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今、喧嘩になんてなったら、きっと。
怪我だけじゃ…。
ただのなんて、あたしには言い切れません。
[優しい笑みを、いつも以上に堅い表情で見返す]
他の誰が仲裁して無理でも。
ヨハナ様なら、聴く人も居るんじゃないですか。
この村の人たちなら。
[胸元のエプロンを、きつく握りしめる。
抑揚に乏しい声音よりも、仕種が余裕の無さを語る]
[いままでゼルギウスや、エーリッヒ達に向けていた意識を周囲に向け、
ナターリエがイヴァンに駆け寄っていく姿を見つけると]
ナタリー……。
[その名前をつぶやき、視線がそちらに向く]
[ウェンデルの言葉に返答は無かった]
[おそらく、出来なかった]
[決めたはずなのに惑いが出ることに、自分が困惑していた]
……人狼がまだ退治されていない、と?
[マテウスの言葉に端的に返す]
ライヒ君の言うことが正しいなら、確かにそうだな。
[人狼なんて、どうでも良いのだけれど]
鵜呑みになんかしていない。
その子がどちらか。
それももう関係なくなったという話だ。
見極められたかもしれない者が死んだ。
残されているのは、可能性に従って処断するだけだ。
[冷めた口調に返されるのも、温度の無い声。
何かを押し殺しながら、淡々と響く]
その子は、人狼だと告発された。
他の誰で確かめるより可能性が高いだろう。
[ぐったりとした腕の中の存在。
その様子は実際に昨日よりも酷い状態な気がして]
少なくとも、俺はそう判断するよ。
でなければそれこそ「その子が狼でない証拠」を見せてくれ。
[背を向けたまま、そう言い残して二階へと]
…イヴァンさんは。
突然、ここに訪れて、ベアトリーチェさんに襲い掛かりました。
[ナターリエへの説明か。
淡々と、事実を述べる声]
人間、…そうかもしれませんね。
あのような方法。
むざむざ、…死にに来たようなものですから。
[ライヒアルトの下した判断。
或いは、告げられた事。
肯定を見せた]
……。
[ゲルダの様子に、老婆は小さく一つ息を吐くと、その体を優しく抱きしめて、背中をぽんぽんと叩いた]
……ゲルダちゃんは、いくつになっても優しい子だねえ。
分かりました。
そこまで言うのならば、一緒に行きましょうか。
腕白坊主達の様子を見に、ね。
イヴァンは…イヴァンは人だ!
イヴァンは―――――
[狼に襲われたんだと、叫びだしそうになる。
だがギリギリのところで耐えた。
右手で左腕を掴む。服の上から強く。
指先が白くなるまでに。
『忘れるな――――』『意志強く。』
『けっして流される事の無い様に―――』
冷静であれと、祖父の声が響く。
ここで守りの事を言ってしまえば、全てが水の泡になる。
それは、分かっていた。
だから耐えた。叫びも、憎しみも、悲しみも。
ぎ、と。骨が軋むような音がした。]
[首を振り]
いや、さっきのエーリッヒの剣幕にしかれ…、
騒ぎと混乱が増した…。
[ナターリエが駆け寄っているイヴァンに視線を向ける]
最後まで……なんで混乱させるようなこと……。
イヴァン…お前は……、
[言葉は続かず、自分の続ける言葉は賭けるべき相手にはもう届かない]
人狼なんかより、やっぱり俺は人の狂気の方がよっぽど怖く感じる。
[ゼルギウスに視線を向け]
だからこそ、いまの状況がな。
……殺させはしない。
[エーリッヒに返したのは短いそのただ一言]
[自分は彼女を護るためにここに居る]
[護ると決めたのだから、必ずそれは果たすと]
[他の者に対してはこうもはきと言い切れるのに]
[何故、彼の青年に問われると惑いが生じるのだろうか]
[ぐらりと、意識が歪む]
[思わず額に左手を伸ばし、抑え込むように立ち尽くす]
あんな事をする、頭がおかしい人の言う事を信じるんですか…?
[自分と相手と。お互いの言うこと理不尽さに涙が出る。]
[この中で最悪の立ち位置にあるのは、ゼルギウスさんだ。彼だけは何も知らない。それなのに戦ってくれた。]
ライヒアルトさんの言うことが本当だっていう証拠も…そう、彼自信人間だって保障も無いじゃないですか!
[涙声のまま、哂うように]
あなただって…。最初から、あなたたちがグルで、こんなこと…
[残りは声にならずに、わたしは泣き崩れた。]
[わたしは嘘をついている。エーリッヒさんは間違ってない。けれど、ゼルギウスさんは、彼だけは。]
[子供に視線を落とす。
意識は戻らない。
力なく落ちた手。指先に、赤が滲んでいた]
……。
[不信を抱きながらも捨て置けないのは、あの花の所為だろうか]
―厨房―
[背に触れる優しい手の感触に、握りしめていた手をゆるゆると開く]
優しいのは、ヨハナ様です。
あたしの今のは…それこそヨハナ様の優しさに甘えて、鬱憤を晴らしただけで。
……すみません。
[柔らかく吐く息とともに謝罪を口に。
向かうと言うヨハナに小さく頷き、皆の居る方向へと]
―二階・ライヒアルトの部屋―
[動くのは昨日と同じように。
けれど足元に猫が寄ってきても、触れることをしない]
すまないな。
この状態のお前に更に負担をかけることになるだろうけれど。
確認できるの、もうお前しかいないんだろう。
[最前までは信じきれずにいた。
今は信じている。否、信じようとしている。
憎悪を、恐怖を出来るだけ押し込めておくために。
それが狂気の走りとなっているのも気付かず]
行ってくる。
[ヴィンデの鳴声にも小さく視線を落としただけで、部屋を出る。
そうしてその場を離れたことを。
後で後悔することになるなど、露と知らずに]
[だから顔を伏せたまま、耳だけを動かす。
悲しみ嘆きながら、周囲の音を拾う。
まだ何があったか、全貌は見えていないが。
ここに居る者らのやりとり。
ベアトリーチェの耳につく、少女特有の高い声。
それらを耳に入れ、ゼルギウスがイヴァンを殺したのは朧気に理解した。
顔を上げ赤い目を見た。
悪い事をしていないといったその顔を見ると、怒りがふつとまた沸き、睨んだが。すぐ視線をイヴァンへと戻した。
無駄だと思った。
だから考えなければならない。
勢いに任せれば、イヴァンと同じ末路を辿る事になる。
考えろと、心の中で呟いた。]
人が、人を、殺す…。
俺が、した、ように、か?
