情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―東通り―
[ブリジットと別れてから図書館へ向かい、やがてとっぷりと陽が暮れ司書に追い出される。]
[この通りは、商店の無いぶん他の通りと比べて静かだ。喧噪が無いというだけで、家並みからは様々な音が流れ出し路地に溢れて居る。]
[ミハエルは、知らずうちに顎に触れた。
小さな爪痕。
そう、大した傷跡では無い。森を歩けば小枝に引っ掻かれて付く程度の物だ。だが顔面は止まり木では無い。]
[東通りを抜けて広場へ出ると、流水の精霊の後ろ姿が見えたが気に留めなかった。水は流転するもの。何処へ向かうかなど知る由もない。]
苦手なもの……ですか?
[問いに、不思議そうに一つ瞬き。
それから、軽く首を傾げて]
んー……ないですねぇ。
何せ、養母が厳しい方でしたから。
[好き嫌いなんてできませんでした、と笑って見せる。
実際には、食に対するこだわりが紅茶にしかないだけ、なのだが]
「なんだと!?」
[3人の中でガタイのいい一人が私の胸倉を掴もうとにじり寄って来る]
『トスッ』
「……え?」
[その男が不思議そうな声を上げる
それはそうだろう。彼の胸には今黒い剣が生えているのだから。だが彼が驚いているのはそれだけではないだろう。何故なら
腹を貫かれているにも関わらず『一切の痛みを感じていない』のだから
するりと剣を持つ腕の袖からブルーが姿を現す]
……死なない程度に食べてよし
「ひゃはっ、待ってました」
[ブルーが剣の柄に絡みつき、亡と剣が輝いたと思うとどさりとその男が崩れ落ちる]
ん?
[ふと気配を感じて振り返れば、そこには氷破の精霊が]
やっぱりまたお会いしましたね。
[呆れたような視線の理由になど気が付かず、首を傾げながらも小さく笑った]
――酒場街――
[彼女が3人組の男に声を掛けられ、路地裏に連れ込まれるのをただ見ていた。]
[本来ならば、ここぞとばかりに恩を売る場面だろうが。]
あーは……ま、大丈夫だよな。
つーか、馬鹿だなぁ……女と思って油断しすぎてんのかね。
綺麗な薔薇には棘がある……ってのにね。
[冷ややかな笑い。当然それは、男達へと向けられたもの。]
好き嫌い言ってると大きくなりませんよ、オジサマ。
[...は笑いながら『大豆と挽き肉ドライカレー大豆抜き』をハインリヒの前に置いた]
ああ、そうなのか。
羨ましいと言えばいいのか。
厳しく躾けられたのか、大変だったなと言えばいいのか。
[しばらく考え込んだ後、口を開く。]
まあ、あれだ。
俺は大豆が苦手なんだよ。
[あっさり自白。]
私はお前にまた会う予定は無かったが。
昼間より呆けた顔をして時計の次は星か。春の星など見るに及ばん。冬空の冴えた星のほうが余程美しいだろう。
[はじめての人間界では何もかもが新鮮なのだろうか、それとも単にブリジットの興味が強いだけなのかも知れない。溜息。]
養父のような目にあいたくない、と思ったら、自然と。
って……大豆が、ですか。
[何がどう苦手なのかは、聞いてはならないのだろうか。
そんな事を思っていた矢先、戻ってきたユリアンの言葉と彼が出した料理に。
思わず、くすりと笑みをもらして]
四十過ぎてから成長する人間なんざ、見たことねえぞ。
[笑いながら、大豆抜きのドライカレーをかきこむ。]
ああ、後でいちごのババロア二つ追加な。
これ喰ってからでいいから。
春の星空だって十分綺麗……じゃなくて、そうじゃないですよ。
星から何か読めないかなって。
[傍から聞けば分からない台詞だろう。
しかし影輝の属を知る者なら思い当たる節もあろうか]
……できませんでしたけど。
[最後は拗ねたように付け足して、西へと身体を向ける]
私は宿に戻ります。
ミハエルさんは?
[夜空にはちらほらと星。
懐から小さなケースを取り出して、紙巻煙草に火をつける。
一般的なタバコとは違う、異国の花とスパイスの香り。
咥え煙草で、のんびり散歩。]
「ひっ!?」
「な、何だよこれ!?」
[残された2人が驚きの声を上げる。その腰は引けており、戦意や下卑た欲求など吹き飛んでしまっているのだろう
彼らの方を見遣る。恐らくこの眼は今煌々と紅く輝いているのだろう
「ば、化け物!!」と言って、彼らは逃げようとする
だが、逃がす訳ない]
……契約の主、ナターリエ=フュルスト=エーベンブルグが命ずる
グラーフ・ブルーテスよ、その姿を我に示せ
……シュランゲフォルム
[そう言うと、剣とブルーが融合し、いくつもの節に分かれた鞭状連結刃にその姿を変える]
……シュランゲバイセン
[私がそう呟くと、長く伸びた連結刃が蛇のように踊り、逃げようとした二人を絡め取って、手元へと引き寄せる]
[アマンダは随分と深く眠っていたらしいことに驚いて瞬く。
地の深き所から力を引き出したせいだろうか。
いや、問題はそこではなく]
おや、おはよう?
それとも、お待たせ、かな?
「チッ」
[身を起こし、下方の気配に声を投げる。
同時に目覚めた千花が、そちらへ滑空しようか頭を出し見つめる]
あくまで死なないように、ね
[そう言うと、再び刀身が亡と輝き、絡め取られた二人もがくりと倒れ伏せる]
……これで満足?
「ああ、十分。これで思ったとおりのスペックは保障するぜ」
そう、じゃあ、撤収
[そう言うと、彼らに記憶操作の魔眼を施したあと、路地裏から出ようとする]
まあ、つべこべ言わないの。折角『特別』今日のオススメメニュー作ってあげたんだから。
ところでイチゴのババロアは二つで足りるの?
オジサマの胃袋ならもう少し入りそうだけど。
行く末に何か不安でもあるのか。
たしかに怪しい輩は集っているが。
星は未だお前に語る言葉を持たないのだな。お前が聞く耳を持たないだけなのかも知れないが。
宿…Kirschbaumか。
[行くと調子の狂う、だがそれが自然になる場所である。悩む。]
ん、やっぱり美味いな。
[ドライカレーを完食。]
いや、まあ。六つは入るけどな。
入るんだけどな。
……ダイエット中?
[何故か疑問系。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新