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─パソコン室─
[蛍子が扉へと向かってから、椅子を立ち上がり揺らめきながら壁際へと移動した。
椅子に座っているより、地面に座って背中を壁に付け、寄りかかった方が楽なように思えたために]
……もー、なんなの。
[こう言う時に限って、と言う言葉は込み上げる気持ち悪さに続かなかった。
こんな時だからこその不調でもあるのかもしれない。
緊張しっぱなしであるのは、事実だったから]
―生徒会室―
そっか。
頼れる人がいないのは心細いよね。
[ハルエの言葉にボクは笑顔のままで]
宮町さんはただの村人なんだっけ?
ボクはね、
[布の覆いのかかったキャンバス、その布を取って見せる。
そこの乗っているのは、ヒビキと学長とマリーを抜かしたメンバーが青い背景の中に描き込まれている。
右下に当初書かれていた文字は今はなかった]
このとおり、死んだ人がわかるみたいでね。
[言いたいことは通じるかな?]
―2F廊下―
『吊り』?
[険しい表情を見ながら、慎太郎の言葉を繰り返す。
来ない筈のメール。
その文面までは見えなかったが、それらから連想されるものは]
……まさか、
― 学長室 ―
[春の握るタオルが白から赤へと変わってゆく。
学長の胸に宛がわれた其れに一瞬声を失った。
見開かれた眸に宿るのは驚愕の色。
やがて何かを耐えるように柳眉を寄せて]
春……
[静かに労るように呼ぶのは友の名。
ゆっくりと歩み寄り学長の口許に掌をかざし
それから首筋へとその手を宛がい脈を探る]
――…春、学長はもう……
[脈は触れない。
胸にタオルを宛がう彼にも既にそれはわかっているだろうけど
彼がその行為を終わらせる切欠を作るために言葉を紡ぐ]
─ →パソコン室前─
[パソコン室へ向かったのは、メールで示された人物を最後に見たのがそこだったから。
自分が外に出た後に、移動していた事は知らぬから、そこへ向かうしかなかったのだけど]
……っ!
[駆けた先、目に入ったのは、蛍子と桜子の姿]
一之瀬先輩、百乃喜!
金髪留学生、どこだっ!
[桜子についた赤色に息をのみつつ、とっさにこう問いかける。
ちなみに、名前を覚えきれていなかったりするため、なんか無茶な聞き方になっていた]
―― 生徒会室 ――
[人を殺したって言った。
私の全身は真っ赤で。血まみれだった]
[なのに、相手の笑顔が消えない。それも酷く恐ろしい]
[制服は大分マシになったとは言え、今も血の色と匂いがかすかに残る。手も、顔も、髪も。
キャンバスから覆いが外されるのを、見た。
現れる絵。告げられる役職]
……霊能、者……?
狼じゃ、ないんですか?
[少し驚いたような、取り返しのつかないことを嘆くような、声。
絵に近づいてまじまじと見る。
のどの奥で、呻いた。目から涙が溢れ出してくる]
……吊らないでください。
食べないでほしいのに。狼が、分からない。
どうしたら。どうしたらいいんですか。
あの留学生の人まで殺したのに――!!
[そうして、見開いた目からぽろぽろ涙を流したまま少し呆然と立っていた**]
―生徒会室―
[彼女の疑問の声にこたえる変わりに、そっとその頭を撫でる]
他の皆には、内緒だよこのことは。
[そっと告げてから]
どっちも相手の死に通じる意味では、似ているのかもね。
[そんな言葉をボクは漏らして]
おきてしまったことはもう覆すことはできないけど、でも、
宮町さんは、それが正しいと思って、やったんだよね?
[少しだけ真剣な様子で尋ねかける]
─PC室前─
[桜子の身体についた血は乾き始めていたけれど、それでも肩に添えた手には朱が移った。
桜子に問いかけているところに聞こえてきた足音に、思わず身を竦ませたが。]
真崎君、どうし…え?
マリーちゃん、は…
[自分もマリーがどこにいるのか知らなくて、戸惑うように慎太郎と桜子の顔を見た。]
[返るのは哀願する彼女の声、涙を流して呆然と立つ彼女をそっとボクは抱きしめていて、自然とそうしてた]
多分、これはボクの推測だけど、もしそれが正しいのなら、
宮町さんがやらなければ他の人が、誰かをやることになってたんだろうしね?
