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[どうしたものか。今から使用人に話を聞くぐらいなら最初から聞いておいたよかっただろうと。それを今更聞くとなると、なんとなく癪である。
そして、そんな自分の不器用さになげやりな気分になりだした頃。
一人、ホールへと入ってくる気配がする。
どうせまた使用人の一人だろう。ぐらいに思いながら顔をそちらへと向けると。そこには艶やかな笑みを浮かべるヘルガがいて]
あー…察しの通り、あまり機嫌はよくないですね。
[女性を目の前にしてその応対はどうなのか。と思うかもしれないがそんなこと...は考えなかった]
なんかよくわからないけど、慌しいようで…
[そこでホールに来た目的を思い出して。]
そういえばなんで屋敷がこうなっているのか。ヘルガさん知っている?
[と、ヘルガがくすりと笑む意味など気づきもせず、何気なく聞いた]
おー俺ですよ、と。…ん、どっからか見えてた?
チビ、元気かー?
[入ってきたのさっきだよな?と首を傾げ。
近寄ってくる様子に、ひらりと手を振りつつ。
カーバンクルが尻尾を振る様子に、へらり笑んで]
[倒れ込んでくる身体を、確りと受け止めて]
大丈夫ですか、ナターリエ様。
[片足を階段にかけたまま、揺らぐ事もなく。
やや首を傾げて、胸元の女性に訊ねる]
さっき、窓から見たら人影が見えたんでね。
誰かいるんだろうな、と思ってた。
……そちらも、邸の中が慌しくて落ち着かない組……かな?
[首を傾げながらの問いに、さらりと返してから何気ない口調で問いを投げ。
元気か、と問われたカーバンクルは、みゅう、と鳴きつつ頷いた]
[よろけた体はなんとかそこで体勢を立て直し。]
…ごめんなさい。
大丈夫よ、ありがとう。
[少し恥ずかしそうな顔をする。]
情けないわ、転んでしまって。
ァラン…、お邪魔でしたかしらァ?
[不機嫌だと肯定されても、笑みを浮かべたままでゆらり歩み寄る]
エェン、そうなのよネェ…慌しいみたいィ。
馬車も呼べないくらいですものォ。
イィェ…、私もゥそれが知りたくて来たのォ。
貴方はァ、何か知ってらしてェ?
[睫毛の影に隠した瞳で、ユリアンの瞳を覗き込む]
…うーん…
[…あの後、帰り支度を整え、鞄を持って部屋の外に出れば…
ふと、何か落ち着きのない使用人にばったり出くわした]
ぁ…あの、もうそろそろ、お暇させて貰おうかな、って…
出来れば、馬車…の、手配を、お願いしたのですけど…
[流石に祖母の家までの道のりを、少女が一人で歩いて帰るにはかなり遠いと言えた。
だから、頼んでみたのだが…
使用人は困ったように視線を彷徨わせ…]
…ぇ?
[帰ってきた返答はまだ、滞在なさってはいかがでしょう?という言葉だった]
で、でも、お婆さまが、心配するし…
[恐らく、祖母もパーティーが終わったら帰ってくるだろうと考えている…と思う。
少女も困ったように口元に手をやると、使用人は…
ならば、こちらで手紙を出させていただきます。主が少しお疲れのようで…まだ、充分に皆様に楽しんで貰えていないとのことで…
…等々、流れるように言われれば、少女は、はぁ…としか言えなかった]
…うーん。
[少女は部屋の中でうろうろと歩いていた。
いくら少女が鈍くても、屋敷の中の空気が何か違うことは分かる]
…
いいえ、お気になさらずに。
お怪我がなければ何よりです。
[勝手に触れてしまって申し訳ございません、と
その身体を離して、頭を下げようと]
…窓。
―――…あぁ、もしかして、さっきの唄って。
[にーさんか。と、何処か納得した様子で頷いて。
続く言葉に、けらりと笑みつつ]
ん、なーんか皆が皆「主の体調が思わしくないのでー」とかで
慌しく1日おわりそーだったから。
…夜の目一杯まで待ってたら、落ち着くかと思って。
そちら『も』って事は、にーさんも?
[カーバンクルの返事に、良い子だ!、とか声を掛けながら]
[体が離れて、その手は手すりに捕まり。]
ううん、助けてくれてありがとう。
あ、執事さん。
ギュンターさんは、ご病気、悪いの?
