情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[頬にかかる髪を掻いて避けながら、
こちらに歩み寄る青年に緑の眼差しを向ける。
その色はやや闇を帯びながらも、光を放つ]
いいえ。
[問いかけに対して短く答え、首を振る。
自分には覚えがない、というように]
ええ、見つかりましたよ
[安堵を浮かべるユリアンの姿にクスリと哂うと]
……ただし、主人もナターリエ様もザムエル様もヘルガ様もブリジット様も元に戻ることはありませんが
[笑顔でそう続ける]
[中の会話に意識を向けつつ、近づく気配に気づいて、そちらを見やる。
それから、静かに、と。動作だけで示し]
……っ!?
[朗らかな響きを帯びて告げられた、ユーディットの言葉に息を飲んだ]
……囚われたのは……彼女かっ……。
…やっぱり、そうですよ、ね。
[執事の前まで歩み寄れば、自然と足が止まった。
赤の花へとその視線を向ける。突如花開いたそれに、僅か眉を寄せて]
……まさかほんとーに、死体でも出てきたとか?
[冗談混じりの苦笑を浮かべつつ、先日の会話を思い出して。
根元の掘り返された跡を見やれば、靴裏で柔らかくなった土を軽く蹴る]
……は?
[ユーディットの浮かべる笑みに不気味さを感じつつも、言われた言葉に、なぜにブリジットも?と思い疑問符を口にして……でも最後まで聞かない。
オルゴールが見つかっていて、でも事件が解決せず、それどころか被害者が増えていて。
そこまでくれば自ずと答えは導き出せる。]
あー……撤回。やっぱ歌嫌いかも
[なんていいつつ、険しい表情でユーディットをみながら距離を置く。]
いいえ、恐らくは……
埋められていたのは、オルゴールですね。
[思案するように口許に手を当て、視線だけを相手に。
少し伏せられた眼は、相手の様子をじっと窺う]
見つけられなかったのは、全く持って不覚です。
[動作には頷くけれど、歩む足は止めない。青年の傍まで近付いた。]
・・っ
[中の会話が聞こえたのか、青年の呟きに反応したのか。小さく息を飲んだ。]
[険しい表情をして距離を置こうとするユリアンに歩み寄りながら]
あらアら、せッかく聞カせて差し上ゲようト思いマシたのに
私ノ歌姫の音色を
……もチろんユリアン様の魂を対価にシて、デスがね
[ニコニコと哂いながら、ユリアンとの距離を詰めようとする]
―――…へぇ、
[告げられた言葉に、土を蹴っていた足が、止まる。
小さく上がる声は、驚愕と。感嘆の色を含んで。
緩やかに伏せられた瞳は、髪に落とされた闇に紛れて見えずに。
それでもその口端が、僅かに弧を描いたのは、気のせいか]
……それでも、もう検討ついてたりするんじゃない?
[まだ、青年の声を持つその声は。
何処か愉快気に、執事へと向けられて]
[魂を対価に。
その言葉が聞ければ、十分か]
……さすがに、それは見過ごせないんだがっ!
[声に籠るは憤りか苛立ちか。
いずれにしろ、平静の彼らしからぬ怒声と共に、扉を開いて中へと踏み込む]
─…→音楽室内─
……さあ、どうでしょうね?
[視線は一瞬、ちらりと邸の方へと走るが、
すぐさま青年の姿をした彼へと戻される。
瞳はすっと細められ、それも愉しげな様相に見えるか]
シード様――
いえ、“貴方”はどうお思いになりますか?
[ニコニコと、離したぶんだけ距離を詰めるユーディットに不気味さを覚えつつやはり離れようとしながら言う]
いやいや、遠慮しておくよ。うん。
ってかあのオルゴールやばいって、昨日のヘルガさん見ただろ?あれどうみても正気じゃないし。返そうよ。
それにもし食わせるにしても俺の魂なんて食ったらあんたの大事な歌姫、腹悪くするってば、絶対。
[そんな軽口叩きつつ、時間稼ぎ。
普通に殴りあうなら…まあきっと問題もないだろうけど、昨夜のような不思議光景は無理。
あんなのに対抗しようもない。
でも、説得もどうせ無理っぽいなー。なんか昨日のヘルガと同じぐらいやばそうだし。とか思っていると、やはりそこは一室。逃げ場などすぐ失うのは当たり前。
何か典型的に追い詰められている自分に呆れたようなため息をつきながら、もう軽口などいっか。と]
だいたいさ。人の魂食って聞ける音なんておぞましいことこの上ないから聞きたくもねえよ
[と言う。
それは周りとは価値観が違うといわれても...の本音。それで、どうなるかなど想像がつくが、最後ぐらい気炎をはいてみたかった。そんな意地から出た言葉である]
[怒声が響き渡れば、流石に驚いたか眸を見開いた。]
[開いた扉の中は音楽室。対峙する男女からも、廊下に佇む銀灰色の髪は見えようか。]
―――…まさかとは思っていたが。
"私"に気付いてたな。
[執事の返答にくつりと口許が歪む。
喉を鳴らす青年の姿を借りた其れは、何処までも愉快気に。
指で弄り続けていた黒の花弁へと、視線を一度落とせば
愉しげに細む紅の視線を、緑の光へと向けて]
…まさか。オルゴールの行方を、私が知る由も無いだろう?
