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お前を助けたのであろうと、それは過干渉だ。
赦されざることだ。
この世に在る筈でない者がこの世にあり、この世にあるべきものを損なうのであれば………消えるが良い!
[力を、地へ向けて叩き付ける。
地中の水分が凍り、霜柱のように立ちあがる。
霜柱と呼ぶにはその先端は鋭利で、明らかにひとを傷付ける事を目的としていたのだが。]
[白い翼を得たベアトリーチェは、いつものようにお辞儀をして、闇の彼方へ消えた。]
[アマンダは、動けない。
夜空へ羽ばたくベアトリーチェを、見上げるだけ。
やがて、その姿が消えた後。
零れ落ちてきた月の雫の最後の一つを受け止めれば、指先に鈍く残る痛みは消えてゆく。心の痛みは消えないけれど]
…「また、明日。」か…
ベア…明日になれば、君は………
[続く言葉は音にはならず。
紅の痕残る指先は『千花』を*静かに撫でるのみ*]
[呆然とベアトリーチェの宙を舞う姿を眺めていた
もしかしたら見ほれていたのかもしれない]
――今日は、帰るよ。
――また、明日。
[その言葉がリフレインして]
[コエ送ろうとして、愕然とする。
ずっとベアトリーチェに注意していたから
気がつかなかった]
…ティル?どこへ行った?
[振り返っても、休ませた場所には翠樹の気配は無く
返ってくるコエもどこにも無く]
[ただ三つ花の蝶が*ひらりひら*]
―昨夜/森の中―
[歩くに力が足りぬと言うは、苗床にとって思った以上につかれたことだった。
森は目と鼻の先だというのに遠く、たどり着くのは困難。
何が起きているのか見ることなく、ただそこを目指す。
蔦や茎を使い(というよりそれらに手伝われ)、ようやくたどり着いた森の端。
花が戻りて、額に咲いた。]
『僕を呼べ』
[自らと一番縁の深い子に呼び掛ける]
―昨夜/森の中―
[知らぬ者が見たのなら、苗床の体に森が襲いかかったように見えたろか。
樹にまとわりつく蔓が、緑色の葉が、土の下の根が、……森のすべてが、苗床に従う。
コエが届いた気もしたけれど、ほんのり冷たい根に引かれて、返すこともできずに。
知らぬ者が見たのなら、森が苗床を食らったように見えたろか。
苗床の体は押しつぶされたよに、それらが静まったあとは何もなかった。
ただ土が、そこだけ茶色に変わってもりあがり、
ただ葉が、あおい葉が、なぜかたくさん散っているだけ]
[樹にくわれるようにたどり着いたそのうち。
苗床は暗緑の樹の下にあらわれる。
土がもりあがり、体が押し出され、
根が、それを覆う。
茎が手首のあたりからあらわれ、苗床を地へと縫いとめ、
小さな背より生えた太い蔦は、そばの樹へと巻き付いた。
一本の根は苗床の足首より体内に入るだろうか。……否、本来そこで時を待っていたのだ。
小さな白の体は眠りに落ちる前にわずかふるえ、残った掌から種を溢す。
それは蔓となり、最後に蔦に巻き付いた。
花と葉が、緑のかたまりに咲いていた]
[そこから覗くは、白い手首と、
蔦の生えたあたりの背。
森は苗床をかかえこんで
苗床に癒しの力を与える。
誰がはずそうとしても手では無理だろう。
近付けば花と葉がひらり、きっと近付くに*違いない*]
―昨夜・墓場―
[三つ花の蝶はひらりひら。
いつもと変わらず飛び跳ねている]
はな。お前の主人はどこにいる?
……っ!
[そおっと蝶に手を伸ばす。
蝶がひらり彼の手に止まろうとして――突如消えた]
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