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……あった。
[昨晩のこと。
ヒサタカに送られて、寮まで帰ってきた彼女は部屋の押入れの中から一つの小さな箱を取り出す。]
…………もう、開けることはナイ、と思ってたんだケド、な。
[そう呟いて、開けたその箱の中に入っていたのは、銀色の十字架の形をしたチョーカー。
チャラッとチョーカーを掬い上げ、無言で首元に巻く。
ギュッと十字架を握り締め、暫く目を閉じていたが]
……あと、は。
[スッと目を開け、部屋を後にした。]
[向こうも向こうで何でかかってきたんだと言わんばかりの応答。
剣道部ってこんなやつばっかりなんでしょうか。
所在を確認すれば、ふむ、と小さな相槌]
わかった。
[そのまま、じゃ、と、行く、とかそういう単語なしでぷつん、と、会話どころか通話自体が切れる。
そのまま、よっこいせとばかりに支度を済ませると数分後には自転車で学校に向かう姿]
−自宅→学校−
[しばらくベットの上で足りない睡眠により発生した睡魔と格闘していたが、何とか勝利を収めるとのそのそと着替えだした。
昨日の出来事から、何が起こるか予測がつかない。だから普段着でも動きやすさに重点を置いた服を選んだ。普段からはいている黒のジーンズに、胸に王冠のイラストがプリントされたTシャツ。その上から白と水色のチェック柄の半袖シャツを着ると、そのまま一回にて顔を洗った。
たった三日で、考える事が多く、それに対応するべく自分自身も変化しているのを理解していた。その変化に対応する疲労が、鏡に映った己の顔に疲労としてありありと表示されていた]
「……?」
[いつしか後ろに立っていたソレが、心配げに様子を伺ってきた]
……大丈夫だ。昨日は、色々とあったからな。素人が身に余る状態に陥ればそれなりに疲れるさ。
[それも事実だ]
わかった、って、あーのー。
[ぷつん、と切れた通話にきょとり。
こんなんばっかりだったら、部員コミュニケーションとかどうなってたんでしょうか。
ともあれ、こちらも切って、携帯は再びポケットに]
……何がなんだか……。
あー、悪い、五十嵐。待たせたな。
んでもって、多分個人的な用事ではないと思うから、来るなら一緒に来ても構わんぜ。
[それから、待っていた啓子に声をかけ。
またすたすたと階段を登り始める]
どしたん?
相馬先輩ってこないだの人だよな。
[細かい事情なんて知りませんし。というか目の前の人も分かってない気がしなくもありません]
や、だから気にせんでいいよ。
そう?ならまあ入口まではとりあえず。
[問題あるならリカがサインくれるだろうとか考えて、ちょっと遅れつつミツクニの後から階段を登った]
[電話の足止めの間にコッチは完全に目が覚めました。
眼鏡を戻し、首を回して、肩も回して、手首の準備運動もよし]
ふあー、よう寝た。
しっかしまだ来てへんの。レディ待たすなんて何様やねん。
[また時間指定してないの忘れてます。学習n(省略されました]
なんか知らんが、俺に直接聞きたい事があるらしい。
……ま、察しはつくが。
[先日の神社のどたばたの時にも、その姿は見ていたわけで。
彼も関わりあるのは、それでわかっていたから、さらりと言って。
ともあれ、たどり着いた屋上の扉を押し開ける。
出迎える熱気と陽射しに、刹那、眩しそうに目を細める]
で、と。
おーい、佐々木ー。来たぞー。
[かける声はお気楽です]
……きーらいですよ、てね。
[ ぽつりと零した言葉は、
ふと思い出した過去の記憶に向けて。
シャッターを巻く音が、耳の奥に響いた。
よいせ、と意味なく声を上げ、腕をぐるりと回す。
水を見つめているのにも厭いたか、
90度身体の向きを変えて、熱された道路へと戻った。
さて、何処に行こうか――朧げに考えながら歩んでいくと、
前方になにやら、見慣れない物体。
いや、見慣れてはいるのだが、其処にあるのが見慣れないというか ]
なんで、亀。
[そのまま洗面所を出て、居間に顔を出すと、そこには父親が一人座っていた。
居間に入ってきたヒサタカにじろりとねめ上げた視線を送ると、手にしていた文庫本をテーブルの上に置いた]
「どこへ行っていた?」
[答えるつもりはない。無視してキッチンに入り、パックの牛乳を冷蔵庫から取り出すと、コップに注がずそのまま口をつけた]
ふうん。それなら一緒に聞いてた方が良さげかな。
[事態の確認のためにも。昨日大チョンボやりましたし]
慣れてんな。常習犯?