[心配そうに尋ねる。]
そっか…ヘルガさんも知らないのか
馬車も呼べないって何があったんだか…
[内心がっかりするものの表には出さずにおいて、ヘルガに逆に問われれば、またぶすっとした顔になり]
…ああ俺も知らない。だって誰にも聞いていないし
[と言った。瞳を覗き込んでいるヘルガにはそれが本心とわかるであろう。
そして、勝手に聞くのを遠慮して、不器用に聞くのを諦めて、そして周りを無関係に不機嫌になる。
その様子はさぞかし子供っぽく見えることであろうが、...はヘルガの瞳が睫に隠れているため気づいていない]
ん……聞こえてたのか……って、当たり前か。
[納得した様子に、苦笑しながらこう返し。
疑問の声には、一つ、息を吐いて]
まあ、そんなとこだな。
どうも、朝から……落ち着かなくて。静かな場所で、気を鎮めたくなった。
[実際には、一人でいる事に妙な不安があったのだが、それには触れず]
……とはいえ、そう簡単に収拾はつかんかも知れん……。
[その代わりと言う訳でもないのだろうが。ぽつり、とこんな呟きをもらす。
その瞬間の翠の瞳の翳りに、カーバンクルがみゃう、と低めの鳴き声を上げ]
…まぁ…いっか。
お屋敷の中、見て回りたかったし…
[良い方向に考えようとして、小さく頷いた]
そうと決まれば、しゅっぱーつ。
[少女にしては大きな歩幅でドアへと歩み寄り…ドアを開け、外に出た]
……ええ、些か。
[答える声は、些か澱んで。
流石に、ずっと伏せておくのは無理だろう。
ならば、一同の会する場所で話した方が賢明か]
ホールにでも、御用時でしたか?
[少し強引に、話題を変えながら]
ん、微かに聞えただけだったけど。
[けらりと笑えば、座る?と自らが座るベンチの横を示し]
確かに、朝からずっと慌しかったもんなー…。
此処なら静かだし、皆さんの邪魔にもならないかと思って。
[そっか、と。相手の持つ不安には気付かなかった様で素直に納得して。
…と、続いて落とされる呟きに、意外そうに僅かに目を瞬く。]
え?…そんなに、体調が思わしく無い…とか?
[カーバンクルの鳴き声も、さしげ気に留めず。不安げに問い。]
[少年の思考がわかったのか、そうでないのか。
女は赤い爪で笑み零れる唇を押さえ、ちょうど行き過ぎようとする使用人へと声を掛ける]
…ネェン、そこの貴女…何か飲み物を持ってきてもらえますゥ?
[自分と少年を視線で示し、二人分の飲み物を頼む。
それから使用人に微笑んで、なんでもない事のように問いかけた]
ところでェ、随分と騒がしいですわネェ…何かありましてェ?
そう……
[彼女は悲しそうな顔をして]
……?
えぇ、何か見舞いをと思って。
何にするかを考えていたのだけど。
ホールで、食事が先かしら?
[座る? と言う問いにああ、と頷いて腰を下ろし]
確かに、ここなら邪魔にはならないか。
[何より、静かだしな、と冗談めかして呟いて。
それから、投げられた不安げな問いに目を伏せる]
あれは。
思わしくない、ってレベルじゃない……。
[話すべきかどうかの逡巡は、さして長いものではなかった。
事態が事態であり、邸側もいつまでも伏せてはおくまい、と考えて]
俺の考えが当たっていれば……かなり、危険な状態だ。
[低い呟きに、肩から膝へと飛び降りたカーバンクルが、ゆらり、不安げに尻尾を揺らす]
[笑みから声までももれればさすがに訝しんでヘルガを見る...だったが、飲み物と同時に自分が疑問に思っていたことをヘルガが聞いたことで、一瞬尖らせた視線を緩め、聞き耳を立てる。
内容は。「主の体調が思わしくない」というもの
だが、そのわりには屋敷のこの慌てよう。…まあ主がそれだけ慕われているということかもしれないが、更に付け加えて、ヘルガから聞いた、馬車も用意してくれないという状況。
使用人が飲み物を取りにいくのだろう、でも心なしか足早に去っていくのを見送った後]
ありがと。ヘルガさん。
[と、飲み物を頼んだことについて、というつもりでいつつ、きっと疑問を変わりに聞いてくれたことに対する礼だと気づくだろうが]
…にしても嘘つくならもっとマシな嘘つけよ
[とぼやいた]
ああ、そうでしたか。
[客人の言葉に、執事は緩やかに首を振る。
普段通りの変わらぬ笑みを湛えたままに]
いいえ、この時間に下りていらっしゃったので、
お食事かと思ったまでです。
先に摂られた方がよろしいかとは思いますが。
そりゃーもう、静かですよ。
[けらり、と相手の呟きに僅か笑みを浮べ。
膝へと降りたカーバンクルを見やれば、お前も座るか?と
エーリッヒとの間に僅か隙間を開けて。
…と、続く言葉の深刻さを取れば、僅か眉を寄せる。]
―――危険って。…昨日、あれだけ元気だったのに?
……一体、何が。
早くよくなると良いのだけれど。
オルゴォルも描きたいし…
[執事の様子は彼女の目から、違いなどわからない]
あなたは?
食事、とったのかしら?
[廊下に出ると考え始める]
…何処行こう…
[特に考えていなかったことに思考を巡らすも、どんな部屋があるのか皆目検討付かず…
歩きながら探そうかな、とその一歩を踏み出す。
…階段を一段ずつ降りていくと、オトフリートとナターリエの姿が見え]
…こんばんは。
[軽く頭を下げると…
…夢見る少女の特権。
二人をそっとしておいた方が良いのかな?等、思惑を巡らせつつ]
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