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[何気に酷い言い方には、突っ込みはいれずにおいた。
真意は不明]
あー、また触ってどうにか、はごめんだしねー。
[口調は軽いまま、竜都へ向けて、翔ぶ。
竜皇殿の上空までたどり着いたなら、ふわり、変化を解いて直に東殿の中庭へと飛び降りる]
─ →東殿・中庭─
―― 東殿・食堂 ――
[食堂内には、先に機械竜が着いていた、目を細め、その頭を動く方の右手で撫でると、片腕で器用にお茶の準備を始める]
はい。
[仔の言い悩む様子に、安心されるように微笑んだまま。
袖を掴むのに、しっかりと目線をあわせ。]
[告げられた、"魔法の言葉"。
驚き、そしてそれはすぐに、微笑みに変わる。
不安そうな様子を安心させようと、もう片手をそっと仔の頭へと伸ばす。]
ええ。とても。
それに、私は、あなたが元気なことが、一番元気になれるんですよ。
[ね、と微笑んで。
柔らかな髪を、そっと撫でる。]
……ともあれ、
なるべくならば争いは外で、ということですね。
[ 困り顔のエルザに、ノーラは小さく頷くと、膝を折って手を翳す。未だに時空の残滓が色濃く残り、虚竜王の不機嫌を呼ぶのではないか、などと思考させた。
ゆったりと動かす手はやはり、宙を撫でるようだ。
ナターリエの軽い言い様には曖昧に首を傾げてみせる。]
この様子だと、数が出たのかしらぁ?
[ 次いで彼女――彼とも言えるが――の疑問には、伝え聞いた、「混沌のかけら」についての話を口にする。]
黒い切れ端のようなものには触らないよう、ということねぃ。
[ブリジットの言葉に、小さく笑み]
溶けてちゃ、意味がなくなりますわねぃ。
……尤も、私からしてみれば、閉塞された水が、太陽によって解放される、ということはありがたいかぎりですわぁ。
[軽い棘の入った冗談で返した]
―東殿―
かないませんね。
[水竜のちくっとする冗談には、やはり少し困ったように。
若焔へほど敵対心を持たれていないのは、比較的僥倖だろうかとも思った]
[ 幼仔やら小さな仔との単語が聞えたか、ノーラは周囲に視線を巡らす。対の一たる月闇の竜の傍らに、目的の一人は見つかったものの、もう片方の対は見当たらぬ。
簡単にではあるものの均し終えた影は腰を上げ、其方へとそっと歩み寄る。
仲睦まじげな様子に、一歩引いたところで立ち止まった。
自然と、見守るような形になる。]
―東殿/回廊―
保護者…あぁ、なるほど。
[不安になった心に、とそう納得し頷いた。
『揺らすモノ』がいつどの機会に揺らしたかはわからないが、会議中に放置された陽光の仔竜が不安だった可能性はある]
心司るものである私が、もっと気をつけるべきでした。
……揺らされておらず何よりです。
[無邪気に眼鏡を渡してくれた仔竜の仕草を思い出し、息を吐いた]
うむ、あれはもう勘弁じゃ。
[こちらも郷で相手してやや疲れたらしい。
ティルに続き竜皇殿上空へと辿り着き、砂の翼を霧散させ東殿の中庭へと降り立つ]
─ →東殿中庭─
…さぁて、こちらはどうなっとるかの。
混沌のカケラ。
……ふぅ。
何やら、色々と問題が次から次へと起きますわねぃ。
こんなことが、竜王会議っていつも起こりますの?
