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こっちだって持っててもしょうがねえよ……。
旅するときには確実に処分しなきゃいけないわけなんだしよ。
[なんかこのトロフィーを持っていると恥ずかしい思い出が蘇るようで、ちょっとだけ赤面した]
ん?
滞在期間?
さー、どうなんだろ。
遅くとも1ヶ月以内だろうし、早かったら明日にでも出発するんじゃねえかな。
なんでまた?
[どうも自分が言ったことを忘れているようです]
─事件直後・ヘルガの宿─
それでも今それが出来るのはあんたくらいだ。
ま、払うものは払ってきた、とだけね。
[遣り合ってきた時間と]
[『声』こそ使わないものの顔を出すという約束で]
イキシアは戻る場所だからな。
大切な人が居る場所でもある。
何を払ってでも守る価値はあるんだよ。
[視線は逸らしながら]
[誰がとは特定せずに言う]
……そうなることを祈ってるよ。
[眉を寄せながら言って]
[だがその目は何故か笑っていたりもしたのだが]
[その部屋を*後にした*]
そうー?でもそれだけだからー!!
[来年の事は決まっていなさそうなベッティの様子に、そっかーと頷いてみせて]
わかった!
じゃあ、よりたくさん花が咲くようにお願いしなきゃ!
来るかもしれないってわかっただけで満足だわ!!
そしたら私またお客さん集めてくるね、
ばいばい!
またね!
[なにやら満足したらしく、大きく手を振って、人ごみの中へ*まぎれていった*]
ベッティ?
あ、ああ。すぐに行くから。
[慌てていたからか][その表情に気づくことは出来ず]
[手を振り走り去ってゆく少女を見送ってしまった]
いや、その、うん。
ここに来るとは思っていなかったから。
……まあ大丈夫だろう。
[追求されれば少し焦りながらもそれらしいことを言った]
[本当は事件のこともあって心配ではあったが]
[今のやりとりが微妙な時間と距離を必要ともしていた]
ま、そうだろうけど、さ。
[何やら複雑そうな様子に、それ以上は言うのは止めて。
告げられた滞在期間にそっか、と呟く。
続いた言葉には、一つ、瞬いて]
なんで、って……。
前に、言ったじゃん。
……外に出る覚悟があるなら、相談に乗ってくれる、ってさ。
違ったっけ、『何でも屋』のねーさん?
[こて、と首を傾げつつ、軽い口調で問いを投げ]
/*
しまった、何をしたかったのだかわからん。
いや、またねって言わせたかっただけなんです、
ローザは毎年この街に戻ってくるよ!
>>ゲルダさん
あうああ、それで埋まってるんですか…!!
……ふぅん。
まあ、あなたとあの子の問題だろうし、
口出しはしないけど。
[納得はしていない様子ながらも、素直に引いた]
ちゃんと話さないと、だめよ?
いつかは取り戻せるかもしれないけど、
一度失ったら、見つけるのは大変なんだから。
[何を指すか、意味は多くある。
けれど、眼前の相手にも、思い当たるところはあるだろう]
……あ。
[言われてやっと思い出した。
どうも直前の花の乙女のインパクトが、連続失踪事件よりも遥かにでかすぎて、それ以前の記憶が薄れていたようだ]
あー、いや、うん、わ、忘れてないよ?
[どもりながら、全く説得力が無いことを言った]
……んで、相談内容は?
うん。ばいばーい。ローザも、またねー!
[ローザに大きく手を振ると、彼女が消えた方をしばらく無言で眺めた]
……ごめんね、嘘ついて。
またいつか、会えるといいわね。
/*
これは絶対に時間が足りなくなる!
だから先にご挨拶。
今回はとんでもないミスをしたり何だり、本当に申し訳ありませんでした。それでも沢山沢山楽しませていただきました。ありがとうございます。
どこまで謝っても謝り足りないヴィリーに何よりもの感謝を。
沢山絡んで動きやすくしてくれたベッティ、エルザの両名にも心からの感謝を。
村立てくろねこさんにはお疲れ様と共にの感謝を。
そしてご一緒してあれこれと付き合ってくださった全ての皆様に深く感謝を。
入れなかったりして見ていて下さった方々にも感謝を。
足りなくなる謝罪よりも、幾重にも重ねてのありがとうを。
またご一緒したり何だりがありましたら、宜しくお願いします。
鶏心の特攻生物、兎猫Meyでした。
― 広場 ―
ね、お嬢ちゃん。
[声をかけた相手は、どこか幼い頃のカヤに似ている少女]
お姉ちゃんのために、お仕事してもらえるかしら?
