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ホント素直な犬って可愛いなあ。
貴方もそう思いませんかー?
[ジョエルの反応を知ってか知らずか]
[振り返ってにっこりと同意を求めるように微笑みかける。]
あれ?可愛くないです?
[こきゅっと首を傾げ]
[無愛想な青年が部屋を出て行くのを笑みを貼り付けたまま見送って]
…………。
[その瞳の底の冷徹な色に気付くものは、恐らくは*誰も居ない。*]
…っくしゅん!
[ちょっと鼻をすすって、毛布を抱える]
[もぞもぞ]
[まだ目は開かない]
…ばあちゃん。
[つぶやく声はかすか]
心配いらないよ、パトラッシュがいてくれるから。
[唇は笑みの形に]
[目尻からはひとすじ、光るものが]
パトラッシュが一緒だもの。
だから、ひとりじゃないよ、ボク。
[手を伸ばしていた]
[ぺた。ぺた。ぺた]
[まだ目は開けていない]
[ぺた。ぺた。ぺた。ぺた。ぺた]
パトラッシュ?
[ぺた。ぺた。ぺた。ぺた。ぺた。ぺた。ぺた]
パトラッ…ばあちゃん!
ここ、どこだっけ?
[寝ぼけ眼で辺りを見回す]
[見覚えのない部屋]
[頭をぶん、と振る]
あ、そっか。
家じゃないんだよね。
[いつのまにか運ばれたらしいベッドルーム]
[柔らかなベッドに落ち着きすぎた]
もう、家じゃないもんね…。
[大声を上げたためか、駆けつけてくるパトラッシュ]
[パトラッシュに舐められる前に]
[頬をぐい、とぬぐう]
びっくりさせてごめん、パトラッシュ。
[えへへ]
[笑う顔には元気がなくて]
夢、見てたよ。
ばあちゃんが、まだ元気だった頃の。
[話しかけながら、声がまた涙にかすれる]
……なんだ?
[窓辺でぽけっと物思いにふけっていた所に聞こえた声に我に返り、周囲を見回す]
気のせい……じゃあ、なかったっぽいが……はて?
[まだ涙は乾かない]
[でも、おなかはキュウ、と鳴る]
夢で、ばあちゃんが、サーモンパイ焼いてたんだ。
パトラッシュ、食べる?
[問えば、わふ、と返ってくる答え]
…ん。作るね。
[えへ]
[ちょっと元気なく]
[階段を下りていく]
[階下にいたパトラッシュが、叫び声に二階へ駆け上がって程なく、ネロがとてとてと階段を降りてくる]
[途中でパトラッシュがネロを抜かして、先に階下へ来る]
[暫くして漸く頭ははっきりしてきたらしい。]
…シャワー、浴びてくる。
大丈夫だろ、この時間なら…まだ台所の匂いもない。
誰も外に出ないだろう。
…それに、お前のふりをすればいいだろう?
[笑って言って、シャワールームへ。]
[窓辺のカルロスに気づいて、ちょっと顔を背ける]
[鼻先がちょっと赤いのに、自分でも気づいていた]
こんばんは。
[ちょっと急ぎ足]
今からごはん作るんだ。おなか空いてる?
[声は明るく]
[顔は見せずに]
ん、こんばんはだな。
[挨拶を返して。
様子がおかしい事に気づくも、それは追求せずに]
ん、時間も時間だしなー。
作ってくれんなら、期待して待ってるぜ?
[明るい口調でこう返して]
[服を脱いで(それはまるでクローディアのようなものを)、シャワールームに入る。]
[白い肌が灯りに揺らめく。]
[何の傷一つない、珠のような肌。]
[赤茶の瞳はそれを捕らえ、表情が歪む。]
[ザアっと、シャワーの音。]
[肌を幾重にも伝う丸い水滴。]
[銀の髪も、顔も、頬も。]
[伝い、落ちてゆく。]
うん!
[答えられれば少し元気に]
食べてくれる人がいると、作ってて楽しいんだ。
[台所に駆け込んで]
[ちょっと考えてから引き返し]
サーモン、好き?
[念のためたずねる]
バターと小麦粉と水、っと。
[まずはパイ生地]
[水の冷たいこの季節なら、さっくり仕上げるのは難しくない]
[ただ]
…ばあちゃんのは、発酵バターだったな…。
[パトラッシュが、くぅん、と声を上げる]
ごめん。無い物ねだりしたってはじまらないよね。
作ってて楽しい、か……。
[元気を取り戻して行く様子に、僅か、笑んで]
おう、基本的に、俺は好き嫌いなしだからな。
大抵のモンならどんとこい、ってな。
[戻ってきての問いには、にっと笑ってこう返し]
…――ゥディ
[名前はシャワーの音に掻き消えて。]
[シャロンはそれを止める。水の流れは静かに最後まで排水溝へと落ちてゆく。]
[洗いたての、シャンプーの香りのする髪を手で絞って。]
[白いタオルを取りに、扉を開けて。]
[カルロスの言葉ににっこり]
[まだ少し鼻は赤いけれど]
好き嫌いしないのはいいことだよ。うん。
パトラッシュも見習わないとねえ。
[楽しそうに言うと、台所にこもる]
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