[初めて随行者として来たナターリエとしては、そこらへんは分からないことだ]
まあ。
考えてみれば、相反する属性のものが一同に介するというだけで、充分問題なのかもしれないですけどねぃ。
―東殿―
[しっかりと伝えることが出来た翠樹の仔には、優しく微笑み。
"魔法の言葉"を掛けられた月闇竜には、くすりと微笑んだ。
そこで、東殿の中庭へと降り立つ二つの影が見え――]
あれは、ザムエルと、ティルですね。
[ひらり、手を振り迎える]
…よかった。
リーチェは、げんき。だよ。
[笑みと共に撫ぜられる手に、ほうと仔の表情が漸く和らいだ。
月闇竜殿の言葉に一つ頷くと、しかし緩んだ表情が再び困惑に戻る。]
…リーチェのせいで、ごめんね。
――いたかった? よね。
[小さな謝罪を告げると共に、袖を掴む力が僅かに強まったか。
私が絡みつく小さな腕に、力が籠もるのを感じる。
…自らの行いで、事が肥大したという自覚は幼心にも有ったらしい。]
ええ、何かあれば外で。
…それも出来る限り少ないとありがたいのですが。
[いい加減、自分から触れてしまう者は少ないだろう。が、不慮の事故はどうしようもないわけで。無理だろうなというニュアンスが混じっている。
宙を撫でる手の動きをなんとなく見つめながら、その意味までは知ること能わず]
…属性揃うと碌な事が無いってのだけは、同意。
[流水の言葉に、ただただ溜息。
その事に関しては色々とアレな思い出が沢山だが、それはまた別のお話。]
−東殿・場所不明(迷子中)−
[ぽつねん、と。
他の喧騒を余所に布の塊は相変わらず迷子続行中であった。
もう、薄荷はとっくに融けてしまって。
葡萄も無花果も蜂蜜も黒すぐりも、口の中で溶けて消えた。
鞄からもう一つとりだして、口に放り込む]
…今度は、杏だ。
[ぽそ、と小さく呟く。
最初のうちの元気なんてもう、とっくになかった。
からころと飴玉を転がしながらそれでも進んでいくと]
…?
[裏庭に出た。
もっとも、本人はそれがどの庭かなんて認識していないけれど]
―― 東殿・食堂 ――
[何人が居るのかは判らなかったので、多めの湯とティーカップを用意して、茶葉を計って入れたポットを幾つか。セルフサービスよろしく、テーブルの中央に置いておく。そうして、自分は先に入れた蜂蜜入りミルクを手に、窓際の椅子に腰掛けた]
[左手は、さりげなく膝の上に置かれ、目立たないように]
[開放の軽い反動を飲み込み、ふうとひとつ息を吐く。
そして、壁の修復云々に話が及べば、]
…………。(ぷい
[あからさまに眼を逸らしていた。]
影竜王様が参加されたことは少ないけど、
いつも、というわけじゃないはずだわぁ。
[ そも、ノーラがこの場に参加したのは、今回が初めてではあるが。詳しくは他の随行者に任せるというように、氷破の竜や雷撃の竜へと視線を移す。]
相反しつつも共にあらねばならないなんて、
おかしな話ではあるわねぃ。
不安定の上に保たれた均衡ね。
[ 笑みも浮かべず、言葉のみで「可笑しい」と称する。]
[ブリジットへ、そっとまなざしを伏せる。
感謝の気持ちを表してから、ベアトリーチェを見た。]
あれくらいなら、大したことではありませんよ。
アーベル殿に治していただきましたし。
[さすがに完治ではないものの、痛みは薄く。]
だから、大丈夫。
それに、あなたがそんな顔をしていると、ここが痛くなってしまいます。
だから、笑って下さい。
[頭を撫でていた手を離し、そっと自分の胸を指差してから、力を込めてきた小さな手を見て。
それから、安心させるよう、優しく抱きしめる。]
[その場に居ても何か出来そうには無かったので、ふらり、ゆっくりとその場を後にする。
いつかのように、ゆるりと薫る茶の匂いにつられてそっとそちらへと足を向け、食堂の扉をゆっくりと開いた。]
―廊下→食堂―
[視線を巡らせば回廊の一角でこちらに手を振るブリジットの姿が見える]
今戻ったわい。
何か異変は無かったかの?
[ブリジットに手を振り返し訊ねかける]
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