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え、あ……僕を?
[そして、続く言葉に瞬く緑。
視線の意味を知って、少しの苦笑。]
じゃあ、やっぱり、
ノーラさんには隠し事できないのかな。
[それは困ったな……と、
本当にそう思ってるのか怪しい態で呟き]
……どうして僕を視たのか聴いてもいい?
[続いて、負の感情は滲まない、ただ穏やかな声音で尋ねた。]
―― 4の部屋 ⇒ 二階廊下 ――
[生きたいのか死にたいのか。治りたいのか、治りたくないのか。
自分で自分が分からない。分からない時間が、増えた]
……うごきま せんと。
体の調子は、わるかぁないんですから。
[ぱしんと両手で頬を叩いて、起き上がる。
左頬の痛みより、右頬の痛みが遅れてくることに顔をしかめた。
毛布を片付けると、扉を開ける]
………えと。ここ、どーこでしたっけ?
[自分がどう動いて、何を見たのか。少し、遠い。
物を整理しようと、目を閉じて深呼吸した。
左手奥から、喧騒が聞こえる]
―― 6の部屋 ――
[人の声に誘われるように、奥の部屋へと向かう。
そこには、幾人の人が残っていたろうか]
[首の痣を隠そうと、シャツの一番上のボタンをとめようと思うが、上手く止まらず襟口が広がるだけ。あきらめた]
……す、みませ
かるめ さん こっち来ませんでした か?
[舌のもつれに加えて、喉の痣による掠れの残る声。
上手く言葉が出せないもどかしさに眉をしかめながら、そう聞いた**]
[彼が先頭を譲らないのなら、その後ろを位置どって
糸を手繰り寄せるように上を目指す。]
…えぇ、私はこの繋がりを大切にしたいわ。
[無駄なものはない。消えた星も輝く星も、全て。]
[光が照らす中、静かに表情を緩めてエーリッヒを見た。
苦笑いが映れば、ふふ、と小さく息を吐いて]
元々…貴方は嘘が下手よ。
[そう言いながらも続く問い――答えは、ただ、そう]
貴方をもっと知りたいと…思ったの。
― 屋上へ続く階段 ―
[ノーラと会話を交わしながら、階段を昇る。
それは、丁度オトフリートがやってきた頃だろうか。
風向きの関係か、先頭に立っていたからか、
彼の声は自分には上手く届かなかった。
もし、届いていれば、彼の病状の進行に、密かに眉を寄せたか。
後ろに続く人が、呼び止めるなら引き返すだろう。]
嘘が下手……それって、医者として致命的ですよね。
[ノーラの評価に、再び苦笑が漏れる。
ある意味で、医者に向いていないというのは、自覚はあったけれど。]
あはは。貴女みたいな美人さんにそう云われると、嬉しいな。
知って、どう思いましたか?
[知りたいといわれて、返す言葉の調子は、あえて軽い。]
嗚呼
… ――いかないと
[階段の向こう、
眼を向けて謂う。
こえのいろは――――。
行くのなら
共に歩むだろう。
白いいばらの花が*咲いている*]
…致命的?
[そうかしらとそんな口調でエーリッヒへ言葉を返し
薄暗い階段の途中、ランプの光が夜空に輝く星に似ていた。]
医師は腕も大切よ。
そして患者を思いやる心も…
それは貴方には備わっている。
[軽い笑い、更に続く問い。逆に見られている気がした。
上からの風を受け揺れる髪を耳にかけて彼を見上げる新緑は]
…知って――
[一度、瞳を閉じて、瞼の中の闇から星空を浮かべながら]
――…少しだけ後悔と、安心をしたわ。
─三階・休憩室─
[子供扱いに対する少女たちの反応は、一切取り合わなかった。
ただ、天鵞絨に一瞬、懐かしむようないろを過ぎらせただけ]
……パソコン、ね。
仕事上、色々と使ってはいたが。
その手は、そっちの方が得意だろ。
[ゲルダとユリアンからもたらされた話には、思案の素振りの後、リディをちらりと見たりしつつ。
ユリアンの、メイスの人が暴れる、という言葉には面白そうに笑んだとか。
ともあれ、案内されるまま、研究室へと足を向ける]
─三階・研究室─
[やって来た研究室では、まずはリディに任せ]
……失敗。か。
[響くビープ音とエラー表示に、微かに眉を寄せる]
……この手は、専門外なんだが……な。
パスワード、ね。
[小さく呟くと場所を空けてもらい。
しばし、目を閉じて思案する]
……駄目、か。
そう、単純なものでもなかったか。
[零れるのは、ため息一つ。
ともあれ、自分も場所を空けて]
……どうにか、情報を引き出したいところなんだがな……。
[小さく呟き、近くの壁にもたれかかる。
少しでも負担を減らそう、という無意識の働きか、ごく自然に*目は閉じて*]
― 屋上へ続く階段 ―
オトフリートさん、大丈夫ですか?
