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─夜─
[自分が解ることにする。齎された言葉に紫のオッドアイを瞬かせた]
…どうしてそこまでするの?
貴方が喋ったことで私が死んでも、私は貴方を恨まないわ。
[至極不思議そうな表情でクインジーを見つめる]
―夜―
……生かしてやってほしい奴がいるからな
お前みたいな奴が生きていた方が、生きられるだろう
守りきれないのは御免だ
[緋の花を見て、目を細める]
終焉なぞ望まないが、――
重ねているだけだろうがな
[わずかに自嘲する]
[夜が明け、朝が来て。
寝台の上でひとり、身を起こす。
左腕一本では支え切れなかったか、
頭からシーツに突っ伏した。
右手を以て傾ぎかける身体を立て直す]
んー……
[寝惚けた意識を呼び覚まそうと、頭を振る]
[扉を開けると、微かに血の臭いがしました。
わたしは眉を顰めます。]
誰か、怪我を?
――それとも、殺された?
[呟く言葉の内には、懸念。
そして、それとは真逆の感情も同時に存在していました。]
─夜─
…そう。
死する者の正体しか解らない私でも、護れる人が居ると言うなら。
貴方の好意に甘んじようかしら。
[誰を生かしたいのかまでは分からなかったが、クインジーの決意は伝わって来て。承諾するように小さく笑んだ]
終焉を望まないなら、足掻きましょ。
護りたいなら護りましょ。
やってやれないことは無いわ。
ううん、やらなければ事は成さないもの。
[語気は強く、紫のオッドアイは強く光を宿す]
それじゃお風呂、先に使うわね。
覗くんじゃないわよ。
[最後に向けるのは軽口。ひら、と手を振りその場を立ち去った]
[相変わらずカーテンを開いた侭の窓からは陽光が差す。
目を閉じかけそうになりながら開き、風を迎え入れた。
深呼吸をしようとして、噎せた。
訪れた頃とは空気が違っている。
あの物寂しい雰囲気は疾うに無い。
強くなっているのは花の香だろうか、それとも]
─朝・客室─
[ゆる、とシーツの小山が動き、寝台の上から半ばがずり落ちる。]
んー…
[顔を顰めつつ、男はのっそりと半身を起こした。]
[未だ眠気の漂う眼で枕辺を探り、一本の刃の在り処を確認する。]
[それは厨房にあった包丁のひとつ。]
[男が密かに持ち出したものだった。]
─夜─
[風呂は手早く済ませる。どこで危険に晒されるか分からない以上、長時間無防備な姿で居る訳には行かない。風呂から上がり服を着て、ふと靴へと視線を向けた]
……こびり付いちゃったかしら。
[無遠慮に緋色を踏み歩いたために、靴についた緋色は酸化し黒ずんだ状態で靴の底と側面にこびり付いて居た。擦るにしても濡れ布巾で拭きとるにしても靴は皮靴、汚れが取れる代わりに靴がダメになってしまう可能性が高い]
うーん……良いや、このままにしとこ。
[幸い靴は黒めであるため、その汚れはあまり目立たない。靴を傷めず汚れを取る自信は無いため、そのままにしておくことにした]
[風呂場を離れ、一旦休むべく部屋へと戻ろうと階段へ向かう。未だ乾かぬ、黒ずみ始めた緋色。なるべくそれを踏まぬよう、ふわりと軽やかに飛び越えて、自室とした客間へと*戻って行った*]
[髪を解き、装身具を外し、女は密やかに眠り。起きる]
[リィン]
[身嗜みを整えてから陽光の差し込む窓を開き、外を眺めた]
うつくしい、あか。
枯れてしまうのは、淋しいこと。
枯れてしまったとわかるのが……、虚しい?
[身じろぎもせず、其処に立って。ふと気付く]
これは、…また、にございましょうか?
何方かのあかが。
[眼差しを伏せ、首を横に振り、部屋の外へと出る]
[こつり、こつり。
臭いを辿って、杖を進めます。
そうしてそれは程なく見つかりました。]
…。
[足を止めて、見えない眼を凝らしました。
見えた赤は鮮やかではなく、少し黒ずんで見えます。
流されてから時間が経っているのでしょう。
見えもしないのに、そんなことを思いました。
そして、それを流した源は見当たりませんでした。]
あー。
こっちはこっちで。
[死の、臭い。
血の痕よりも何よりもこびりつき、
薄く伸びて城内に漂っている]
……誰だろ。
[気配は一層、温度を下げているようだった。
気持ち大股に、廊下を歩みゆく]
[枕の下にもう一度隠し直して起き上がる。
本当は携帯した方が良いのだろうが、鞘も無いそれを持ち歩くのはあまりに危険だった。
誰かに見咎められる恐れもある。]
[椅子に掛けて置いた衣服を身につけ、指でざっと髪を整えると、扉の前に積んでおいたテーブルなどの家具を取り除けて、外へ出た。]
[髭が薄いからまだ良いがやはり剃っておきたいものだなどと考えつつ、廊下を歩く。]
ああ、そうか。剃刀。
[途中で私室の浴室に剃刀があるかも知れないと思い出したことはひとつの収穫だったかも知れない。]
[リィン]
[扉を開けて、すぐに鼻と口許を隠した]
[その指先には、巻いてもらったままの白の布]
……。
[緩やかに緩やかに息を吐く]
[あかが香るその源を辿れば、二人の人影が見えた]
[けれど、そこには女の言うきたないあかが残るのみ]
[静かな響きで、くれないを開いた]
御二方は無事だったのですね。
…何処へ?
[首を捻り。
ふと、廊下の先へと眼を移します。
くすんだ赤い色は、途切れ途切れに伸びていました。
それを見つめていると、こちらへ向かう足音が聞こえました。]
[振り返ったのと、声が聞こえたのは殆ど同時でした。]
ラッセル。
…と、キャロル。
[赤い色と、金と赤の2色。
確認の意も込めて、2つの名前を呼びました。
ふと眼を落とすと、今し方ついたのでしょうか、杖の先に僅かに赤がついているのが見えました。]
[急ぎ歩を進めれば、行き当たるのは三人の人影と]
あ。
ええと。おはようございます……
[そして、床に広がる黒ずんだ赤。]
[目にして、我ながら間抜けなことを言ったものだと思う。]
[もう一つ足音と、声が聞こえました。
眼を向けると、青い色が一つ。]
…おはようございます。
[思い出して、今更ながらに挨拶をします。
それから少し首を傾げ。]
ええと、…ナサニエル、でしたか。
[誰かがそう呼んでいたような気がします。
記憶にある名前を口にしました。]
[引き寄せられる様に集まる人々の姿]
はい。
[呼ばれた名に、返事を返す]
[男の声には振り返り、挨拶を返した]
これは…。
獣に銜えられ、引きずられでもしたのでございましょうか。
だから、外からも?
[途切れがちなあかの線が向かう先を、碧の瞳が映す]
[それを辿る様に少しだけ、歩を進めた]
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