情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
……ま、これが俺の選んだ道。だしな。
[小さく呟いて、ノートを鞄に放り込み、代わりに出すのは波打つ短剣。
白を散らし、真紅を満たした後。持ち込んだ本を読んだりしている内に、疲労から意識は闇へと落ちた]
[明けて翌日、目覚めが訪れたのは早朝。
それを呼び込んだのは、異様な胸騒ぎだった]
……なん……だ?
[呟きながら起き上がり、それでも最初に確かめるのは、机の上の小皿。
真紅は果たして何色に転じたか、と覗き込んだ翠は大きく見開かれる]
……漆黒。
[零れた呟き。身体が震える。
それは寒さによるものでも、発作によるものでもなく。
全身を巡る血が沸き立つような──そんな感覚のもたらしたもの。
以前にも、感じた覚えのあるものだった]
見てな―――い!!!!
そもそも事故だ!!うっかり鉢合わせただけだ!!
[かなり自分に非があるうっかりもいい所だが。]
青い花の刺青ばっか目立って体の線とか見えてないからな!!!
[思わず口にした事実に、ヘルミーネの顔色がさっと変わった。
こちらはそんな事気にもとめずにエーリッヒの方を向いて。]
誰が意気地なしで根性なしの甲斐性なしの間抜けだよグラーツ殿!!
[勝手に自分で増やしているのにも気づいていない。
どうだと言われたら素直に考え込んだ。]
………意外に多い?
[何とどこが意外なのか、口にする前にコップが後頭部に飛んできて跳ねた。]
見つけた……って事か。
[微かに上がる口の端。その様子を見ていた猫が不安げな声を上げた後、服の裾を噛んで引っ張った。
僅かな衝撃が何処かへ飛んだ意識を我に返らせ、笑みは失せる]
……ユエ……俺?
[僅かな時間、感じていた陶酔感は覚えのあるもの。
それが、漆黒と共に『見つけた』事を裏付けていた]
……とにかく、ハインリヒさんと。
それから、ミーネに、伝える、か。
……さすがに……相手が相手だし、な。
[呟く声には、複雑な感情のいろ。
それは、そこからこの結果を得た事を哀しむ、というよりは、対処方に困る、という雰囲気のもの]
[部屋を出て、廊下へ。
一応、ヘルミーネの部屋の場所は確かめてはおいたから、そちらへ向かいノックをするものの──]
……ミーネ?
[返事はない。
さすがにまだ寝ているのか、と思ったが、そも、室内に人の気配が感じられなかった]
……下、か?
[呟きながら階下へ。
猫が不安げにその後をついてくる。
一階に降りるもやはり、その姿はなく]
……ん……待てよ。
もしかして……。
[一つ、思い当たったのは、外。エルザの墓に行っているのかも知れない、と思い。
昨日、ユリアンが話していた場所へと、向かった]
─台所→二階・フォルカーの部屋─
[深く突っ込まれなかったことに安堵を覚えつつ、頭を下げることを挨拶として台所から廊下へと出た]
[落とさないようにトレイを持って階段を上り。教えられた部屋──自分が使っている部屋の左隣の部屋の扉をノックする]
フォル、紅茶持って来たよ。
─外・エルザの墓付近─
[外に出る。積もった雪の真白が眩しい。
その白の中に、足跡が続いているのを見て取ると、ゆっくりとそれを辿って歩き──]
……え?
[教えられた、質素な墓標。
それはすぐに見つかった、けれど。
翠に、それは映らない。
僅かに見開かれた目が、捉えていたのは、真白の上の]
……ミー……ネ?
[見慣れた金の髪と、その周囲に広がる──真紅]
―広間―
おお、おお、大胆だなぁ。
[にやにやと覗き話に茶々を入れる。
いい加減にしろとヘルミーネの視線を受ければはぁーい、と肩を竦めた]
[やがて料理を作り終えたオトフリートとローザが戻ってくれば、
待ってました、とばかりに運ばれる料理を待ち受けた]
あったまるなぁ。
おまけにうまいし、2人とも俺の嫁になればいいのに。
[へらへらしながら口にしたり。
ローザにはまたからかってると言われるかもしれないが、それには肩を竦め、
やや複雑な表情を返したか]
なん、だよ、これ……。
なに? なんの……冗談?
[零れ落ちたのは、掠れた声。
認めたくない、という思いに反し、歩みは真白の上のいろの方へと。
白の上に広がる真紅は、鮮やかに描かれた大輪の花の如く。
けれど、その中央に倒れる姿からは。
その身に鮮やかに開いてた蒼の花が奪われていた]
……ミーネ。
[名を呼ぶけれど、応えはなくて。
止まりかけた思考を、猫の鳴き声が再び動かした]
……なん……で……。
[答えの予測はついている。
御伽噺で、双花を得た者たちはどうなった?
