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[旅籠に戻るなり、飛び込んできた光景に息を飲む。
状況の説明。
戻らないという者たちと、その中に含まれた名前。
意識の奥、無理に押さえ込んでいた部分が揺れる感覚に、ぎ、と唇を噛んだ]
お前は、ここにいろ……そんな足で動き回ろうとするんじゃねぇ。
[確認に行く、という玲に低く、言い放つ。
場にいる親しいものであれば、声の異変には気づけたか。
冥い、陰りを帯びたもの]
[裕樹の言葉に駆け出そうとして、玲に押し止められた榛名。
その様子に、ほんの一瞬、冥さは影を潜め]
……琉璃は、俺が探してくるから。
だから、榛は、ここにいろ。
[静かに言って、宥めるように頭を撫で。
触れる感触に、微かな安堵を感じつつ、蓮実と共に、外へ]
[外へでたなら、蓮実から琉璃の事を伝えられるだろうか。
今、どうしているか。
そして、そこに魔の気配があるか否かも。
しかし、得た答えがどうであれ]
……例え、そうでも……。
琉璃は、放っておけねぇし、それに。
[ぐ、と。握り締める、右の拳]
琉璃が、誰かに殺されたんなら。
俺は……そいつを生かしちゃおけねぇ。
[低い呟き。
それに、蓮実がどんな表情をしていたかを確かめることもせず。
雨の中へと*駆け出した*]
―回想―
[やっぱり小言は無視しながら史人についていき、書庫に入り調べ]
何も知らないよりはマシ…ですかね
[玲のいっていた見分けるもの、晴美の徴に該当しそうなものは見つけた
己のは多分…これだろうか。というのだけ見つけた。それは魔を狩るためにか。そのような手法で処刑した人間が何者であるかわかるというものらしい…曖昧ではあるがこれ以上のものはなさそうと切り上げれば。外に…移動の最中玲とも合流して、ほっとして]
ええ、戻りましょう。あちらが心配ですし、心配かけてもいけませんし
それに…私も嫌な予感がします
[玲の言葉に頷く。
その予感のせいか古老などいないかのように扱っていれるのはいいことなのかもしれない。玲の足のことは気になったが、急いで旅籠へとともに駆けて]
……
[たどり着く前に顔を顰める。なぜかわかる。理由や原理は知らない。そんなものは暇になったときで構わなく。旅籠にたどり着く前に一つの死を知るが、口にするのは戸惑われた。それは単なる死ではなくて]
―回想終了―
[旅籠の中にいる人間のことは視認して、そうでない人間については榛名と裕樹から聞いて、一瞬裕樹を見遣り]
琉璃さんを探してきます。小百合さんのことも含めて任せて、ここで待っていてください
ちゃんと帰ってきますから…ね
[まだ安心させるような笑みを浮かべていられるだろうか。
それを旅籠にいる面々に向け、玲にも一度…後で。という意味を含んだ視線を送り、史人とともにもう一度外にでた]
[外に出て、旅籠から少し離れた位置で史人に]
聡、小百合さんの死はわかりませんでした。ですが、琉璃さんのことはわかりました。
[それだけで琉璃がどうなっているか伝わるだろう。己も直接口にしたくはない。
だがそれでも言わなければならないことがある。そう決意して]
だから琉璃さんは魔によって殺されたわけではないと思います。いえ…そもそもそんなことありえません。琉璃さん自身が…魔に属するものだったようですから…
[淡々と告げて、史人がどう想うか。それが容易に想像できて、だから顔を見なかった。
否。己もあまり余裕がないというほうが正しいかもしれないが]
場所はなんとなくだが…わかる…慣れかね。あっち
[軽く指し示しせば、そちらへと駆け出す史人。それに少し遅れて雨の中*駆け出した*]
["仲間"であると言ってくれたるりが、もういない。
でも、ことばはちゃんと覚えている。
いつのまにか、孝博は出て行った。
それを知っているのは私だけ。]
[ただ、いつものように料理を作って、
ただ、いつものように味を見て(でも味なんてわかんない)]
――
桜、咲いたかな。
巫女さんも――
[そうしてたかひろが、扉を開いた。ただ、目で追った。]
さゆり、おねーちゃん。
るり、おにーちゃん。
[二人の名前を知ったのはその後で。
出て行く人、残る人、――出て行きたいとは思った。
でも外の血の香りを聞いたら、正気でいられるかもわからない。
どうしたら良いだろう。
こういうときに頼れるのは、*一人しかいない*]
[扉を開き、笑みを困惑に擦り替える。
血と水に濡れた裕樹を見、眉を寄せた。]
何が?
・・・あァ、イヤ。分かった。
[玲の言葉に頷いて、其方へと近寄る。
背と膝の裏に腕を入れて、抱え上げ、]
りゃ?
[ぴたりと止まる。
表情に別の困惑が生まれ、]
・・・えーと、じゃァ。
着替え、ダレか頼めます?
[そうと分かれば流石にかれがやるわけにはいかない。
困ったように、或いは誤魔化すように笑って、女性陣を見渡した。
誰かの頷きがあれば、ひとまず2階の部屋へと*運ぶ。*]
[運ぶ間際、掛けられた声に振り返った。]
ん、分かッた。宿帳に・・・
[何時もの癖か、そんなことを言い掛けて、]
・・・ヤ、イイか。
空いてる部屋でよけりゃ、適当に使ッて。
[首を振って言い直した。
旅籠の経営者は*もういないから。*]
[宮司は巫女を鎮める為に、誰よりも巫女に近付く。
それ故に本来の予定と違った添い手として、誰よりも巫女に近付くことを禁じられてきていたけれど]
…触れるか触れないかの境界で、掴む。
[家から持ってきた箱の中からそれを出して、擦った燐を落とし。
深呼吸をしてからゆっくりと口元へと運ぶ。
纏う白は染まらず拒絶する為に。
甘い香りは隔てる一線をあやふやにするために]
巫女は神子、宮司は封じ。
櫻の鼓動、ありやなしや?
[詠うよな言葉。現実から離れた感覚。その中で掴んだものは]
[呆然と。自分の予想と反した結果に呟きが零れる]
ど、して。
だって、それじゃ。残るの、は。
[小百合が魔、だったのだろうか。否、だとしたら今この状況は変わっているはずだ。けれど万一で動く結界がまだ残ったままであることは、自己暗示でそうした感覚の高まった肌が感じている]
裕樹さん、か、村の、誰、か…?
[兄は違う。利吉は違う。涼は違う。自分が視たわけではないが晴美もまず違う。そして聡は血と鼓動を抜き去られていたという]
ああ…。
[それでも身体は機械的に管に再び封をし、箱の中へと仕舞ってゆく。そして教えられていたとおりに窓を開けて、部屋の空気を入れ替える。温度差のある空気に小さく咳き込む]
…んっ。
[直後、酷い頭痛も襲ってきた。
集中の反動と初めての経験。眩暈がする]
も、いち、ど。
探さない、と…。
[言いながらズルリと窓際の壁に背中を預けて座り込んでしまう。
部屋の中にはまだ僅かな残り香が*漂って*]
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