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< 微妙にゆれたのに、猫は対応できませんでした。
ぐらぐら、ふらふら。
前のめりになって、バランスとるようにひろげられた羽根……でも、アーベルのそばに膝と手をつきました。きっと触れることでしょう。
黒猫をじー。
と、見ていると、耳に届いた ことばに弱い反論をしました。 >
…………白いの。邪魔、だよ。
後は猫さんと・・・ 昨日の方ですね。
何かご入用のものがあれば。
[そこまで言ってふと冷気に気付き]
随分、体が冷えているようですね・・・。
北部エリアにでも?
[何気なく氷結洞で見た氷の花を掌の上に作り出しテーブルの上の皿へと置いてみる。当然、すぐに溶けてしまうだろうが暫くは形を維持するだろう。]
うん、頼んだ。
[ミルクもつけて、とユーディットに告げる]
んん?そうなの。
つけたことないからわからないけどね。
[背中の白を興味深そうに眺める。
黒い猫はちょっとだけアーベルから離れると彼の傍らに下りて、手元に擦り寄るかもしれない。
猫はやっぱり猫も気になるようだ]
[氷破の魔の声][卓上へと視線を投げる]
[震えた白い翼の先に覗く、透明な氷の花]
……ああ。
それ。
在った。周り、鏡のような場所に。
持っては、来れなかった。けれど。
[運良くか、興味は移り羽から手が離れる]
[その隙に黒猫も彼から離れた]
[徐々に溶けゆく花を、片側の青が見詰める]
[厨房へと入り、ティーポットとミルクの小瓶をお盆にのせ人数分のカップをもち現れる]
お2人も紅茶はいかがですか?
[言いながら、ヘルガの前にカップとミルクの小瓶を置き紅茶を注ぐ]
つめ、たい。
< アーベルに、眉をよせて、そういいました。
黒猫が寄ってくるので、猫はしばらく待ちました。それから、その場所にすわって、そっと手をのばします。
猫の喉をゆびさきでくすぐって、アーベルが羽根に興味をうしなったので、それをしまいました。今度はしっぱいせずに、きちんと羽根がなくなりました。
ユーディットがもってきた紅茶を、感謝のことばでもらうことにして、口をつけたら、あつくて*舌を出す事でしょう* >
全てが凍てついたあの場所でしか咲かない花です。
ここは少し暖かすぎますね。
あそこの強い冷気は毒な方も多い・・・。あまり近づくのはお勧めできません。
このくらいでしたら、いくつでも作ってさしあげますが・・・。
[少し強めに冷気を操り数個同じものを作り上げる。若干、部屋の気温が下がっただろうか?]
……そう?
[自らの頬に触れて][僅かに首を傾ける]
[他者が紅茶を飲む様子を見て、]
[氷破の魔の一つ目の申し出には頷いたが]
ん、……なら、いい。
[造り出された花には首を振る]
あの場所に咲く花が。
あの場所、以外で。
在れるのなら、 好いと思った。
駄目なら、いい。
[彼女の生み出したそれは違うというように]
[形を失って][花から雫へと還る花を見送る]
[新たに注がれる紅茶を受け取り]
[流水の獣とは対照的に]
[冷ましもせずに][淹れ立ての熱さで]
[喉へと流し込む]
[*立ちのぼる湯気が、冷えたものを温めていく*]
えーと、この間はこっちから来たから、逆行くか。
[現在居るエリア、草原の広がるエリアの北は自分がこの世界に引っ張り込まれた時に居た場所であることは覚えている。落雷と暴風が支配するエリア。いくら自分があの場所で平気で居られるとして、穏やかな風を好む故に好んで行こうとはしない。自然、取る進路は反対側となる]
[南へ真っ直ぐ進むと、地面が草原から砂浜へと切り替わる。その先に見えるのは美しいコバルトブルー]
おー、すっげ。
人間界でもこんな場所はなかなか無いぜ。
[両手をジーンズのポケットに突っ込み、眼下に広がる海を眺めながら飛び続ける。真っ直ぐ真っ直ぐずーっと進み、その先で]
《──ゴゥン》
〜〜〜〜〜〜っ!!!
[ぶつかった。目に見えない何かに]
[2人の前にカップを並べ紅茶を注ぎ]
他の場所に在るのは難しいでしょうね。
わたしでもここに花を存在させ続けるのは難しいです。
だからこそ価値があるのかもしれませんが・・・。
そういう話ではありませんでしたね。
ご希望にそえず申し訳ないです。
[ぺこりと頭を下げた]
なんっ、だよっ!
…壁?
[ぶつけた頭の天辺を左手で押さえて。右手でぶつかったらしい場所を触る。ぺたり、と手が見えない壁に触れた]
何だこれ、元からこうなってんのか?
それともここが閉じられたが故なのか。
[ぺたぺたと壁を触って。縦に横に移動しながら触ってみる。下を見れば海はその壁のところで途切れており、壁の先には星空が広がっていた]
他のところもこんな感じになってんのかな。
移動中は気をつけねぇと…。
[満足するまで調べると、次は進路を西に取り、真っ直ぐ飛んで行った]
さて、と。
今日は遅くなってしまいましたがディナーの用意でもしてくることにしますね。
[広間の人へ声をかけ厨房へと歩いていく*]
[紅茶を飲み終え][部屋の気温が戻る頃]
[身体が徐々に命令に従い始める]
ん。
[立ち上がり][緩く首を回して]
[先程開いた窓から大地に降り立つ]
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