[少女は考える素振りを見せていたが、銅貨を一枚見せると目を輝かせて頷いた]
あのね。演奏会が終わったら、この手紙をハンス・コーラーっていう露店のおじちゃんに届けて欲しいの。
これはお駄賃の前金。手紙届ければ、きっとおじちゃんもお駄賃くれるから。未来の花の乙女から、って言えばわかるわ。
それと、こっちは孤児院の院長先生に。カヤって子へ届けてって言って欲しいの。お願いね。
[少女の頭を撫で、銅貨と手紙二通を渡した]
/*
>>919
ちょ、え、私またなんか読みとばしてるんだろか
ローザは信じて毎年露天をうろうろする
>>920 ゲルダさん
素材…!なんか想像はついた…!
……何となく、説得力ない気がするんだけど。
[どもりながらの言葉に、ぼそり、と突っ込みつつ。
向けられた問いに、居住まいを正す]
ん、まあ、色々とあるんだけど。
外に出る、旅をするって言うのに必要な事とか、そういうの?
経験者の話は、聞いておきたい、し。
……他に、相談できない相手がいない訳じゃないけど、俺に時間割かせたくないから、さ。
[くすり、と笑う。
誰の事をさすのかは、わかる者にはわかるだろうが]
『親愛なるハンス師匠へ
顔を見たり声を聞いたら決心が鈍りそうなので、お別れの挨拶はしないでおきます。
告げたいことが沢山あって、ありすぎて、言葉になりません。感謝してもしきれません。
百万の言葉も、今のアタシの気持ちを伝えることはできないしょう。
ですから、無駄な言葉は省きますね。
ありがとうございました。
いつか、旅の空で出会うこともあるでしょう。
その時には一緒にお酒飲みながら、仕事の話でもしましょうね。アタシの奢りで。
それまでに、師匠の名に恥じない一人前の商人になってみせますから。
それでは。
ベッティより愛を込めて』
[所々、円く滲んだ文字が羊皮紙の上を踊っていた]
[もう一通は簡素な内容]
『元友達、カヤへ
あなたのことは忘れることにしました。
またいつか出会うことがあっても、お互い知らない人として振舞いましょう。
ばいばい。』
[綴られたのは、訣別の言葉]
……そうだな。
あの時は何も話せなくて悪かった。
俺が子供すぎて。余裕も無くて。
もう逃げないから。
ちゃんと戻ってきて、顔も見せるから。
[エルザの顔をじっと見る]
[髪は結い上げられていたから][その手を取って]
いつか、歌わせてくれ。
この手が紡ぎ出す、最高の演奏と一緒に。
[軽く口付けをした]
[約束の証であるかのように]
[小さな荷物を手に、街の広場を振り返る]
……いつの日か、アタシが友達を欲しいと思えるようになったら。
その時は、知らない人となら、友達になれるかもしれないかしら、ね。
もうこんな思いをしたくないから。誰かに裏切られても負けない強さを手に入れたら、そしたら……戻ってくるから。
その時には、エルさんやアーベルの演奏、聴こう。
これ、餞別代わりに貰って行きますね。
……行って、きます。
[シャラン、と鈴が鈍い音を立てた。花の香りに満ちた街に吹く風は優しく、遠くから演奏の音を運んでくる。少女は大人へと続く道に小さな一歩を*踏み出すのだった*]
/*
あああああ。
やっぱりそうだよな。ベッティの動きは(がっくり
鈴を渡せていないのが心残りだ。
でもその手紙があったら自分から探しには行かれないから……。
どこかに託して、かなぁ。
─事件直後・宿─
そうかい。
まぁ何事も等価交換だからな。
受けた以上やってやるよ。
[視線を逸らせながら言う様子には隻眸が細められる]
[行商人が如何にこの街を大切にしているかが窺える]
[大切にする人物の予測はついて居たが]
[それを口にして男が彼をからかうことは無かった]
まぁ、期待しねぇで待っとけ。
[定型句を告げて去り行く行商人を見送る]
[扉が閉まる音がしてから]
[男は大きく紫煙を吐いた]
…忙しくなりそうだ。
[先程行商人に告げたように、しばらくはこの案件にかかりきりになることだろう]
[それも記事を書くだけでなく]
[婆の副業も手伝わなければならない]
…んとに、良い歳こいて正義の使者ごっこは止めろっつーんだ。
[辟易するような呟きは、部屋の静寂へと*消えて行った*]
/*
……そうか、そっちを持って行ってるんだから。
再会の日に、とするのがいいのだろう、か。
し、深呼吸。落ち着け、俺。
あ、兎猫からベッティの人へ。
SNSでフレンド申請って出してもいいですか?
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