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─湖畔エリア─
るぅるぅ。るぃー。
[他に誰もいない気楽さからか、精霊言語で周囲の風精としゃべりながら、ぽてぽて、ぽきゅぽきゅ、と歩いていたのだが]
……?
[不意に感じた気配に、足を止めて振り返る]
なにかいる。
ですよ?
[呑気に呟いて、首をこてし、と傾ぐのと、草陰から何かが飛び出してくるのは、さて、どちらが先か]
るーっ!
[甲高い声を上げるとぺたり、とその場に座り込む。
飛び出した影は、頭の上を通り過ぎていった……かも知れない]
─洞窟エリア・地底湖─
うん、大丈夫。
移動任せっぱなしでごめんねー。
[ずっと引っ張ってもらっている形になっているため、ロミはいつもより余分に体力を使っていると考え、謝罪を入れる。
光の方へと進むロミについて行き、広場に出ると大きな瞳を瞬かせた]
う、わぁ。
凄い凄い! きれーい!!
[思わずロミの首輪の端を放し、宙を飛び舞い踊った]
こんなのがあるなら洞窟も悪くないね!!
……ロミ?
[嬉しそうに笑ってロミに視線を向けるも、彼女は別の方を凝視していて。
不思議そうに名を呼び、視線の先を追った]
─平原エリア─
ん、ご苦労。
一応、お疲れ、とも言っておく。
[なんか意味深な物言いをしながら、『魔本』のページをぱらり、めくる]
……って、それはどういう意味だ。
[戻ってこれた云々、という物言いに真紅が少しだけ細くなった]
はーい。あんなもんでいいですよね。まあ後はほうっておいたら地味に増えてくんでしょうけど
[放置しっぱなしのあの辺のものがどうなってるのか。どきどきして]
へ?いえ、思ったままですけども?
なにせさっきまで通信してた人が今度は目の前にいたもんで変わらないなぁと思っただけですね
[細まる目にきょとんとしつつ、やっぱり思ったまま口にするのであった]
―洞窟エリア・地底湖―
リディ、リディ!
大声出すと気づかれるって!
[あわてた自分も大声だった。
もう地底湖の景色が綺麗とかそんなものは意識の外。
二人の叫び声に触覚を動かしてそれはこっちに気づいたらしい。
そしてあろうことか羽を広げてばさばさっとこっちに飛んできた]
いやーーー、あんなでかいのはいやーーー。
[小さいのはまだ大丈夫、猫だから。]
リディ、なにあれっ!なにあれ!
でかいけどあれに見えるけどわたしは認めたくないっ!
[必死に走って逃げようとする]
―洞窟エリア―
[遠くから叫び声が聞こえてきた]
ここにもしっかり残ってるか。
「誰の試験だと思ってるの」
そうだったな。
[帯電している雲状生物は剣だと相性が悪すぎる。
それと相対するよりはここで出会うものの方がきっとマシなはずだと自分を納得させた]
さて。行くか。
[暗さに目が慣れてくるのを待って歩き出す。
行き止まりのような場所からは、声のする方に向かうしかなかった]
ああ、アレはどんどん増えてくだろ。
そういう特性のあるシロモノだしな。
[魔力があればどこまでも、な特性を思いつつ、言って。
放置されてきたアレとかコレに関しては、今は考えない事にしておいた。
だって、面白そうだし]
ああ、そういう意味か。
[こっちはあっち見こっち見してたので、そういう感覚もなかったようです]
ですね。きっと一組目が来る頃にはちょうどいい頃合になってるような気も…
[その分いろんなものが酷くなってるかもしれないが、忘れた。人間(?)って忘れられる素敵な生き物なのです]
ええ、そうですよ。ところで、他のみなはどうしてますか。
なんか面白そうなとこってあります?
[野次馬根性満載だった]
そう、だな。
[いろんなイミで、というのは言わずにおいて]
ああ、他の連中は、洞窟と湖畔に分かれたな。
どちらも、ある意味では面白いといえる。
[ぱら、と『魔本』のページをめくり、状況を確かめながらのんびりとこう返した]
─洞窟エリア・地底湖─
あれを叫ばずに何を叫べと!!
[慌て過ぎて言ってることが意味不明]
やーーーーー!!! 飛んできたーーーーーー!!
あたしだって認めたくないよ!!!!
[ロミに返しながら飛んできた仮称Gから逃げようと翅を動かす]
のっ、ノーム、助けてーー!!
『Schütze uns
Zu seiner Person, die hart hinunter beginnt』
[言葉を紡ぐと、仮称Gの目の前に地面が隆起し、壁となる。
その壁から更に仮称Gに向けて石柱が殴りかかろうと突き出した]
ロミっ、今のうちにっ!!