わかっていても──否。
わかっているから。言葉で表しようもなく、苦しい]
……人に……死ぬな、って、言っておいて。
なに……やってんだよっ……。
人の……人の気も、知らないで……っ!
[ようやく零れ落ちた声は、もしかしたらお互い様、なのかも知れないけれど。
今は、そう、言わずにはおれなかった。
それから無言で羽織っていた上着を脱ぎ、真紅に染まった部分を隠すようにヘルミーネの身体にかける。
声はない、泣く素振りもない。
けれど、その内心を代弁するかのように、猫が哀しげな声で鳴き続ける。
翠の瞳には、静かで、そして。
どこか冷たい、決意の光が宿っていた**]
[ 超 信 じ て な い 目をした。
身体の冷えを取るのは大事だが、冷たい目でダーヴィッドを睨むのも大事である]
普通、ノックくらいするものだと思いますけど。
不潔です。犯罪者です。
――青い?
[言い放った後で、首を傾げる。
ヘルムートへと視線を投げて、それからダーヴィッドをもう一度見た。
さっきより強く睨みつける]
ダーヴィッドさんの……!
変態――!!!
―二階:自室―
[ノックの音に顔を上げ、部屋の扉を開く]
いらっしゃい、……っていうのも、変な感じかな。
[ほんの少し、笑みが浮かぶ。
自然な笑い方は、今日、初めてかもしれなかった。
幼なじみを迎え入れて扉を閉め、机の上にトレイを置くよう促す。
部屋に椅子は一つしかないから、先と同じよう、寝台の上に腰を下ろした]
……レーネは、今朝のこと、全部、知ってる?
[少女が入れる紅茶を受け取ってから、躊躇いがちに口を開く]
俺は大分暖まったから離れてても大丈夫だ。
[ウェンデルの言葉にそう返して、
ダーヴィッドに対する言葉に冷たい視線を向けられれば]
はい、反省してます。
[顔を伏せた。
ダーヴィッドの言葉が聞こえてくる。
勝手に増やしたりとか、色々なことわめいてる様子に返す言葉はなかった]
─二階・フォルカーの部屋─
んー、良いんじゃない?
[出迎えの言葉にクス、と笑いを零した。いつものフォルカーの笑みを見て、イレーネも安堵の色を見せる。促されるままにトレイを机の上に置いて。ティーポットからカップに紅茶を移す。寝台の上に腰を下ろすフォルカーへと、カップを手渡した]
今朝のこと、って言うと…。
[少し考えて、一つ頷いた。自分の分の紅茶をカップに移すと、椅子へと座る]
───全部を把握してるわけじゃないけど。
エルザさんが人狼に襲われて、……ライさんが、殺されたのは、知ってる。
[誰に、とは言わなかった。実際はその目で見ていた。止めを刺すところまでは見ていなかったが]
大胆じゃないってルデイン殿…。
[カップの一撃は顔を下に向けさせ、後頭部に瘤をつくった。
阿呆で十分とばかりにヘルミーネはぎろりと睨みつける。
それ以後はこちらを見もしない。覗き魔には当然の処置であるが、それよりも苛立っている、どこか心ここにあらずといった面持ちだった。
超信じていない目は、見えてないけれど刺さる刺さる。]
ちっ、があああああう!!!
[変態に反論して叫んだものの、ウェンデルの言葉のほうがより重くかつ重要な響きを醸し出していただろう。]
……。ダメです。
もう一つ椅子を持ってきて座りましょう。
[妥協案を出した。
反省の言葉には、冷たい目をすぐにやめた。
向けるのはダーヴィッド一人だけである]
女性の裸とか、ダメです。絶対。
ふしだらです。
―二階:自室―
[受け取ったカップを両の手で包み込むと、人の肌とは異なる暖かさが手のひらに伝わる。薄っすらと立ち上る湯気に、少年はまなこを細めた]
……うん。
[その柔らかさも、相槌を打つときには溶けて消えてしまう]
ライヒアルトさんは、僕が、殺した。
[己で、確認するよう、ゆっくりと音を紡ぐ。
器を満たす紅茶へと落としていた視線を上げて、少女を見やった。
反応を、窺うように]
[カップの直撃を食らうのも、もう当然だという目をしていた。
敬愛する心の神の裸を見たのだから、しかも余計な事を言ったのだから、それくらい当然である。
彼女のかわりといわんばかりの視線を向けている]
何が違うっていうんですか、変態。変態。
[二回も言った。
言いながら、ふと気づいて、首を傾げる]
修道士さんは、変態…じゃなくて、人間だったんですか?
