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……ふふ。
書類上は服毒自殺ですよ。
『無実の人間をも殺した事への後悔』がその動機、だそうです。
[ナサニエルに向かってにこりと笑う。]
[ルーサーの語る、その建物。
それはとても自分が知っている場所のように思えて]
まさか、此処が……?
[知らず、口の中が渇く。
……生きては帰らなかった
それが意味することは……]
……俺達も、同じ…?
[嵌め殺しの窓、焼け落ちた橋。符合するいくつかの言葉。]
神父さんは、人狼審問を始めるの……?
[彼がその服を着ていることの意味は問わずとも明らかだったけれど、それでも尋ねたのは、自分で推測できる事実とは逆の答えを期待していたから。]
[語られた『昔話』に、目を伏せて。しばし、言葉を、さがす]
……そうやって……死んだひとが。
何者か知るために。
必要になったのが……ボクらの一族の力。
人の死を視て。
声を聴く。
霊視の巫女。
そして、30年前でいうなら……それは、ボクの、ばーちゃんだった……。
そういう、事、で、いいの、かな?
[今聞いた話と、祖母から聞いた話と。
二つを組み合わせて出た結論を、問いとして、投げる。
薄紫の瞳は、いつになく、無表情で]
霊師の巫女……?
[聞きなれない言葉に首を傾げ振り向けば、感情の見えない薄紫の瞳。
それははじめて会った日の笑顔とは遠く離れた表情。]
[ 問いを投げ掛けるメイの薄紫を見遣る黒の瞳が僅かに揺らぎ戦慄く。無表情に紡がれた言葉を聞けば、昨晩の彼れが何だったのか、結び付けるのは難なく。]
……其れじゃ。
[ 館の主――アーヴァインの死を視、声を聴いた。然ういう事なのかと、声にはせずとも内心で推測する。……したとて、彼には理解の及ばぬ事ではあれども。]
[少女は重苦しい空気から逃げようと、扉の近くで佇む少年を見る。
僅かに動く唇が発した言葉に…何故だか少女自身が救われたような気分になり、微量の安堵を浮かべながら、再び神父の話に耳を傾け――]
逃げられない…牢獄――
繰り返される…悪夢。
またしても…神は…
なんて…意地の悪い――
[浮かぶ笑みは冷笑か微笑みか――]
[そして聞こえて来たメイの言葉に――]
これで…役者は揃った…みたい。
悪夢の…始まり――
[小さく呟くと、少女は背中の傷に意識を飛ばし――]
今度は…生き延びられるかしら…
[自嘲の笑みを零して――]
[生まれた時から、何の疑問も持たずに接してきた牧師の――否、神父の語りだした”昔話”に、半ば口を開いたまま聞き入って。
そうして、告げられた内容と、今の状況にようやく思い至り先程までとは違う意味の――言葉をなくしての、沈黙。]
……ぇ…?
[それから、同じく良く見知った村人の――メイの言葉を、ゆっくりと反芻して。人の悪い牧師の”物語”ではなく、本当にあった事なのだと、血の気が引いて。]
[『人狼審問』と言う言葉、語られた昔話、そして、この場所。
符号が合い過ぎていて
そして吊り橋は燃やされた]
……俺達に…殺しあえ、と?
疑わしい者を……
[だけど
知っていた…解っていた
それしか生き残る術はないのだ、と]
そう。
[投げた問いに対する答え。
それを聞いてこぼれたのは、簡素な言葉で]
……ばーちゃんが、どんなに不便でも吊り橋の側から離れないって頑張ってたのは。
そのせい。
……いつも、言ってた。
自分は、『生き残ってしまったから』。
だから、『声を聴き続けないといけない』って。
信じるか、それとも信じないか。
それは貴方達の判断に任せます。
私は、ただ語るだけ。
[ゆるりと微笑んで花籠から石榴を取り出し、一粒食べた。]
神父様…?
私は――あなたの言葉を信じますわ…
勿論メイさん…あなたの事も――
[一言だけ呟くと、少女は綺麗な微笑を浮かべて、花籠から同じく石榴を取り、齧る――]
神父様の育てた果実…甘くて美味しい――
『人狼審問』で使われていた武器は、その鍵で開く場所に保管されています。
異端審問官が殺害された場合は、それを使って村人達が殺しあったそうですよ。
[石榴を食べながら、赤錆びた鍵を指差す。]
[ メイの言葉を耳にする。思考が止まる。……喉が渇く。
神父の動きに倣うようにして、花籠から赤い果実を一粒摘めば口許へと運んで噛み締める。水分が口内の渇きを潤し、甘くて酸い味が舌の上に広がった。]
……。
[ 其の果実の味は何かに似ているのだという話を読んだ事がある。]
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