[その真意は何処にあるのか、青の合間に光る紅は相手へと見据えたまま]
お初にお目にかかります、とでも申せばよろしいでしょうか。
少々、調べさせて頂きましたが故に。
[手を胸の前に回し、嫣然と微笑んで優雅な一礼を]
そうですね……
確かに、初期には関わっていない、とは考えていますが。
[今はどうであるとも言わず、返す緑の瞳は揺らぐ事もない]
全く御存知でない、という事もないのでは。
このように“愉快な”事をお見逃しになるとは思えませんから。
正気? ふフ、そンなものアの音色の前には必要あリマせんよ
ご心配ナく。恐らクソういウ事象は魂にハありませんカラ
[ニコニコと距離を詰めながら、ユリアンの言葉に答えていたが、
彼のおぞましいことこの上ないとの言葉にスッと顔から表情が落ちると]
へぇ、私の歌姫をそういう風に仰いますか
いいです、もう少し苛めて差し上げようと思ってましたが、さっさと魂捧げちゃってください
[そう言って、懐からオルゴールを取り出す
その時、背後の扉を乱暴に開けてエーリッヒが乱入してくる
それをチラリと見て取ると、クルリと振り返り]
あら、エーリッヒ様。どうかなされたのでしょうか
[そう言う彼女の顔には再びニコニコとした笑みが浮かんでいた]
─音楽室─
[向けられた笑みに対するのは、冷ややかな表情。
それは彼ではなく、彼の内に宿る魔のそれか]
『歌姫』は、誰のものでもない。
……所有できる、などととは思わぬ事だ……魅入られ、囚われし愚かなる人の子。
[投げられた言葉には答えず、紡がれるのは冷ややかな言葉]
……もっとも、こう言ったとて聞きはせぬのだろうがな。
[くつり、と。らしからぬ笑みを浮かべる彼ならざる魔に。
銀のオルゴールは応えるように煌めこうか]
[ずっとにこにこしていたユーディットの表情変えられたことに妙な満足感を覚えつつ、苛められて喜ぶ趣味はないんだ。と言ってから]
何が歌姫なんだか。
ただの業突く張りだろ。魂が代価なんざぼったくりもいいとこだ。
[なんてあくまで見下すようにいう。
ユーディットがオルゴールを出すといっても言葉をやめる気はなかった。
どうせなら最後まで嘲って終わりますかね…と。
そんな変な覚悟を決めている時に、乱暴に扉を開け怒声とともに入ってくるエーリッヒの姿を見て……気が抜けたのか、よぅ。と軽く言って、ユーディットの気が逸れたのを確認しつつ、そっとドアのほうへと]
まさか調べ感付かれるとは思いもしなかった。
…尤も、調べていると気付かれる様な浅はかな能力ならば
どれ程調べようと、私の存在など嗅ぎ付ける筈も無いが。
[優雅な一礼を目前に、気にした様子も無くその視線は執事へと注がれる。
初期には関わってないと考える、と述べる言葉に、僅か眉を上げて。
それでも、愉快そうな笑みは変わらないまま]
…そうだな、言葉にするならば――目星がついていると言うべきか。
此処まで愉快な余興に成るとは思わなかった。
[くつと、その口端が歪む。]
[エーリッヒの言葉に一瞬キョトンとするが、すぐにニコリと微笑むと]
誰のものでもない? ふふ、何も不思議なことではないでしょう?
オルゴールの本来の持ち主の、その子孫が所有権を持っていても
それなりに長く生きておりますので。
[微笑みを浮かべての台詞は、以前にも紡いだか。
穏やかな表情は、底知れぬ深さをも感じさせる]
なるほど、そうですか。
確かに愉快ですね、と普段ならば同意したいのですが。
今回ばかりはそうとも言えずに。
[その光景は、一見、談笑しているようにも見えるだろうか]
・・・・・っ
[金髪の青年――否、恐らくは魔の冷ややかな声が届いた。瞬時凍り付く。]
[それでも扉のほうへと近付く馴染みの青年を確認すると、部屋の中へ。]
[昨日彼がそうしたように、侍女から青年を庇うように、逃げるのを邪魔しないように立った。]
[尤も、そのような力など持ち合わせてはいないのだが。]
[ユリアンが移動するのを視界の隅に捉えつつ、しかし、そちらには特に反応する事はなく]
……それがなんだと?
その程度で所有権となるのであれば、我がそれを『生み出したもの』としての権限を主張すれば、お前は満足するのか?
[ユーディットの言葉に、魔は淡々とこう返すだけ。
ふわり。
上へと翳した手に、白き羽根が降り積もる]
……自らの分を、わきまえる事だ。
永遠の虜囚となりたいのであれば、止めぬが。
[言葉を紡ぐ口元を彩るのは、冷たくも艶なる笑み]
―――そうか、奇遇だな。
[何に対しての返事なのか、僅か目を細めて言葉を返し。
相手の表情に見え隠れする深さに気付きながらも、尚その笑みは絶えず。
一歩狭まった距離に、臆する事無く視線を向けて]
[エーリッヒの言葉にクスクスと哂うと]
まさか
貴方様は私の祖先の魂を祖先の持っていたオルゴールに閉じ込めただけ
その容れ物も中身も、全部私の祖先のものでしょう
だから、貴方に権利なんてあるはずがない
分? あはは、それこそ貴方様のエゴじゃないですか
貴方様に私の何がわかると?
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新