─二階・フォルカーの部屋─
[気を落ち着けるよにカップに口をつける。幼馴染の相槌を聞き、次いで紡がれた言葉を聞くと、何とも言えない、複雑な表情になった]
……本当は、フォルが、ライさんを突き落とすところを、見てたの。
びっくりした……何が起きたのか、分からなかった……。
[こちらを見る視線を見返すことが出来ず、今度はイレーネが紅茶へと視線を落とした]
―広間―
[見たの見てないの、変態だのと騒ぐのを時々茶々入れながら楽しげに見ていた。
きっと、隣にはローザがいて…そこに何よりも安堵を感じていた]
あのな、ローザ…
[やがて、食事をとり終えた頃、ふと、何かを言いかけて黙る。
一度、自分の気持ちの整理をしてから、と思ったのだ。
だから、なに、なに、と言わても明日な、と言って席を立つ]
お先に、部屋に上がらせてもらうよ。
[広間の面々に声をかけて、2階へと]
悪いな気を使わせて。
[出来るだけ平時を装い、もう一つ持ってきた椅子に座った。
ウェンデルがちょっぴり怖い。
ダーヴィッドに心の中で合掌しながら]
まぁ、どっちにせよ見たダーヴィッドが悪いよな。
事故だとしても…。
[呟くようにそう言った。]
そっか。
[驚きはしたものの、表面に出るまではいかなかった。
視線を正面へと戻し、カップに口をつけて紅茶を啜る。味はよく、わからない。ただ、あたたかさだけが口内に広がっていく]
……しなくちゃいけない、って思ったんだ。
早く――早く、人狼を、って。
[こく、と小さく喉を鳴らす]
誰でもよかった。
別に見たくて見たわけじゃな――――。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
[ウェンデルに反論するように言いかけて、流石にそれは言いすぎというか、見たくない体って失礼だろうと思い至れたのでヘルミーネに謝った。とっても謝った。
当の本人の反応は――怖くて見てなかったが。
変態がふたつ、さくさくっと刺さったところで、虚を突いたように問いかけられて。]
へ?ああ。グラーツ殿は狼じゃな――――
[素直、と言わんばかりにこっくり頷いたら―――もう一個カップが後頭部に飛んできて、意識は数瞬*飛んでいった。*]
─二階・フォルカーの部屋─
[視線を落したまま、もう一度カップに口をつけた。渇きそうになる喉を湿らせる]
…人狼を捜しての、行動、だったんだね。
実際は、どうだったのかな───。
[そう紡ぐ声は、少し硬かった。誰でも良かった、と聞くと視線はフォルカーへと戻って。机にカップを置くとフォルカーの傍へと寄った]
───喩え、ライさんが人狼では無かったとしても。
ボクは、フォルを責めないよ。
やらなきゃいけないことを、人狼を捜そうとしたんでしょ?
捜さなきゃ、みんな食べられちゃうから……。
[ベッドに座るフォルカーの隣に座り、近い方の相手の手を両手で包もうと手を伸ばす]
誰なのか分からないなら、取れる手段は限られるもの。
―2階・自室―
[部屋に戻るとまっすぐ机に向かう。
大き目の封筒を、持ってきた資料の束の中から抜き出し、恩師の名を宛先として記した。
それから自分が書いた報告書を取り出して、化石の欠片の入った小瓶と一緒に封筒へ。
『もし、俺に何かあったら、これを投函して欲しい。
この村の、廃坑調査についての報告書だ』
レポート用の紙を破いたものに書いたのは、誰かへ向けての伝言だった]
俺も、いつやられちまうかわかったものじゃないからな。
[呟きながらも、死ぬわけにはいかないと強く思っていた。
今迄ならば人狼に食われてしまったとしても、死ぬことで空の向こうで
待っている人に会えるならと受け入れてしまうのだろうが、今は違う。
その笑顔を護りたいと思う人がいたから。
だから、死ぬわけにはいかない、と]
―二階:自室―
たぶん、違ったんじゃないか、とは、思ってる。
夜が更けて、明けて、朝になったら――分かるかな。
[爪先でカップの表面を擦る。かり、と微かに音がした。
片手が、自らの体の上に滑り落ちる。
分かるとすれば、それは、人狼による襲撃の有無によって。]
……レーネ、
[落ちた手を取られて、視線が少女の方を向いた。
頭は上下ではなく左右に振られた]
そう、そう――……だけど、そう、じゃない。
みんなの中に、人狼なんていなければいいと、思っている。
でも、否定しようとすると、苦しくなる。人狼を捜そうと思うと、気分が落ち着く。
ううん、むしろ、
[高揚するのだとは、言えなかった。声は途切れる]
早く、終われば、いい。
[誤魔化すよう、別の言葉を継いだ。手にしていたカップの中身を飲み干して、傍らに置き、少女の手に自分の手を重ねる]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新