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あら、そうだったんだ。
じゃぁ来てよかったかも。
[今日まで、とは初めて聞いたので、ちょっと驚いたり。]
へー幼馴染。
ってことは、ええと、葛木さんも祭りに合わせてお里帰り?
[涼ちゃんの先生なら、おそらく外に居る人で
何となく補完しながらそう予想した。]
そ。バイク乗り。
ってことはそっちも?
[バイクの話には、興味深そうに目を輝かせた。]
御霊鎮め…。
ふーん、この下に何かいた…ううん、居るのね。
[そう呟きながら、ちらりと足元を見る。
今は、然程感じるものがない。だが全く感じないわけでもなく。
何かが此処に在ることが漠然とだが足元から伝わっていた。
それを顔には出さずに、へーとあくまで感心した様子で呟いた。]
そりゃ、琉璃兄は。
[良く知ってるよね、とクスクス笑う。
二人がいるので裕樹に対しての緊張も少しずつ溶けてゆくだろうか]
そうそう、あの子。
[続いたネタにはニッと笑う。
まぁワザとだというのは簡単に伝わるだろう。…榛名には]
孝博君、卒論のために戻ってきた、みたいだよ。
丁度、祭りもあるから、だろうけど。
[琉璃の疑問にはそう返して]
女中さんは、お休み貰って、来たみたい。
ちゃんと、お仕事は、してるみたい、だよ。
探偵さんは、何か、仕事で来たみたい、だった。
流石に、内容は、教えてもらえなかった、けど。
……呼ば、れて……──?
[微かに聞こえた呟き。聞いた途端に思い出したのはここへ来る前の会話。僅かに、びく、と身体を強張らせた]
140くらい?
ボクと同じくらいなんだね。
[玲の説明を聞き涼という子について確信にかわり、肩をすくめる様子に]
まぁ、どっちの味方っていえばボクは玲ちゃんのほうだけどね。
あらそうなの?そんなの知らないしー。
涼ちゃんが来たいって言うならそっち優先でしょ。
[さも当然のように告げる。いつの間にか仲良くなっていたり。]
折 ら な い わ よ 。
[にっこり笑ったまま、利吉の鼻をつまんでやった。痛がればすぐに離したが。
ふいに、利吉が史人に語る言葉に、若干利吉を見る視線に鋭いものが混ざる。
が、すぐに他の3人に悟られないよう、笑みで覆い隠した。]
魔、ねぇ。
…5人でも珍しいんだ。
……あの旅籠の需要って、もしかして殆ど無いのかな。
普段は食堂を兼ねてるとか、そんな辺りか?
[一人ごちて、首を傾げる]
琉璃さんにも案内してもらえるのか。ありがとう。
史人は…その言葉からすると独身なのか。
っふふ、人の事は言えないが…仕事が恋人だったりするとかか、あるいは何処かで知らない内に恋人を作っているか。
美人だから、引く手数多ではありそうなものだが。
[保護者の説明には、なるほど、と頷くだけに止める。
元々、個人のプライベートに立ち入る方でもないが故に]
……まあ、どうやら苦労してらっしゃるよーで。
[それでも、胸を張る涼の様子にはついついこんな事を呟いていたのだが]
……余所の御魂鎮めがどんなのかは知らんが、このやり方でずっと通してる以上は、これが正道なんだろ。
目覚めようと、ね……。
とはいえ、起こさないための儀式やるってのに、起きてこられちゃかなわんのだが。
[儀式の話には、桜の梢を見上げつつ、こんな言葉を返す]
……起こさないために、櫻木の家は色々と引き継いで、護ってきてんだから。
どうしましょうかねぇ
[本当に]
どうしますかね
[本当に]
どうしたものですか
[本当に]
足が痺れました
[考え事をしていてふっと我に返るとそうなっていた。とりあえず足を崩す…のに苦悩している]
手伝えることは、今じゃなくても全然構わないから。
[ひらりと手を振って]
涼ちゃんは…確かに元気そうだったな。
ショートカットが似合ってた。
小さいながら、動きで人を翻弄させそうなイメージがあるな。
[けらりと笑って]
まあ、俺からすれば、大抵の女の子は小さく映るものだが…そう言えば、史人もだけれど、玲ちゃんも案外に身長あるね。
立って並ぶと今更ながらそう思うよ。
[榛名の説明に]
お休み?
羽伸ばしみたいなものかな?
たしかにここは自然がいっぱいだし、好きな人は好きかもしれないね。
探偵さんはお仕事……ねぇ…?
[その詳細は聞くことができず少し考えこむようにしてから]
まぁ、今考えてもしかたがないか。
[そういいながらもやはりどこか気になっている様子なのは榛名と玲には伝わるであろうか。]
[通りがかりの村人を捕まえて孝博の所在を聞き出し、桜の下へ。するとそこには先程まで見ていた顔。]
いつの間にやら姿を眩ましたかと思えば。
なぜ史人がここにいる。
まあ、それはどうでもいいが。
[そう言って、孝博に視線を向けると]
さて、俺の子分の分際で帰ってきたのに俺様に挨拶無しなのはどういう了見なのか聞かせてもらおうか。
[そう言って威圧感バリバリ発しながら問い質す。
多分傍目に相当怖い。]
野崎の小父さんのところも、旅籠しなくても食べられるから。
でも、そういう家だから。
[裕樹の疑問らしきものにはそんな答えを。村の人間でなければ分からない感覚だっただろうか。
琉璃への言葉には、びじんってだれ?とか思っていたかもしれない]
[裕樹の言葉にはじっとその様子を見つめ返してから、話しても大丈夫な相手と判断したのだろう]
あのというのは、歌手のということかな?
それなら答えはYESだね。
[逆という言葉に何か似たようなものを感じたのか、裕樹の性別とかが想像がつき]
そうだね。
ある種でボク達は似たもの同士なのかもしれない。
[にぃと笑いかけながら]
ああ、先に言っておくけど、
ボクのことは女扱いしないでほしい。
これは重要だからね。
建築に古民家、なんかいろいろつながっていくね。
うん。
……榛名先生、気にしすぎ、でしょう?
[強張らせた身体を安堵させるために、その肩に手を置こうとしながら]
まあ、考えてしまうのはしょうがないかもしれませんが…。
少なくとも、今は大丈夫なんですから。
[にこりと、笑う]
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