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[頭を撫でられ、びくりと身体を震わせる。
いつもならば触れられる前に拒むのだが、今回ばかりはそんな余裕もなく。
けれど何も起こらないことに対してラッセル自身が驚いた]
………?
[恐る恐る顔を上げると、そこにはシャーロットの姿。
眼に涙を溜めたまま、その唇を読む]
………。
[驚きを含んで居た表情は僅か翳り、視線は再び下へと落とされた]
………………。
…アーヴのとこ、行って来る…。
[長い沈黙の後、紡がれたのはこの屋敷内で唯一心を許す者の名。
抱えていた膝を床に下ろすと、服の袖で目元を拭いながら、アーヴァインの部屋へと*向かった*]
[しばらくラッセルの頭を撫でているとこちらを見るラッセル。
声にでなくともこちらの言葉はおそらく伝わったのだろう。]
……
[表情を翳らせ視線を下に落とす様子に撫でる手はそのまま。
ラッセルの方を見ながらその反応を待つ。]
……(こくり
[ラッセルがアーヴァインのところに行くといえば頷いて。
手を引っ込めて道を譲り広間から出て行くのを見送った。]
[アーヴァインの所へ行くというラッセルを目で追い。次いで朝食を終えたマンジローを見送って。
自身は朝食にしては多い量を地味に平らげ、紅茶を飲み一息つく。
それから同じく朝食を終え、紅茶を飲んでいたキャロルに近づいた。]
踊り子の君、少し話が。
[いいかい?と尋ねた後、なるべく人の居ない隅の方へとキャロルを招いた。
お誘いかしらと揶揄されたなら、にっこりと笑みながら。]
口説くなら、もっと別の場所で、白い花でも用意するさ。
無粋に立ったままなんて、夾竹桃の君に失礼だろう?
[冗談めかし返した後、ふと真面目な顔をして。]
……話はエッタ嬢のことだ。
ここに来た時一緒だった、とは昨日言っただろう。
その時ちらっと聞いたんだが。
どうも、誰かに拐かされて、逃げ出してきたらしい。
彼女一人だけ浚われたのか、ご両親や供の者がどうだったのか、細かい事は聞いていないが。
だいぶ怯えて、泥だらけで酷い格好だったから、怖い思いはしているはずだ。
そういうわけで、できればエッタ嬢の事、気にかけてやってくれないか?
知らない者よりは、知る人が傍に居た方が嬢も安心するだろうし。
何かと事情を話したりもしやすいだろうからな。
[それだけ話すと、じゃぁ後は任せたと手を振り、自身は広間を*出ていった。*]
[ラッセルのことはこれ以上自分にできることはない。
アーヴァインのところにいくのならそれが一番いいのだろうと思う。]
……
[広間を見回すとヘンリエッタの姿はない、いろいろな事情もある様子だったのできっと疲れているのだろうと思う。
同じようにキャロルが辺りを確認するように探している様子が見える。たしかヘンリエッタと仲がよかった様子なのを思い出す。]
……(じーー
[ハーヴェイがキャロルを隅に呼ぶ姿をじっと見ていた。
話が終わる頃にきっとハーヴェイのほうにいき、拒否をされなければその腕をとったりとかしてじーっと*見上げたりしている*]
─広間─
……あらあら。
[トビーとラッセルのやり取りとその顛末に、女が上げたのはどこか呑気な響きの声。
そこだけを見たならやや不謹慎、とも取れる態度だが、碧は少しだけ険しさらしきものを宿していた。
ラッセルの事に関しては、館の主に聞かされた以上の事は知らない。
ただ、以前何気なく手を触れようとして、酷く拒絶された事はあったから、接触を極端に厭う事だけは知っていた。
彼に対して深く踏み込まないのは、その事があるが故。
そして、そうした恐怖感を克服できるか否かは、結局は当人の意思力による、と身を持って知るが故に]
……エッタ様が。
そう……。
[なされた説明。
使用人から、ここに来た時のただならぬ様子は伝え聞いていたが、そこまでとは思わず]
……わかったわ、教えてくれてありがとう。
知らぬ方ではないし、気にはなっていたのよね。
[こちらも真面目な様子でひとつ、頷いて。
けれど、それはすぐに常の笑みに飲まれて消える]
はいはい、任されましたわぁ。
それよりハーヴ殿。
お優しいのはよい事だけど、度が過ぎるのは少し考え物よ?
[冗談めかした口調と共に、ちらり、視線を向けるのはこちらを見つめるシャーロット。
ハーヴェイが広間を離れるのについていくその様子に、知らず、笑みが零れ落ちる]
なんと言うか……かわいらしい事。
[そんな呟きを、ぽつり、漏らす。
碧の瞳は僅かな刹那、眩しげに細められ]
さて……それでは、私も行くとしようかしら。
[どこへ、とはその場では言わず。
控えていた使用人にヘンリエッタの部屋の場所を尋ねると、ゆっくりと広間を後にした**]
―広間―
[一度、呼ばれてマンジローの方にも行った。
ハーヴェイの言葉も聞いた。]
うん、ほっとくー。
傷がある子っておんなじの見たら落ち着くけど、逆になっちゃった。
やっぱりきれいな場所って違うんだね。
[食事、と言われて。食べているパンを見る。
これ以上無理、って感じで食卓を眺めた。
その後で、席を立ったマンジローを追いかけはせず、部屋の隅へ移動する。
「ヘンリエッタ」の名前が聞こえた気がした。一人遊びは中断せずに、耳をすませる。
だけれど距離が遠いから、まともに聞こえなかった。
聞こえないとわかれば、めんどくさくなって、そちらに意識も払わない。
やらなきゃいけないことは、見ていること。トビーが事情をまったく知らなくても、*支障は無い*]
─ →アーヴァインの部屋─
[廊下を進む間、鼻を啜りながらラッセルは考えていた。
自分が触れられるのを拒んでいたのは、あることを忌避していたため。
けれどシャーロットに撫でられても、何も起こることが無かった。
既に誰かに触れていた?
