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何とかなる、か。
なると良いんだがなぁ。
ま、現状何を出来るでも無いしな。
状況の変化が見えるまで、待つしか無いかも。
機鋼界の連中だって、ただぼーっとしてるわけじゃ無いだろうし。
[話をしている間に冷め切った珈琲は底をついただろうか]
そんじゃそろそろ寝るかね。
精霊界に来ても睡眠サイクルは変わらんらしい。
[けら、と笑ってから立ち上がって。部屋に残る者に「お休みー」と声をかけると二階にある借り受けた*一室へと*]
そう、ですね。探しに行ってみた方が良いかも。
…でも、あたしも一先ず休む事にします。
[ノイの回復まで、時間が欲しいし。少女の言葉に、一つ頷いて。
おやすみなさい。と屋敷へ向かう少女にひらりと手を振る。
無理をするなという言葉には、苦笑を返して]
――さて、困りました、ね。
[あの人が、動いてくれれば良いのですが。
少女の背中を見送りながら、一人溜息を*零した*]
だなぁ。
…俺も、寝るかね。
[動揺をしないのは大地ならではだろうか、本人は気がつかないかもしれないが。
戻ってきたブリジットにも挨拶をしただろうか、浴衣のすそをはためかせながら昨日寝た部屋へと*上がって行った*]
[私は四肢を折り、眠りに落ちし彼の仔を腹に抱くよに受け止める。
白梟の羽ばたきを揺れる瞳で見やり、睫毛の影にそれを隠す。
甘い啼き声は、密やかに。足音が聞こえるまで続いたろうか]
…オト殿…エィリ殿も…?
[不思議な組み合わせ――彼の猫が彼の竜の頭に在る事も含め、私は仔を起こさぬよう気を払いつつ、長い首を傾ける。
羽を揺らし空に浮く白き姿を、淡い菫色が追いかけて]
[傍らまで歩いてきた足が止まり、彼の仔を抱き上げる。
知らず吐息が零れたのは、離れ行く温もりを惜しむゆえか]
………ぃぇ。
[小さく頭を振り、安堵の滲む表情へと瞳を向ける。
彼の竜に抱かれる彼の仔を僅か見つめ、私は静かに首を垂れて]
…どうか優しき眠りを。
[かけられた言葉に、気遣いを響きに乗せて返す。
彼の猫が側へ降り立ったなら、鼻先を柔らかく押し付けて挨拶し。
私も休む為、四肢に力を入れ立ち上がる]
エィリ殿…もしやお疲れなのでは…?
[立ち去る背を見送り、私は白き猫に声を投げる。
今の私では彼の猫を抱き上げる事は出来ぬ故に、辛いならば私の上に乗るよう促して。構わぬと言われれば、愁いを帯びた瞳がその姿消えるまで見送ろう]
[やがて私は部屋へと戻り、獣型を解いて木綿の褥へと潜り込む。
岩場に置いた衣を取りにかねばと、まどろみの淵に*沈みながら*]
―昨夜―
あ、マテウスさん。
[イレーネにおやすみなさいの挨拶をして先に屋敷へと戻り。
階段を上がろうとしたところで広間から出てきたその人に声を掛けられた。この状況下でも落ち着きを見せるその笑顔につられたように笑顔になって]
あ、東の方の寝巻きだ。
へぇここに置いてあったんですか?
[階段を上がる僅かの間、そんな会話も交わしつつ]
うん、おやすみなさい。
[自分も昨日使った部屋へ。窓が開けっ放しだったので少し寒かったけれど、静かに閉めて寝台へと潜り込んだ]
―翌朝―
[パチリ、と目を開ける。
膝の痛いのはとりあえず落ち着いているようだ。
ごそごそと起き出して、窓を開ける]
声、どこから…。
…ざわざわしてて分かんないよ。
[差し伸べた手に届くのは、どこか危うさを孕んだ状態での均衡。
ふぅ、と溜息をついて手を戻し、窓を閉めた]
とにかく、まずは。
色んな場所に直接行ってみないとダメかなぁ。
[呟きながら部屋を出て、下へと降りてゆく]
―朝・自室―
ん〜
[寝台の上で、獣じみた伸びをする。昨夜機鋼のうねりに影響されて崩れたバランスは、眠りという手段で無意識に流れを遮断したおかげで安定を取り戻していた]
ふな?
[目を開けると、枕元には見慣れぬ物体、それが「電池」であることは知らなかったものの、性質と目的は明らかで、ついでに、室内に僅かに残った竜の血の匂いから、自分をここまで運んだのが誰なのかと、その贈り主にも思い当たった]
御飯とか、おやつのつもり、とか?
火竜殿の考えることって、どっか可愛いよなあ。
[頭をぽりぽり。とりあえず「それ」はポケットに確保]
何にしても、お礼言わないと…あー、なさけね。
お嬢、無事だろうなあ?
[なんとなく、無事な気配は感じていたので、焦りはせずに、寝台を降りた]
[広間に降りる前に、屋敷の廊下を歩き回って、大方の属性の気配が屋敷の内に留まっているのを知る]
やれやれ、いよいよ界の狭間じみてきたかな。
[時空竜の探査の結果とか、色々知りたいことはあったものの、とりあえずは]
………腹減った。
[目指すは厨房だったりする]
―厨房―
んーと、やっぱ朝は目玉焼き?あー、でも人数居るもんね、作り置き出来るもんの方がいいか。
[選んだメニューは、野菜サラダ、卵とアボガドのマヨネーズ和え、ハムとチーズのサンドイッチ(温めればホットサンドにもなる)、フルーツの盛り合わせもどっさり]
[コーヒーと紅茶は面倒なのでパスにした。いれたての方が美味しいに決まってるし。自分用には牛乳を温めて、蜂蜜を少し溶かすと、そのまま、厨房の隅で朝食開始]
さて、いただきます、と。
[後で食材探しにいくかなあ、「ついでに」お嬢も、なんて考えながら]
< 昨夜、その白金の背に、甘えさせてもらった猫は、今は屋根の上にいました。朝のひざしが、まぶしくてしかたありません。
つかれている、というのは、猫自身もわかっていました。あれをした あとは、ほんとうに つかれて しかたありません。かの人――これをくれた人は、だから つかうな と、言っていたのでしょう。
部屋にもどるナターリエに、言っておろしてもらったのは、二階にあがったところでした。寝る場所、だいじょうぶだよと、心配させないようにないて、猫はその姿が、部屋にかえるのを見届けると、屋根のうえにのぼったのでした。 >
―南東エリア:海岸―
[波が、のどかに寄せては返している]
……此処、どこ。
[まだ各エリアの位置関係を把握しきれて*いなかった。*]
くあ……。
[大きく口を開けつつ欠伸と共に伸びをした。
少しだけ小さめのベッドから足が飛び出て腕が体に当たる。
昨日の浴衣に腕を通し、来てきた服を小脇に抱えて部屋をで、広間へ向かう
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