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[さすがだと思った。
音も気配も無いのに、対応してきている。
伊達に、自分同様に長年裏で生きてきたわけではない。危険察知能力が半端ではない。
だが、だからこそ、この殺意が感じられない言葉にはそこまで気にも留めず、目の前の攻撃のほうに集中するだろう]
───Steel is my body, and fire is my blood.
───(血潮は鉄で 心は硝子)
[第2節、朗読。
相手が避わした方向へ、更に手榴弾。
更に手榴弾。
更に手榴弾。
それは、無作為であるかのように、どんどんと数を増していく]
───I have created over a thousand blades.
───(幾たびの戦場を越えて不敗)
[第3節、朗読]
…何を狙ってる。
[声色が変わるのは、三度も同じ手を使ってからの事。
此の男が既に種が割れている仕掛けを連続して使う事はない、という過大評価]
ただの牽制や腕試しではなかったか…!?
[小さく呟けば、右手は一枚のカードを出しつつ、左手は大きく振りかぶって]
どりゃあっ!!
[後ろの壁を突き崩した。
穴が空けば、その穴に転がり込むように前のめりで逃げ込む]
飛ばれると届かなくなりますから。
[軽く横へとステップを踏んで飛来する輪を避ける。
ロスを惜しんで最低限しか避けないため、頬に朱線が走った]
――Korridor.
[指さす先、エリカに向けて氷の道が伸びてゆく。
その上を身軽に駆けて空中を駆け上がった。
踏めば砕けてゆく足場でも、相手に迫ることは出来る]
今回は受け切れますか?
――Kuehle.
[相手と同じ高さまで駆け上がり、白く染まった氷刃を左腕へと振るった。強い冷気を纏った刃は触れるもの全てを凍りつかせようとする]
[男にとっては、ブラウンが外に出ることが「望ましかった」
その為に、単調な攻撃を繰り返していたのだ。
外に出たブラウンに───ピンという音が聞こえただろうか。
その次の瞬間に、その場所に飛ぶのは2メートル程の巨大な瓦礫。
だが、その一撃もまた単調。ブラウンに防がれるのは目に見えていた]
───Unknown to Death.
───(ただの一度も敗走はなく)
───Nor known to Life.
───(ただの一度も理解されない)
[そして、第4、第5節が連続して紡がれる]
[「何かがおかしい」
としか、男には理解出来ていない。
瓦礫を打ち砕こうと、其の後の追撃がやってこないのだから、怪しい事には気付いていた]
――。
[「何を狙っている?」
男は声にしなくとも、其の目で訴えかける。
最も、答えが返ってくる事など期待していないが]
やれやれ…
とんだジョーカーを切られたもんだ!
[更に建物から距離を取るように跳躍。
盾にするように右手のカードを前にして]
"ブラックボックス"ほど怖い物は無いねぇ…!
そりゃ、そうだろうけど、ねっ!
[避けられ、返る輪を受け止める間に迫る、氷華。
鋭い冷気に動きが鈍るのを感じつつ、迫る刃を往なそうとするものの、思うようには行かず、氷刃が左の腕をかする]
……っつぅ……やっぱ、きつい、ね!
[紅すら凍てつきそうな一撃に、低く、声を上げながら。
近接している隙は逃さない、とばかりに、右手に戻ってきた輪を、氷華の左の肩へと躊躇いなく振り下ろした]
[ブラウンが動く先で、次々と何かが弾ける音。
それと共に、その移動先を制限するかのような爆発、爆発、爆発。
自由に動かせているようで、その実、行ける場所は一つしかない。
そう。
男は、この参加者の中でもトップクラスの危険回避能力の高いブラウンの力を利用して、その身を誘導させている]
───Have withstood pain to create many Smoke of powder.
───(彼の者は常に独り 硝煙の丘で勝利に酔う)
[第6節。
気づけば、ブラウンが移動する道はビルとビルの間の長い通路なのだろう。
だが、それは逆に男の居場所に近づいているということでもある。いや。ブラウン程の男を釣るには自分自身を賭けなければ動いてこないことも知っている。
そうでもしなければ、勝算が浮かび上がらないからこそ、こうした手段を取っている。
さて、運の悪い自分の賭けの結果は如何に?]
過日、礫程度では効果が薄いと思い知りましたから。
[一撃が軽い投射では大したダメージを与えられず。
近寄りきれないまま負けた記憶はそう遠くないもの]
それでも、避けられる。
[捉えきらねば当然効果は薄い。腕を凍らせるようなことはできずに剣を引く。
振り下ろされる輪を迎え撃てるほど宙での自由は効かない。
身を捩るも、重力に引かれてゆく左肩に大輪の朱花が咲く]
痛いですね。
[戦い始まると変わる事の無い氷の微笑。
傷つこうと手傷負わせようとそれは浮かんだまま]
[地面に降り立つと氷剣を自らの左肩に触れさせた。
流れる朱は凍りつき固まってゆく]
このままではまたこちらが消耗させられてしまう。
出し惜しみしてる暇はなさそうですね。
[氷膜を周囲に張りながら、左手を懐へと入れた]
――。
[ちっ。
小さく舌打ち。
男は誘導されている事に気付くも、誘導されざるを得ない。
そのことに苛立ちを覚えたのか、それとも]
まったく。
本当にお前さんの相手は骨が折れる、なぁ!
[前に出していたカード…『正義』のカード。
それの詠唱を始めようとしたが、声は直ぐに途切れた]
…今更、この場に"平等"など求めてどうする。
[小さく呟けば、もう一枚のカード…『ホイール・オブ・フォーチュン』を取りだした。
追い込まれた長い通路。男は走り続ける。
――飛び立つための、助走距離を取るために]
[待ち望んだ時は来た。
使用していたカードは『吊るされた男』。暗示は試練、忍耐などだ。
男は、この長い通路を走りぬけようとしているブラウンの上空から、ワイヤーガンで足を巻きつけて、逆さまの状態で、左手にカードを、右手に小型の銃を用意して、今まさに走りぬけようとしてるブラウンの背中に狙いを定めていた]
───Yet, those hands will never hold anything.
───(故に、生涯に意味はなく)
[ブラウンの背後上空から第7節の宣言。
男の体に、圧倒的な力が注ぎ込まれ始め、その背後にはゆらりと立ち上る巨大なエネルギー。受けようにも受けることも出来ない恐るべきものが集まろうとしていた。
次の宣言を終えることが出来たのならば、自分の勝利はほぼ確定だろう。
さて、最後の短い一瞬の時間。男はそれを手にすることは出来るだろうか]
ま…全てを運命と片づけるのは簡単だがねぇ…!
[キリキリキリキリ…
右手と対称的に後ろへと下げた左腕は小さく鳴り始める]
高速歯車駆動《ハイスピードギアワークス》…
[左手に歯車を]
『加速する運命の歯車』…!
[右手に運命を]
運命の歯車を加速する《フェイト・オブ・アクセラレート》…!
そりゃ、礫の方が避けやすいからねっ!
[浮かべるのは、冷えていく氷華とは対照的に楽しげな笑み。
左手から冷気が離れ、右手に手応えが返ると、それはまた、深くなる]
……ん、動く動く。
それならなんの問題もなし、と。
[口調は軽いが、ダメージは決して軽くない。
それでも、それを表に出す事はしない。
弱さを見せれば、それは隙となる。
の生き方を選ぶ際、同じ世界で生きた父から教えられた戒め]
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