だとしてもいつ?
疑問ばかりが頭に浮かび、その答えを見つけられない。
そうこうしているうちに、ラッセルはアーヴァインの部屋へと辿り着いた]
…アーヴ、起きてる?
[ノックの後に声をかけて、覗けるくらいだけ扉を開ける。
扉の正面にはいつもアーヴァインが座っているオーク材の大型デスクがあったが、そこにアーヴァインの姿は無かった。
鍵が掛かっていないのに返事がないことに疑問を持ったラッセルは、大きく扉を開ける]
アーヴ、居ないの?
[再度の声かけ。
けれどやはり返事は無い。
一歩部屋の中へと入り、部屋を見まわそうとした時。
家具の陰から、床に不自然に流れ来る紅い雫があることに気付いた]
────……!
[それは以前にも見たことがあるもの。
慕っていた人が流していた色。
恐る恐る、視界を遮っている家具の奥に視線を向けた]
あ、あああぁぁああぁあああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
[それを見た瞬間、ラッセルは普段響かせることの無い程の大音量で叫び声を上げる。
扉を開け放していたため、廊下にも響いていたことだろう]
[アーヴァインは部屋の片隅で血に濡れていた。
白い壁を背に、それをキャンバスにするかのように赤を飛び散らせていた。
胴は引き裂かれ、床には破片もいくつか転がっている。
腕やその他の部位にも獣の爪のような痕が残り、内から引き出された物の中には、足りないものもいくつかあった]
[ラッセルは叫び続けながら廊下へと飛び出した。
顔には恐怖の色。
部屋から出て直ぐ、足が縺れて床へと倒れ込む]
うっ、ぐ……げ、ぁ……!
[胃に込み上げて来るものを感じ、吐き出そうとする。
けれど何も食べていなかったせいで何も吐き出すことは出来ず、僅かな胃液を口から零れ落としながら何度も何度も吐こうとした。
叫び声を聞いた使用人や騒ぎに気付いた者が現れるまで、ラッセルは苦しげにその場で*蹲っている*]
―廊下・アーヴァインの部屋の前―
ラッセルさん!?どうしたんですか!?
[蹲るラッセルの姿が見える。
急いで駆け寄ると、開けはなした扉の中から錆びた臭いが漂ってきた。
その光景に目を奪われる。
引き裂かれた体、まるで、食い荒らされたような―――]
―――〜〜〜ッ!!
[怖い。これは何?一体どうやったらこんな風にできるというのだろう。足が竦む。
この場から逃げ出したいのに、体が動かない。
それとは別に、湧き上がるもうひとつの感情
……待ってた、この時をずっと]
[生きたまま喰われる感触。
寒い、骨が砕ける音がする―――]
―――人狼……。
[私の記憶ではない。これは、アーヴァインの最期の情景。
凄惨な記憶が流れ込んでくる。
唐突に理解した。いや、思い出したのだ。
頭の中で、何かが壊れる音がする]
ひ、人を呼んできます!!
[動揺する素振りをして、広間に向かって駆け出す。
自分の顔が、喜びの形を作っていくのを感じた]
人狼…殺すの…私が、この手で人狼を殺すの……!
[まるで大切な人と再会を果たしたような、そんな顔だった]
―回想―
[今日は『お父さんの知り合い』が来ているから、書斎に入ってはいけないといわれた。
お父さんは『ぎろん』を始めると暗くなるまで止まらない。
わたしはもう子供じゃないのに、どうして一緒にお話させてくれないんだろう…。
ひとりで遊ぶことにもあきてしまって、
父の部屋の扉にぐっと耳を押し付け中の会話を聞いてみる]
『―――先週手紙が届いたよ………で…生き残ったという男性から……ああ、そうだ……――』
―広間―
[粗方食事を終えかけた所で、ラッセルが広間を出て行ったのに気付く。
とは言っても、ふらりと居なくなるのはよくあることだったから、その時はそれほど気にはしていなかった。
食事を終えて広間を出てから]
……にーちゃん、ねぇ。
[ぽつりと呟く。
自分は似ているのだろうか?だとしたら、何かできるだろうかと考える。
そうして軽く首を振る。あまり慕われていないのはわかっていたから]
どうすっかなぁ、今日。
[外の様子ではまだ暫くは帰れないだろう。
館の主に話してみようか、と思い始めたその時。
悲鳴が、聞こえた]
―館内―
何だ…今の…?
[あまりにも酷い叫びで誰の物かまですぐには把握できない。
だけどそれは、これから向かおうと思っていたその方向から聞こえてきた物。
途中でセシリアとすれ違う。アーヴァインが、と言う声しか聞き取れず、彼女の表情までは気付かずに。
自然と足は早くなり、辿り着いたこの館の主の部屋の前]
…?
ラッセル!
[そこにいたのは蹲り震えているラッセルの姿。
不用意に驚かさないように側に近づく]
……今の、お前か?
どうした?なにがあった?
[震えるラッセルは何かを示しただろうか]
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