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[力が無い、には哀しそうに目を閉じて。
だが続いた言葉にどうにか笑顔を作った]
ん。いつものように?
…でもそれが一番嬉しい助け、だよ。
[力よりも何よりもの支えなのだと]
榛名…。
ありがとう、本当に。
ボクは、また榛名にすくわれたよ。
[笑いかけて首を振り]
ううん、ボクは榛名に大きくすくわれたよ。
ありがとう。
[裕樹と小百合がの話を聞けば]
行くの?二人とも?
気をつけてね?
うん、なにかあったら大声ですぐに皆で、いくから。
[外に視線を移し]
涼ちゃん達は…、大丈夫かな?
[哀しげに目を閉じる様子に、一瞬掠めたのは、苦笑。
それでも、笑顔が向けられたなら、応えるよに、笑んで]
そ、いつもどおりに。
……それが、俺にとっても、支えになるから、な?
琉璃、いつもの、笑顔に、戻った。
[返された言葉と向けられた笑みに嬉しげに微笑み返す]
私、からも、ありがとう。
いつも、支えて、くれて。
琉璃、だけじゃ、なく、史人や、玲ちゃん、にも、感謝で、いっぱい。
私も、皆を、支え、られるように、頑張る。
うん、榛名のおかげだよ。
お互い、支えあっていこう。
ボクにとって、いつまでも大切な……。
何があっても……。
[呟くように、微笑みかける]
りきっちゃんと、離れたくないの。
だから
[はるちぃちゃんは何か言ってる。でも、
――わたしは、りきっちゃんをころしたくないし、殺されるつもりもない。]
[裕樹、孝博の後に続いて主人の私室へと入る。
否、入る前に結果は見えていた。
―血の匂いには、早く気づいた。
中に花咲く赤い色。凍る空気にはただ無言。]
…うん。
兄さんは、信じられるから。
[俺にとっても、というのには嬉しそうに]
…皆、信じられたらいいのに。
[ポツリと漏らしたのは、少し苦い声]
もっと力があれば…。
巫女様もそう願ってしまったのかしら。
[そこまで呟いてから強く首を振った]
[琉璃の言葉に、ちら、と入り口の方を見やり]
……南部クンは……ちょいと情緒不安定っぽいとこがあるからな。
まあ、探偵の旦那が一緒なら、大丈夫だろうが。
[そう、呟くものの。
嫌な予感めいたものが消えないのは、何故なのか]
ゆるしてなんていわないし、
わたしは かったけど、
[おばあちゃんが落とした、包丁を拾う。
はるちぃちゃんが、浮かべた表情は、ちゃんと見なかった。
ただ、それをもって、走って、つきたてた。]
…うん。
[榛名の声が聞こえて顔を上げた]
榛姉や、琉璃兄にも。いっぱい助けてもらってきた。
これからも助けてもらうことになる、と思う。
私もできるだけをするから。
[ほんのわずかだけ、視線は合わなかったけれど]
ありがとう。
そしてお願いします。
[そう言って小さく笑った]
[ふるり、身体を震わせる]
[ぱちり、幾度か瞬いて]
[じいと、眼を逸らす事も出来ずに]
[ぺたり、紅の中心に歩み寄る]
―――…心臓……、からっぽ、だ。
[ぽつり、胸の辺りを見て呟いた]
うん。
お互いに、支え合って。
[琉璃の言葉に頷いて。掴んだままの琉璃の服の裾もそのままに、その傍に居続け。
玲の言葉が聞こえると]
こちらこそ、だよ。
出来るだけのことは、する、ね。
[頷いて、微笑みかけた]
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