[ノーラの言葉で、オトフリートの存在に気がつく。
少し心配そうに眉を潜めた。
休んだほうがいいと、同意を乗せ。
向かう先にカルメンが居るなら、伝えるからと。]
腕は、実際の所は海の者とも山の者ともつきませんよ。
まだ、学生ですから。
[頭も努力でどうにかなる範囲にしか届かない。
再び前を向いて、歩み始めながら、
卑屈までは届かない声音を響かせる。
でも、人を想う気持ちは否定しない。
――正規の医者でなくとも、
自分の存在が少しでもこの状況で役立つなら。
過去の柵など、どれほどのものか。]
あまりに平凡で、後悔と安心かな?
でも、安心を上げることが出来たなら、良かった。
[カルメン――その名の人が、云いながら思い浮かぶ。
この状況故の、あれは狂気だったのか。
オトフリートの出現で思い起こされる場面――ナイフの。
どんなに心の底を攫っても、
自分の中に、あのような狂気は今ないから。
それを彼女が視たなら、それはそれで良かったと想う。]
―屋上へ続く階段―
…卵は可能性を秘めたもの。
諦める事は…嫌いでしょう?
ただ、医師というものに
貴方の心が向いていないのなら
……話は違うのでしょうけれど。
[彼の家がどうだったか、知らない。
けれど仄かに見てしまったかもしれない。
深く視た彼の星は――白い輝き。
染まらぬ色であり、染まりやすい色。
清き光の煌きを確かに感じられた。]
…深く視ようと思いそれが現実となった事を後悔したわ。
思いがけない力に、これでも驚いたのよ。
[安心できて良かった、そういう言葉に心が動かされる。
気付いている。病のせいか人に触れる事を避けていたのに
彼と少女だけは、と思っている偏ったこころ。
声色は優しく静かに響きブリジット達にも聞こえているのかもしれない。]
…――星が
[階段を上る足取りは遅いけれど、見上げる先に薄暗くなり始める空が見えるだろう。]
― 屋上 ―
そうだね。諦めることはしたくないから。
[今は自分の意思で、医者であろうとしている。]
きっとその力も意味があることなんだろうなぁ。
けど、だからこそ、辛くなったら、云ってください。
[最初あまり表情の動かない女性だと思った。
先ほどの、医務室での会話を思い出す。
自分は彼女のような能力はないけれど
――彼女の強い能力は、彼女が人に頼る隙を、
感情を表す為にも必要なものかもしれないと。
ふと、そんな風に思う。]
[カツン――足が最後の階段を踏みしめる。
開かれた扉。そこに広がるのは、薄闇。天上には星。
そして……]
おやま。本当にベアトリーチェさんが居ましたね。
[きっとそこにはアーベルの手を引く少女の姿があるのだろう。
そのことを不思議と思わずに、屋上へと足を進めるのだった**]
―→屋上―
私もよ。
[何度か交わした会話の中で、同じ思いを確かめるように静かな口調の中にしっかりと意思を表すように言う。
諦めない、それがいま、足を一歩でも前に動かす原動力。]
自分の星だけは見えないけれど…
[この力もまた意味があると信じたかった。
辛くなったら、と言われれば新緑は彼を見て少しだけ眉が下がった。言われなくても彼には既にそうしている気がしていたから。]
[屋上にはアーベルとダーヴィッド、そしてベアトリーチェ。
次に目に入ったのはやはり大きなヘリコプターなのだろう。]
●業務連絡●
ハインリヒさんのリクエストも考慮しつつ、手がかりを増やしてみます。
ただ、あんまりちゃっちゃとクリアしちゃうと、ネタ困っちゃうよう!なので……
今日はオープンはAだけか、AとCだけにしてもらえると嬉しい村たて
3Fにはアイテムを持つ4体の石像がいます。
A以外の石像は壊さないととれない感じになっています。(Aのみそのまま抜き取れます。)
A クスリに関するメモを持つ石像
B 謎のメモ(拾得時にランダム発生)
C 何かのキーカード(拾得時にランダム発生)
D 謎のメモ(拾得時にランダム発生)
となります。
―屋上―
これ、運くのかしら。
[仮に病が治ったとしてもその後、どうするかは不安ではあったけれどこれで帰るべき場所に皆が帰れるのなら、と思えば希望も見出せる。
背後にブリジットが居たのなら彼女の様子を伺うだろう。
風が少しだけ冷たさを帯びていて長い黒髪を揺らす。]
――…季節は
[薄闇になる空に見え始めるのは、ほし。
そこで明るい星を探せば――]
アルゲニブが煌く…空。
[見つけ、呟き――この季節の星かと気付けば一度瞑目した。]
秋ね。
→以下、Aメモの内容はオープンにしておきます。
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最終16体のうち、以下の5種の投与先には、スリープ波形に変化あり。
red:ピューリトゥーイ ×3
green:フォーリキュー ×1
blue:シャーマティート ×1
yellow:クレイムパーリィ ×1
orange:ガードシーカー ×1
続けて経過観察中。
とくにピューリトゥーイに関しては、成果が期待できるが、副作用として、情緒に変化、衝動的に攻撃性が高まる危険在り。
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これで、16人のうち3人に危険な人物がいることがわかると思います。誰かが拾得するといいよ!です。
ということで、よろしくお願いします。
なお、MAPも更新しておきますね。
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