[視界がぼやけるのを抑えるように]
[マテウスへ返す声は押し殺したものに]
憎悪を、憎悪で、返し。
連鎖を、作り上げ、る。
そう、言いたい、んだろう…。
[ふらりと、足元がふらついた]
…後で。
薬をお分け頂けますか。
[ゼルギウスに投げた台詞は唐突。
この状況で、『後』があるのか。
第一、そんなのは口実に過ぎないのかもしれなかった。
答えは待たず、周囲も顧ず、子供を抱え直して廊下を歩む]
……。
[イヴァンが死亡した場所へと移動するわずかな時間。
ゲルダとナターリエと話をしていた内容を思い出す。
一人は、この集会所の面々の誰も襲われていないという言葉に、素直に惑わされ。
そして、もう一人は慎重にどちらにも当てはまらないような反応を返した。
この時点で、ゲルダが守護者であるという可能性は薄くなる。
そして―――]
[老婆の目が、人だかりの中に倒れている一人の男性―――イヴァンの姿を見つけた]
[唐突に、イヴァンの名前を呟いて此処へと移動したナターリエ。
何故、イヴァンがこのような状態になったことに気付いたか?
これらのことを全て視野に入れて考えたのならば、誰が一番守護者の可能性が高いのか―――それが分かるというもの。
即ち、高い可能性でナターリエが守護者だということだ]
…ゲルダ。
ごめん。
食事、後で貰うから。
[断りはそれだけ。
何が起こったかは、一言も口にしなかった。
エーリッヒとすれ違い、階上へ]
[ベアトリーチェの主張は自分には一番もっともに聞こえた。
視線をそちらにやりそっと頭を撫でる]
言いたいことはわかるが、下手に刺激はしないほうがいい。
[イヴァンのようにまた襲い掛かるものがいつでてもおかしくはないと思ったから]
ゼルギウス、ベアトリーチェを頼んだ。
[傍らにたつゼルギウス、信頼のおける仲間の肩をぽんと叩き、
ナターリエの傍による]
ナタリー…、大丈夫か…?
[動かずにそこで悲しみ嘆く姿に心配になったらしい、
声をかけ肩をやさしくそっと叩く]
……。
[老婆は、その場へとたどり着くと、横たわる男性の死体を見下ろした。
その顔には鎮痛の表情]
……なんで。
みんな仲良しのはずなのに、こんな状態になってしまっているんだい。
本当に人狼がいるのかも分からない状況で、なんで人間同士が争ってしまっているんだい。
[かすれた声で、老婆は目をふせる]
……なんで、老い先短いものよりも早くに若いのがいなくなってしまうんだい。
く、すり……。
ああ…分かっ、た…。
[ずきりとした痛みを覚える]
[それは頭だったのか、心だったのか]
[ウェンデルの言葉に承諾の意を向けたが、相手には届いたか]
[ぼやける視界でウェンデルの後姿を見る]
『……ウェ…ン……ル……い………な……』
[掠れた声が漏れた]
[ヨハナの思惑など知るはずも無く。
喧騒のある方角へと歩み寄る]
――…イヴァン。
[名を呼んで、返る答えは無い]
…また、
[おいていかれた、口の動きだけが呟く。
エーファを抱えたウェンデルの言葉には、音も無く頷いて]
[途中、ウェンデルとすれ違う。
彼の抱いている子供。だがそれも確かめるのは後でいい。
今は。今は一番疑いを持つ相手を。
広間に戻り、右手が無意識にその手段を確かめる。
その表情は、こちらが追い詰められたもののよに]
[わたしはエーリッヒを、敵意に満ちた目で出迎えた。]
[ゼルギウスさんとの間に立つ。]
[いつだったか彼がわたしにしてくれたように、彼を庇うように。]
[―――実のところ、老婆の悲しみは演技ではない。
そして、人狼がいないのではないだろうかというのも、半分以上は本気で言っていた。
もしも、このまま何もないで終われるならばそれが一番良いと思っているのだから。
老婆にとって、人狼は「我が子供達」として、絶対に捨てることの出来ないものには間違いないが、それと同格ぐらいに、本気で村の皆のことも、我が子と思い、愛しく思っているのだ]
[……中途半端に、どちらかに力を注ぎきれない自分は、とても情けないと思った。
とても。とても情けないと思った]
…自分から先に。
確かめさせる気にでもなった?
[少女の敵意に満ちた目。
それには動じずとも。庇うように立ったことに僅か身を強張らせ]
ゼルギウスは悪くない。
当然のことをしたまでだろう?
[彼の行った行為を…、肯定した]
ゼルギウス、ベアトリーチェを守ってやるんだろう?
しっかりしろ…。
今は次がないように…、しないとな…。
[それはどのようにすればよいか、具体的な方法などなく。
何をすればいいのかも自分には告げることができなかったが]
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