[リカもそうだとか知りません。ケラリと笑うのはいつか逃げ(隠れ)るのに使わせてもらおうと思ってたとかなんとか。
夏らしい強い陽射にスッと手を翳した]
「……答えないか。一体どうしたというんだ? お前は鵬谷の奇術師の伝統を継がなければならないというのに、その様では先祖代々、および関係各者に申し開きできないじゃないか」
……前にも言っただろう? 俺は手品師にはならない。本の制作に携わりながら暮らしたいと。
「できる訳ないだろう。お前には何も出来ない」
いい加減にしろ! 俺の将来に口を挟むな!
「挟むな? 無理な相談だ。私は親でお前は子供。子供を正しく導く権利と義務を持っているんだ」
その所為で、兄さんと母さんが死んだんだろう! 押し付けられた未来に疲労しきっていた兄さんが、心配していた母さんが、どんな思いでいたか……!
「そんなもの感謝に決まっているだろう。本来は苦労す
・・・・・・・・・・
るべき将来の道を決めてやったんだから」
[上から、思いも気に留めず、ただ押し付けられる決定事項。父親の態度は、天界のそれと似ていた。二つの出来事と感情が混ざり合い、ヒサタカは拳を振り上げ――]
「ダメ……! 叩いちゃ……ダメ!」
[ソレが後ろからヒサタカを抱きしめた]
「? 何だ、その拳は。それに今の声はなんだ?」
……アンタには関係ない。
[苦虫を噛み潰し、吐いて捨てるように言い切ると、大きく踵を鳴らして、ヒサタカは家を飛び出した]
んー! …っと、来たな。
[立ち上がって伸びをしてる背に声がかかり、振り向くのは笑顔。
キョウヤに成績訊かれた時より、五割り増しくらい爽やかです]
そーか来たか来たか。覚悟は出来てるやんな?
[言葉と共に大股で近づき、差し伸べる両手。
抱きつくにしてはやや高く、首に投げかけるには低く。
つまりは胸倉目指してるわけで、何するつもりかの予測は簡単]
こんの、あほんだらー!
タマキちゃん巻きこんでんちゃうわ、ボケー!
[蒼穹に吸い込まれていく声は、なかなかドスがきいてたかも]
[歩いてると暑苦しいフードを被った人物がこっちを、いや、亀を見つめている]
あー、我妻君。
何してんの?
[不審人物に見覚えあり。声をかけてみる]
おぁっ!
[逆光を背負うかのようにやってきたリカの声には殺気のようなものすら混じっていて。
後ろに下がれるスペースもないので、どうしようか迷い動きが止まった。それがミツクニの逃げる場所を更に減らしていただなんて知らないったら知らない]
[部屋を後にした彼女は、学校──その北側にあるプールへやってくる。
フェンスを乗り越え降り立ったのは、シンと静まり返ったプールサイド。
月光を反射し、キラキラと光を反射する水面はとても幻想的な光景。
だが、彼女はそんなことには気を払わず、水面に右手を翳す。
その中指には蛇と亀をあしらった指環。]
……汝は漆黒。汝は北。汝は冬。汝は哀。汝は耳。汝は髄骨。汝は智。
この場に溢れる水気よ。形となりて我が力と成れ。
[言霊とともに、右手に集まっていく水気。
そうして、実にプールにあった水全部を用いて形作られたのは、長さ50cmほどの黒い剣。その形状は、古代日本で作られていた平形銅剣、そして彼女の首に掛けられた十字架に似ていた。]
あ。
[ ユキタカ。という名が思い浮かんだのはさておいて。
ついでに先輩と呼ぶべきなのか、呼び捨てでいいのか悩んで、
結局何も呼ばないことに決めました ]
何って、散歩?
そっちこそ、何してんすか。
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