[壁にぶつかり石柱に殴られる仮称Gが見える。
けれど、大したダメージも与えられず、奴は再びリディ達目掛けて飛んできた]
―湖畔エリア―
[正確な位置を確認しなかったため、目標には触れることができずにその向こう側へと着地。たっとすぐ体を回転させ相手をみた。
近付けばわかってはいたが、目視するとやっぱりティルで。
なんかもうここで押し付けなければ誰に押し付けるのかとそう判断し、低く唸り詠唱を始める。
土、水、樹は使いたくない。ならばとやはりと唱えるのは。]
『 きたのおう われのこえきき ほほえみて
いぶきかしたれ たまゆらに 』
[金文字が走りおえると、それらはゆらりと崩れ雲のような形を取る。
ゆらゆらと一旦は霧散するも、気がつけばティルの足元を狙い集まってくる。その足を氷つかせ、動きを止めようと。]
へぇ…
[魔本を開くのを見て、ちらちらと…ではなく堂々と覗き見る]
二組にわかれてるんすね。マーカーはまだあの平凡じゃないさわり心地のわんこのもとで…そして洞窟は……あんな魔物も作ってたんですねぇ
―洞窟エリア・地底湖―
とにかく逃げようっ!
[飛んできた黒いアイツから離れるように駆けて、リディの呼び出した壁に黒いアイツがさえぎられる]
ありがと、リディっ!
[その間に距離をとって、なにか硬いものがぶつかる音が聞こえたけども、
黒いアイツはまだまだ元気にこっちに飛んできた。サイズがサイズなのでタフらしい]
すごくいやっ!
「ちよ したがえ そのみは やいば つらぬく やり」
[走りながら呪の言葉を呟く、猫目石が光りヤツはこっちに狙いを定めてきた。
背筋を走る寒気をおさえて必死に発動。]
こっちくるなっ!
[リディが作りだした壁を利用して、石の槍を作りヤツを貫こうとして、かつんっと甲高い音をたててはじかれた]
―洞窟エリア・地底湖手前―
[道幅はどんどん広くなってゆく。
先細りの通路で追いつかれたりしなかったのは幸運だった]
賑やかだな。
「女の子は華やかね」
[暢気な事を言いながらも剣に手はかけている。
壁に背をつけ、通路より明るく照らされている空間を覗き込む]
…賑やかになるわけだ。
「女の子でなくともだったかしら」
[空飛ぶ敵と、ある意味全力で戦う女の子達を見て、思わず天上を振り仰いだ]
好き好んで戦うヤツはあまりいないだろうな。
耐久力も高そうだし。
─湖畔エリア─
びっくりした。
ですよ。
わんころさん。マーカーさんの押しつけ。
ですか。
[ぽきゅ、と立ち上がりながら言う。でも、やっぱり緊迫感は薄い。
こてし、と傾ぐ首。直後に感じた冷気に、真紅の花が焦るようにぴょこぴょこ揺れた]
るるぅりぃ、るぅ、りぃあ!
《疾風の御霊、集い来たれ。我が身を高く、持ち上げん!》
[とっさに呼びかけるのは、疾風の精霊。
ふわり、吹いた風が小柄な身体を持ち上げて氷の干渉から逃れさせる]
るる、ら、るりぃ。るぅ!
《疾く走れ風、刃の如く!》
[直後に放たれるのは、薄い風の刃]
─平原エリア─
ああ、マーカーはまだ動いてないが。
動かすために、動き出したようだな。
[湖畔で動いた魔力流に、小さく呟いて]
……いや、アレは作ったんじゃないぞ。
異界から、適当に呼び込んだんだ。
[どんな異界から出てきたんですか]
ですね。これから本番だ…。
異界かぁ…まぁ確かに。異界…ですもんね。仕方ないですよね
[つい先程色々あったので、突っ込まずに同意して]
んじゃどっちか平凡に野次馬してきま〜す
[手をしゅたっとあげていってきまーすと挨拶して、歪みに突っ込んだ{1}]
─洞窟エリア・地底湖─
くぅ〜〜〜!
火があれば燃やしてやるのにっ!!
[じめじめとした水場で火があるわけもなく。
出せなくもないのだが、今ここで使うのは避けたいと思った。
ただでさえ体力を消耗する手段だったから]
なにアレ硬過ぎでしょーーー!?
ええと、硬い相手に効くのってなんだっけっ。
[逃げながら対抗手段を探す]
なんかもうあれか!
閉じ込めた方が早い!?
[考えてられなかった]
[ここへ来た道へと戻れば飛んでは来れないだろうと考え、通路へと向かう。
通り過ぎかけて見つけたのは異界龍を連れた人物]
イヴァーーーーン!!
助けて!!!!!
[逃げた勢いでぼふっ、とイヴァンの胸にひっついた]
─平原エリア─
まあ、異界だからな。
[なんかその一言で全部すますつもりのようです]
ああ、いってこ……。
[言って来い、と送り出したと思ったら、当人はそこにいて]
……何しとるかね、お前。
[棒読みの挨拶に、呆れきった一言で突っ込んだ]
いえ、俺も洞窟か湖畔のどちらかにいこうとおもったんですよ。もしくは休憩所に
ってことで平凡な気合をこめてこんどこそ
[平凡な気合ははたして通じるのか{4}]
─平原エリア─
平凡な気合って、どんなモンだ。
[素で突っ込みを入れながら、移動していくのを見送り]
……今度は、行ったか。
[少なくとも、別の場所には行ったのを把握して。
また、ぱらり、と『魔本』のページをめくる]
―砂漠―
や、やったぁぁぁ。導師がいないっ
[思わず勝利したかのうような態で]
ところで、俺って今流砂に巻き込まれてるな。平凡に
『そうね』
…うーまーるー
[ひとしきり暢気にいいながらも龍の加護でなんてことなく歩きだした{4}]
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