[根拠も何もない言葉、慰めになったかどうかも怪しいそれ。
拭いきれてなかった血がボクにもついたかもしれない**]
―→パソコン室前―
[少し遅れて、部屋の前まで走る。
先に着いていた慎太郎の声から、『処刑』の対象は推測できた]
マリーさん……?
[呟いたところに、更に桜子の声が届く。
びくりと肩を揺らし、まだ少し距離のあるところで立ち止まった。
遠目に見えた桜子が、赤く染まって見えたために]
─パソコン室─
[部屋の外が騒がしい。
慎太郎の大きな声が聞こえた気がする。
けれど、寄りかかった場所は扉とは反対側、窓際の壁で。
何があったのか聞きに行くのも億劫だった。
それでもやっぱり気になったから、どうにか立ち上がってそちらへ向かおうとゆっくり歩を進める]
…………え。
[その途中に光を漏らすモニターが見え、画面にちらりと視線を走らせる。
それを見て、ぎくりと身体を強張らせた]
…変わってる───。
[モニターに映し出されていたのは、処刑者の名前と犠牲者の名前。
それを見て更に吐き気が込み上げて来た。
絆創膏の貼られた右手で口許を覆う]
誰……ゲームを進めたのは、誰。
[呟きを聞いたのは居たのかどうか。
しばらくはモニターの前で画面を注視している]
─PC室前─
[持っていたはずのコップは、いつの間には手から滑り落ち床に破片を撒き散らしていた。
それすらも気付かぬまま、桜子の肩に乗せた手は震えた。]
─パソコン室前─
[>>62 怯える様子の桜子に気づくには、余裕が少し足りなかった。
マリーの死──メールから読み取れていた事実を伝えられ、ぎ、と唇を噛む]
……そ、か。
場所は、階段の踊り場……か。
[誰が、というのは、言葉にしない。
少なくとも、桜子ではない──ように思えたから]
とにかく、そのまんまにゃできな……って、一之瀬先輩、しっかり!
[>>69 茫然としている蛍子の様子に気づくと、慌てて呼びかけるが、声は届いたか]
―パソコン室前―
[何かの割れる音がして、我に返ったように瞬いた。
破片が散らばっている]
……先輩、大丈夫ですか。
百乃喜さんも、
[蛍子と桜子に声を掛けながら、けれどその言葉は場違いだったかも知れない。
一先ず3人のいるほうへ、ゆっくりと近づく]
─PC室前─
ぁ……真崎、君。
ごめ…私…しっかり、しなきゃ、ね。
[慎太郎に名を呼ばれ>>71、我に返る。
青褪めた表情のまま、身体の震えも止まらないけれど、そう弱く微笑んだ。
手にしていたはずのコップのことも、ようやく思い出し。
床にガラスの破片が散らばっているのを見ると、ぁ…と、小さく声をあげたが。]
………っ…桜子、ちゃん…
[自分のせいだと繰り返す桜子>>72を、ぎゅ、と抱きしめた。
マリーを殺したのは彼女じゃない、だから桜子のせいじゃない。
そう言うのは簡単だけれど、だからこそ、いえなかった。
どうしてついていかなかったのかと悔やむ気持ちは、自分にもあったから。]
─パソコン室前─
あー……お前らの間で、何があったのかは、わからんけど。
とにかく、階段の踊り場で、ええと……マリー、だっけ? あいつが、殺されてたんだよ、な。
[>>72 恐怖に染まる瞳を向ける桜子に、確かめるように問う]
……とにかく、お前ら、中で休め。
俺、階段の様子見てから、学長に報せに行くわ。
[なんでこう、気がかりばかりが多いのか。
ばっさり切り捨てられれば、きっとラクなのに……とは、村の中でもたまに思う事]
て、わけで、俺、階段見てくるわ。
川島、お前、どーする?
[>>73 こちらにゆっくりと近づいてくる春陽に向け、問いかける。
頭の中を巡るのは、これからどうするか、という事。
自分の役職と、マリーが人狼ではなかった、という事実。
それを誰に、どう切っていくか、という思案**]
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