところだから。
[食べたり食べられそうになったり、傍目には微笑ましいやりとりの二人(もしくは一人と一匹)を見て]
そっちの泥棒猫は、なんだっけ?
む。美味しいもん。
[じいと見つめられてたじろぎつつ、最後のパンを飲み込んだ。]
ごちそうさまでした。
[お茶が終われば片付けを手伝ってから家へと帰る*つもりだ*。]
[ミリィに言われた言葉に尤もと思ったようで、難しい顔をした。
調べたほうがいいというのには、同意を込めて頷いたものの。
守護妖精の名が出た時、表情に微妙な何かを滲ませたのには、気付かれたかどうか]
んみゃ?
[エーリッヒに視線を向けられると、むう、と膨れる]
だから、泥棒猫じゃなくて、ティル=カッツェ!
[いちいちフルネームを言うのが呼び名が猫のまんまの原因かもとか、もちろん思いつきもしない]
[聞こえない振りのエーリッヒにもう一度溜息を大げさについてから、食べ終えたリディに微笑む]
はいはい、よく食べてくれたねェ。
作った甲斐があるってもんさ。
[手伝いは喜んで受け入れるが、まずはお茶を飲んでから]
まァ…今の坊は独りじゃないし、アーベルに任せるさね。
[噂によると今晩はシチューらしいので食の心配はいらないだろうとあっさり引っ込める。明日のシュトゥルーデルも喧嘩が終わったなら分けてもらえるだろうと楽観して二人を見送るだろう*]
ティル=カッツェ、ね。
猫と名乗りつつそう言われても、ちっとも説得力がないわけだが。
……いい研究対象になりそうだよな。
[何を思ったか、人の良い、というには程遠い笑みを浮かべた]
[表情に混じった微妙な何かに、一瞬きょとり、と瞬くものの。
問うより僅かに早く、再度羽ばたいた鳥に、意識がそちらへ向いた]
……リーリエも、落ち着かないですねぇ。
ボク、診療所に戻りますね。
準備して、色々と調べてみます。
気のせいなら、いいんですけど、ほんとに……。
[むぅ、と眉を寄せたまま、小さく*呟いた*]
お前、その言い方、悪人っぽいにゃ!
[エーリッヒの笑い顔に、顔をおもいきりしかめて、言い放つ。遠慮だの会釈だのには無縁の猫一匹]
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