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[コップを両手に握ったまま、それを見つめる。]
昔からずっと可愛くて仕方なかったし、兄貴だから守れって大人にも言われてたから。
それが俺の役目で。
構いすぎて逆に嫌がられるくらいで。
……けど。泣けないんだ。
[淡々と途切れ途切れに言葉を繋ぐ。
その目から涙どころか一切の感情が抜け落ちてしまったことには気付いていないのか。]
[再びその目を其方に向け、]
……ああ。
そういえば、……還ってったよ。
[何を、とは言わずとも分かるだろうか。
昨日渡された花片のこと。]
そんなに嫌そうにしなくても。
…出血は酷くないですけど、浅くも無いじゃないですか。
少し沁みるかもしれませんが我慢してください。
[傷口を見れば思わず動きを止めて。
小さく呟くとコットンで抑えながら消毒液で傷口を洗う。
軽く上からも押さえた後、大きめの絆創膏を貼って]
はい、これでよし。
気をつけてくださいね?
[リュウも心配になっちゃうよね、とこちらを見上げる仔犬に同意を求めてみたりして。
クゥン、という小さな鳴き声が返った]
別にしてねー………、よっ。
[言葉通りに沁みる消毒液に、小さく声を上げた。
手当てが終わると、止めていた息をゆっくり吐き出す]
…わぁってる、って。
サンキュ、九条。
[名を呼ばれた仔犬はヨウコに眼を移し、
真っ直ぐに見詰めた後、返した鳴き声は同意だろうか。]
んじゃ。
さっさと食うか、なくならないうちに。
[もう一歩踏み出して
少しだけ高い位置にある目を見つめ]
妹さんの為に、気が済むまで沢山悲しんで。
佐久間君が泣いたり、笑ったり
するのが好きだった私の友達の為に。
昨日渡したアレが、アイツかどうかは分からないけど
私は、そうだったと思ってる。
[目線を床に落とし、次の一歩を斜め前に。]
それでもしいつか、遠い未来でも良い。気が済んだら、私がこんな事を言ってたって思い出してやって。
[それから更に一歩。ヨウスケの横をすりぬける。]
そうだ。
夏ですから、傷口が蒸れる可能性があるので。
ちゃんと明日も取り替えてくださいね。
また手伝いますから。
[血の付いたコットンを持った手を口元に当てながらそう言って]
私もいただきます。
[消毒セットを片付けながら、風邪薬を取り出してウミの所へ運び。
それから相伴に預かるだろう。
実の所それほどの食欲は自分もあるわけでなく。
量はいつもより少ないものだったが]
[その後、マコトが持ってきたお粥をもぐもぐと食べ、ヨウコの持ってきた風邪薬を麦茶で流し込むと]
うー、それじゃおやすみ
[そう言って、ズルズルと重い体を引き摺りながら自分の部屋へと*帰っていった*]
…マジで?
[次いだヨウコの言葉に、箸を持つ手が止まった。
すかさず、下から、きゃん、と声が飛ぶ。
足に擦り寄ってくる仔犬に促されるように、…頷いた]
……友達。
[洋亮にとって、彼女の口にするその人に心当たりは一つしかなかった。
顔は動かさずに、]
そっか。
…分かった。
[そう返事を。]
……私は妹さんの事を知らないから、
こんな事を言う資格は無いんだけど。
妹さんがあなたの事を大切に思っていたのなら
多分、あなたが泣いたり笑ったり出来るようになる事を
願ってるのかも知れない。
勝手にこんな事言ってごめん。
[給湯室を出た。]
[フユは、廊下で明らかに体調を崩したウミに追い付き]
……ちょっとアンタ、どうしたの
[力も無いから上手くはいかないだろうが、手を貸そうとしながら部屋へ。]
たかが切り傷って馬鹿にしちゃだめです。
大丈夫です、明日はそんなにしみないと思いますよ。
[引き攣ったようなショウにそう言って。
リュウの促しに頷くのを見れば小さく笑って頷いた]
水月先輩もお大事に。
[ウミが体を引き摺りながら歩くのは心配そうに見送り。
食べ終わればその食器も一緒に洗うだろうか。
全てを終わらせても残っている者がいれば、おやすみなさいと挨拶をして*部屋に戻っていく*]
あいつは…如何だろな。
……けど、ありがと。
[背を向けたままで一言。足音が遠ざかるのを聞きながら、洗面所に近付く。
蛇口を捻り、コップに汲み取った温い水を喉に*流し込んだ。*]
[食事の手を進めながら、皆の顔を見回す。
ここにいるのは、自分を含めて、6人。
自分が会ったのと、フユが口にしたのと、
それを合わせても両手で足りそうな人数。
…他の人々は、どうしたのだろう。
皆で食卓を囲み、団欒めいた光景。
他の静寂とは、切り離されたよう。]
『そういや。
あずまん、ちゃんと食ってるのかな』
[ふと、昨日、会話を交えた後輩の事を思う。
頼んだ通り、ボールは自分の部屋にあった。
ちゃんと、礼を言わないと。
せめてお握りでも作って、持っていこう。
そんな事を、ぼんやり考える。
それでもまだ、残された日常に*縋っていた*]
―昨夜:亘の部屋―
[姿を見られていても気にはせず、部屋へゆく……戻る。
戻ったところで誰もいるはずはない。
だけれど彼女は彼を見て、笑う。わらう。]
おいしかったよー
ショウちゃんせんぱいが作ってくれたんだ!
[水を飲まずに、食事をとらずに、人がすませられるはずもないのに。
あたまの隅で冷静に考える。それが表に出ることはないが。]
昨日……
うぅん、なんでもないよ。 なんでも
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