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─大陸のとある街─
[活気に溢れる港町。大きな造船所のあるその街に定期船が辿り着いた。船乗りが一人、手紙を手に造船所へ向かい、とある名を呼んだ。呼ばれた巨躯は仏頂面で応対し、渡された手紙を受け取る。船乗りに短く礼を述べると、休憩場所へと移動し手紙を開いた]
『よぉダニー、元気してるか? こっちは相変わらずだ。
……と言いたいところなんだが、この間でかい嵐が来ちまってな。
折角この間メンテしてもらった自慢の船がパァになっちまった。
悪ぃがまた船作ってもらえねぇか? 金額は割増すからよ!』
[親友から届いた手紙。それを途中まで読んで、手紙を持つ男の手に力が籠った。ぐしゃり、と紙が悲鳴を上げる]
『それが第一の報告で、もう一つ伝えることがある。
……俺の島で人狼騒ぎが起きた。
もしかしたら、結社の方から連絡が行ってるかね。
…どうにか退治して、俺はこうして手紙を書けてる。
それ関連で……”奴”が検分に来たよ。
見たくねぇ面だったがな、報告は義務だから応対した』
[”奴”と言う文字に男の眉根が寄った。それだけで伝わる相手。男自身、その人物に対して恩義はあれど、良い感情は持ち合わせていなかった]
『ここらの詳細はまぁ、そっちに行った時にでも話すわ。
そん時は酒に付き合ってくれよ、勿論愚痴にもな。
そんじゃ、こっちが落ち着いたらヴェルト連れてそっちに行く』
[『じゃあな』と言う文字で文章は終わっていた。読み終わると男は手紙を畳み、懐へと仕舞う。そして天を見上げ呟いた]
/*
こっちは短く。
ちなみにルーカス(ルーサー)@宗教家、ダニー(ダニエル)@船大工、レヴィナ(レベッカ)のイメージ。
ルーカスに関しては15歳若くする必要があるけd
@以降はアーベル向けw
/*
[くろねこさんに、兎猫すりより]
もそもそ。
親父さんは結社ENDと船大工への手紙、お疲れ様。
結社員ヒューが画像付きで浮かびました、ええ。
…レヴィナさんは何商だったんだろう(ぉ
あ、雌鹿亭の女将さん、結局名前考えてn(どうでもいい
/*
[くろねこ、ごろごろ]
さてて。
微妙に道交法に抵触しつつ(こらこら)帰還っと。
とりあえず、ひきこもりから脱しよう、うん。
─雑貨屋・自室─
……はあ……。
[零れたため息は、幾度目のものか。
家に帰ってからは、日々こんな調子だった。
店には、落ち着くまではでなくていいから、という母にいわれ、だからといって出かける先も特になく、ある種らしくない引きこもり状態が続いていた。
そうする事で、無意識に顔を合わせるのを避けている、というのもあるのだが]
……もぅ……やだな、こんなん。
ウチらしくないよ……。
[そうは思えど、その状態から脱する術は思いつかなくて。
結果的に、ため息ばかりの日々は続いた]
……お前も、そう思ってる?
[すぐ側で毛繕いをするぶち猫に向け、こんな問いを向けたなら、返るのは、肯定の響きの鳴き声。
呆れすら感じられるそれに、へにゃ、と眉を下げつつ、こいつめ、と小さな額をつつく]
でも、さすがに引きこもりすぎ、か。
……少しは外、あるこ……。
[ぽつり、そんな呟きが落ちたのはどんな気まぐれの作用か。
ぶち猫を伴い、店先で編み物をしていた母に散歩してくる、と声をかけ、外に出た]
……さて、と。
久々に、あっち、行ってみよか、な。
あそこなら多分、一人になれるし、ね。
[そんな呟きをもらしつつ、海沿いの道を進む。
目指すのは、子供の頃に遊び場にしていた、見晴らしのいい小さな空き地。
幼馴染もいない今、その場所を知る者は少ないから──と。
そんな思考から、自然とそちらを目指していた]
―岩場―
…なあ。馬鹿にするか?
散々に笑われたら、いっそ即座に吹っ切れたかもな。
[ふと浮かぶ同年の少女の顔。
もう聞くことのできない声を寂しく思った]
……私は、私でしかいられない、だっけ。
[そして更に思い出す。
この手で命を奪った相手の言葉]
同じだよな。俺も。
何より、このまま逃げ回ってたら…。
…顔向けできないどころじゃねえ。
[手の中の灰を握り潰す。
前髪に隠れた顔で、唇だけは緩く弧を描いていた]
/*
あ、勝てた。
でも草に負けた。
>>1097
[壁にぶつかった。跳ね返って来た]
やぱしもう暫く野外練習所に引きこもったがいいのかねぇ。
あそこ何気に経験値高いし。
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