22 桜の宴 ─表示確認村─
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少年 翔
[祐樹の視線に、首を振りかけるも]
……あー。
そこの人外っぽいヒトＡ。
もとい。
[丁寧語を何処かに置き忘れてきていた]
こういうことに詳しかったり、するんですか？
細工物屋 玲
……お母様、うわばみとかざるとかわくとか言われてる。
持病も…ないはず。
……………それに。
たましい、薄い。
何処かへ行ってるみたいに。
歌姫 琉璃
[上がる視線は自身を捉えているだろうか。
花霞が遮りそれすら見えねど]
……あまい？
[ゆるり傾げし首。何も捉えぬばかり]
[さて、わからぬことよりできること。
己が限りにあるとすれば]
…風邪、引いてしまうわ。
[ふわりと綾野の上を滑りて降り積む花を舞い散らせ。
肩に羽織りし自身のショールをゆるり被せて笑み浮かべ]
研究生 孝博
それだけじゃすまないって。
[どういうこと？と聞きたかったが、返ってきた玲の。魂が薄いという言葉に眉を顰めて]
そっか。よくわからんけどわかった。
薄いってことはあるわけで、なくなってないから大丈夫だ
[なんてわからないなりにもそういった]
少年 翔
まあ、それは気にしても、
今更意味はないから気にしませんけれど。
[何処か達観した表情だった]
……こうなるだけってことは、
別に、今みたいな事態の……、その、
解決方法をご存知だったりするわけではないと。
青年 聡
魂が薄れてる、ねぇ……。
[玲の言葉に、ふい、と梢を見上げ]
……精神体化……かぁ？
あー……んじゃ、拡散しないように、やっぱり護界、強化するようか……。
[物凄く、面倒そうにぽつり、と呟いて。
深く、ふかく、ため息一つ]
……やっぱ、貧乏籤だよな、「花守人」なんて……。
歌姫 琉璃
さあ、
[一度浮かびし笑みは花にも消えず]
私には何も。ただ私は、
[はらひらりと舞う花は]
在りしことを謳うだけ――
[限りを失いしが如くに*散り積もる*]
職人見習い 裕樹
ん、そっか。
話が早いねぇ。
[へらり]
うん、まぁ。
あー…けど。
悪戯っ子見つけて、懲らしめたら、何とかなるんでないかなぁ。
研究生 孝博
ん
[瑠璃の返答にも。他の会話にも。わからんとばかりに、頭をかく。
が、そこで思考が停止するようなものでもなくて]
じゃ、終わった後、それを聞かせてくださいな
研究生 孝博
ま、世の中不条理なもんだから仕方ないよな。
[それだけで己の中で納得しつつ]
ああ、そうだよ。ほれ、ちゃんと息はしてるだろ
[と、そっと綾野の口元に手をやって確かめる]
青年 聡
[周囲の様子をぐるり、見回し。
取りあえず、場は落ち着いたか、と判断して、桜の樹へと向き合う]
……っとに、面倒な。
[ぶつぶつと言いつつ、呼吸を整え]
……せっと！
[掛け声と共に駆け上がる。
上へ上へ、上の枝へと]
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