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………。
[何か正論を言われたようなそうじゃないような。おや?と言う風に首を傾げてダーヴィットに視線を向けた]
とは言え俺知らんうちにここに来てたしな。
抵抗とかするまでもなく。
おい。
風邪ひくぞー?
[壁際で寝てしまったユリアンを見て頭を片手で押さえつつ、椅子から立ち上がったところでダーヴィットが運搬にいったので見送り。]
疲れやすい――とでも言うのか。
”他”に比べて、影響され易いのは確かだな。
尤も、感受性に富むといえば聞こえが良いが、
力が未熟で、制御の仕方がなってないだけとも言える。
[少年が消えた方へと視線を向けるブリジットに、
幾許か辛辣とも言える言葉を零す。その声には溜息が交じり。]
……何事も無ければ、暫くは大丈夫だと思うが。
[まさか、その何事が起こってるとは思いもしないが。]
あらら。寝てしまいましたね。
とりあえず、状況を把握するように努めましょう。
まずは。
[ソファーへと腰掛、鏡に向かい意識を集中する。広間の気温が一瞬で数度下がりユーディットの周囲に氷の結晶が浮かぶ。何かをはじめたようだ*]
[黒い光鎖が散ってゆくのを見て、そっと胸元の石に目を落とす。
相変わらず自分はそうした力というのが上手く扱えなくて]
ええと、はじめまして?
…流水の?
[近付いてきた猫を片手で撫でながら。
触れて感じた波動にちょっと目をぱちくり]
あぁ。
俺も、気がついたらここにいた。
まぁ、長老から「キコウカイ行け」とは言われたんだけどさ。
何か鋼が騒いでるとかなんとか。
[ハインリヒの言葉には頷きつつ。]
はじめまして
< もちろん猫のことばです。にゃあって聞こえるでしょうね。
それから、首を少し傾げました。
流水。そういえば、そんなことを、むかしも言われましたっけ。
たしかに、水は好きで変わり者。まあそれでいいかと、にゃあと鳴きました。 >
[撫でられる感触に、従魔の震えは徐々に鎮まり。
それから、小さな声で、ありがとう、と。
やや、覚束ない口調でぽつり、呟く]
「……取りあえず、相方が迎えに来るまでは……」
[そのままで、と。
視線を向けられた白梟は、静かに告げる。
言葉はいらぬから、と、言外に伝えるように]
あーと、うん。
その感覚は分かるかも?
[彼女もまたそうだったわけで。というか今でもその傾向はまだあるわけで。アルの言葉にとても納得はした。ちょっとだけ動揺しながらだったけれど]
この状況だと。
…無理しないといいんだけれど。
[流石に今まさにそうなっているとは彼女も思わなかった]
[一度伏せた蒼が、再びゆるりと開く。
現れたのは少年の物より――僅かに明度の高い、透き通るような色。
薄く開いた口唇が、ふるりと揺れて]
……、だから、気をつけなさいって、言ったのに。
[表に出るのイヤって言ったのに。ノイのバカ。起きたら散々叱ってやる。
一通りブツブツと独り言を呟くと、見下ろす相手へ、
少年の表情よりも、僅かに大人びた――少女の顔を、
乱雑に口端を拭いながら向ける]
やっぱり、あの時の! 魔族じゃない!!
[声を大きくして、その表情を言い表すなら、――多分『怒り』。]
[光鎖の輪、一つ一つの動きを辿りつつ周囲を見回せば、いつの間にか近くには白い猫]
……おや、白猫殿。
[白、がついたのは、きっとヘルガの黒猫と区別するため]
誰かの…というよりはあなた自身が、なのかしら?
[広間のデータはまだ見ていなかったので、その辺りが怪しいままだったりする]
私はブリジット。
ええとね、ちょっと今大変なことになっちゃったの。
もしかしたらあなたの力も借りるかも?
あれ、マテウスは自分から来たようなもんなのか。
鋼が騒いでる?
その長老とやらが何か異変を感じ取った、ってことなんかね。
[実際この機鋼界では異変が起きた。それを感じ取ったのだろうか。しかし異変が起きたのはついさっき。その前に何か兆候があったと言うことだろうか]
< あ。とんでいった輪を思い出して、そういえば自分がついていったのもあれだったって思いました。
だからといって何がどうってこともないんですけど。
白猫、という かれに、猫はにゃあとなきました。
もしかしたら、さっきより、流水のちからは強くかんじとれるかもしれません。とくに、その布のしたから。 >
[輪が八方に飛んでいくのを見やり]
……オトフリートさんを信用してないわけではないんだけど。
やっぱり『見つかる』場所にはいないんじゃないのかな。
[ポツリとそう呟く。]
[ライデンを背中に背負おうかと思ったが、ちょっと考えてやっぱり横抱きに。]
知らないうちに連れてこられたって事はさ、これからも知らないうちに連れていかれるって事もありそうな…
[実際あったし。と、ぽつり。
経験者はかたるわけで。
俗に言うお姫様だっこで二階の部屋へ。]
< 猫は少女、ブリジットにふしぎそうな顔をしました。
それでも、かまわないよというように、頭をすり寄せました。 >
おれに、力なんて、ないと思うけど。
< ちょっとかなしげな、声だったかしら。 >
猫……って、ああエィリさん……でしたっけ。また猫になって。何してるんですか?
[知らない奴がいることは知らないままに声をかける。]
[何処か動揺した少女の言葉に、訝しげに眉を寄せながら、
しかし、まぁ深くは追求しない事にした。]
……聊か、不安にもなるが。
まぁ、この状態で無理をするほど、
あの餓鬼も馬鹿じゃないだろう。
[やはり予期しないまま、ぽつりと言葉を零す。
と、少女の手に撫でられる近くの白猫を見やって、緩く瞬いた。
猫の言葉でも、聞き取りは出来るけれど。]
いや、まぁ自分から来たわけでもないんだよなぁ。
そんなこと言われてとりあえず出されたがどこいったらいいかもわからんとウロウロしてたし。
そしたら、気がついたらここにいたっていうか。
つか、長老がそうやって「どっか行って来い」って言って放り出されるの、ほぼいつもだし…
[心配性でさ、何かあったらどうたらこうたら言ってなー、とため息混じりに。
ユーディットの周りの氷に、少し目を見開き]
…不吉なこと言うなよ。
その連れて行かれる先が元の世界だったら嬉しいんだが。
[多分無いだろうとは自分でも思う。姫抱っこでユリアンを運ぶダーヴィットには「行ってらっしゃい王子様」なんて無駄に茶化してみたり]
< 少女によばれて、猫はきょとんとそちらを見ました。
あら。
軽くくびをかしげて >
猫のほうが、らくだよ。
< 通じません >
なんにも、してない。
< だけれど、もしかして、人のすがたになったほうがいいのかな。
と、少しかんがえました。 >
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